先日の、福岡市城南区でのボードゲーム会にて。
"小箱"で有名なよかぜさんから、
なんとクリスマスプレゼントをいただき、
その包みを開けてみると……

中から出てきたのは、
「エレファント」という小箱ゲーム!!
これ、実はですね、
以前、よかぜさんに遊ばせてもらったときに、
私星屑、とんでもなくツボって、
欲しい欲しいと思いながらも、
しかしながら日本では入手が難しく、
星屑にとっては憧れのゲームとなっていたものでして…!
いや、もう、
包みから出てきた箱を見て、
星屑は驚きと嬉しさのあまり、
思わず変な声が出てしまったほどだったんです!!
そんな、星屑にとって特別なゲームの箱を、
今回は、やや緊張しながら開封して参りたいと思います!
★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
真っ黒な象と、まっ白な陶磁器のコントラストが印象的なイラストです!
どうでもいいですが、"まっ白な陶磁器"というと、
井上陽水の「白い一日」を思い出すのは、ぼくだけでしょうか…?

▲箱のウラ面。
何かいろいろ書いてありますが、
ドイツ語なので読めません…!
そういえば、よかぜさんは、
こちらをドイツamazonで購入してくださったとのことでした!

▲スペック。
プレイ人数は3~5人で、
プレイ時間は30分。
対象年齢は8歳~となっています。
★箱をオープン!

▲一発目はカード類とスコアシート!

▲さらにカードがもう1ブロックあって、

▲ルルブはここですね。

▲底にはアミーゴ社のカタログが入っていました。
★内容物

▲ルールブック(ドイツ語・両面)
図が半分、文字が半分といった感じのルルブです。
ドイツ語が読めない星屑は、
もちろん日本語説明書に頼ります…!

▲得点記録用紙×1冊
4種類の得点と、その合計点を記入するシートです。
1枚で上下2人ぶんの構成になっています。
(つまり、4人プレイの場合は2枚必要)

▲そしてカード類。

▲今回ばかりは、封を切るのも緊張しますね…!( ̄▽ ̄;)

▲陶磁器カード×40枚
赤、青、緑の3色の陶磁器が描かれたカードです。
カードの上部には数字があり、
これが各カードの得点となります。

▲スタートカード×10枚
ゲーム開始時に、
各プレイヤーへ2枚ずつ配る陶磁器カードです。
同じローマ数字が裏側に書いてあるペアで配り、
いずれのペアも3点&4点の陶磁器となっています。

▲象カード×30枚
陶磁器の色と同じ3色の、象のシルエットのカードです。
そして、そのシルエットは、
割れた陶磁器の破片に描かれていて、つまり…( ̄▽ ̄ )

▲お金カード×10枚
陶磁器を買うためのお金です。
"10"という額面には特に意味はなく、
陶磁器カード1枚につき、お金カード1枚を支払います。
なお、このゲーム内での"お財布"はとても小さくて、
各プレイヤーはお金カードを2枚までしか保有できません。

▲パスカード×5枚
自分の手番をパスをしたいときに使うカードです。
ただし、パスはゲーム中に1度しかできません。

▲得点計算カード×4枚
ゲーム中に4度ある、得点計算のタイミングを示すカードです。
各プレイヤーは、得点計算の際、
4種類の得点計算方法の中から1つを選んで適用します。
★どんなゲーム?
「エレファント」は、
象が闊歩する横で、陶磁器を買い集めるゲームです!
――ちょっと何を言っているか分からないかもしれませんが、
本当に、そこら辺を象が歩き回っているという環境下で、
悠長に陶磁器を買っては並べていくゲームなんです…!
その結果、陶磁器がどんな目にあうかは、
容易に想像できてしまうわけですが……
とりあえず、ゲームの手順ですが、
各プレイヤーが自分のターンにできることは2択。

▲お金を払って陶磁器を買うか、

▲それとも、象に自分の陶磁器を割られるか、
どちらかになります!!
以下、詳しく見ていきましょう。
☆陶磁器カードを取る
プレイヤーは、お金カード1枚を支払うことで、
場に並ぶ陶磁器カードの中から1枚を取ることができます。
陶磁器カードの色や数字は、得点計算に直結しますので、
どの陶磁器を買うかは悩みどころ…!
その得点計算には、
・各色の陶磁器の最小の得点の合計
・各色の陶磁器の最大の得点の合計
・1色の陶磁器の全ての得点の合計
・全ての陶磁器の得点の合計
…という4種類の方法があり、
しかも、この4種類の得点計算方法を、
4度の得点計算で1度ずつ使わないといけませんので、
どの方法を、何回目の得点計算で使うか、
これまた頭を抱えることになります!
ちょっと例を見てみましょう。

▲この6枚の陶磁器カードを持っている場合、

▲各色の陶磁器の最小の得点の合計であれば、
▲8+3+3=14点。

▲各色の陶磁器の最大の得点の合計であれば、
▲8+7+4=19点。

▲1色の陶磁器の全ての得点の合計であれば、
▲この中では緑を選んで、
▲3+6+7=16点。

▲全ての陶磁器の得点の合計であれば、
▲8+3+6+7+3+4=31点。
と、なるわけですね。
さて、ここで話を少し戻して…、
陶磁器を買うと、お金カードを1枚失います。
すると、いずれ手元のお金カードは0枚になってしまうわけですが、
こうなると、もはや陶磁器を買うことはできません。
それではどうするかというと――
☆象カードを取る
プレイヤーは、
場に並ぶ象カードの中から1枚を取ることで、
カードに示された陶磁器を割られてしまいますが…、
(割られた陶磁器はゲームから除外)

▲その代わり、迷惑料としてお金カード1枚を受け取ります。
(割られた陶磁器の数に関係なく一律1枚)
こうして受け取ったお金で、また陶磁器を買って、
お金がなくなったら、ふたたび象に陶磁器を割られて、
迷惑料を受け取って、そのお金で…と繰り返し、
そんな最中に得点計算が割り込んできて…というのが、
このゲームの流れです!
なお、象カードにも、いくつか種類があって…、

▲例えば、この象カードを取ると、
▲赤と緑の陶磁器カードを1枚ずつ捨てなければなりません。

▲この象カードを取ると、
▲緑の陶磁器カードを全て捨てなければなりません。

▲この象カードを取ると、
▲数字が偶数の陶磁器カードを全て捨てなければなりません。
…と、象は容赦なく陶磁器を割りにきますので、
極力、被害の少なくて済むような像カードを取りましょう!

▲ちなみに、もし割られる陶磁器がなかったとしても、
▲迷惑料のお金カード1枚は受け取れます!
こうしてゲームが進み、
陶磁器カードが10枚買われるたびに得点計算をしていって、
4度目の得点計算をしたら、ゲーム終了。
合計得点が一番高いプレイヤーが勝者です!!
★スリーブ!
日頃、基本的にスリーブを使わない派の私星屑ですが、
今回ばかりは使う派に回ります…!
▲使用するスリーブはこちら。

▲それでは、全99枚のカードをスリーブに入れていきましょう。
よーいドン! チッチッチッチッ……(←時計の音)

▲はい、完了…!

▲星屑タイムはご覧の通りです。
ぼくは約100枚で約10分ってところなんですね。
速い人だと、この半分くらいで終わらせるのかな…?
★コメント
ボードゲームの"宝物"が、また一つ増えました!
自分で入手したボードゲームたちも、
もちろん大事なものに変わりないんですが、
ボドゲ仲間に贈っていただいたものというのは、
それに至るまでの経緯とか、
その方とのつながりとか、
ボードゲームの箱の中身だけに収まらず、
箱を包み込むような"何か"があるような気がして、
すごく特別なものに見えるんです…!

▲NAGOのO嶋さん&K様にいただいた、
▲星屑専用カタン駒も"宝物"の一つ。
よかぜさんに出会うまでは、
そもそも"小箱"のゲームに魅力を感じず、
定番どころの「ハゲタカのえじき」や「6ニムト」くらいしか、
プレイしていなかった星屑でしたが、
福岡県でボドゲ会を主催するようになって、
よかぜさんと出会って、卓を立てていただいて、
そして「エレファント」のユニークさに衝撃を受けて、
"小箱"特有の面白さに気付いて、
それで「フォレロッテ」なんかも購入して…。
よかぜさんと「エレファント」は、
ぼくの"小箱"に対するイメージを大きく変えてくれました。
そして、そんな「エレファント」が、
今ではぼくの手元にもある…!
これをキッカケに、ぼくもまた、よかぜさんにならって、
大分県で"小箱"の魅力を伝えていきたいと思います!
よかぜさん、
ステキな贈り物を本当にありがとうございました!!
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シャハト節
フェビアン お疲れ様です。
紹介記事のルールを読んでピンときたので調べたら、やっぱりこれシャハトの作品ですね。そんな気がしました。(雰囲気が「セレンゲティ」に似てるというか...)
シャハトは好きなデザイナーで、クニツィアほどではないですが、結構持ってるほうだと思います。
…ということは、このゲームもやはり3人ベストなんでしょうか?(笑)
このゲームの渋くて爽快感のなさ!あぁやってみたい!ww
>>フェビアンさん
星屑トランペッター ぼくは、それこそエレファントでシャハトを覚えたんですが、
もう渋すぎて渋すぎて…ほんとクセになる渋さですね!!!
そして、おっしゃる通り、爽快感なんて全くない!!
――にもかかわらず、なんでか惹かれるっていう、
ボドゲをしてて初めてです、こんな気持ち…!
で、やっぱり3人ベストのようですよ!笑
またお会いできることがありましたら、
ぜひぜひ、エレファントやりましょう♪( ̄▽ ̄*)
承認待ちコメント
-
>>フェビアンさん
星屑トランペッター あらあら、お子さんがお生まれに…!
おめでとうございます!!
さぞかし、お忙しいでしょうけれども、
いずれ"クラシック会"も開催したいと思いますので、
是非また一緒にボードゲームしましょう♪( ̄▽ ̄*)
フェビアン お疲れ様です。
紹介記事のルールを読んでピンときたので調べたら、やっぱりこれシャハトの作品ですね。そんな気がしました。(雰囲気が「セレンゲティ」に似てるというか...)
シャハトは好きなデザイナーで、クニツィアほどではないですが、結構持ってるほうだと思います。
…ということは、このゲームもやはり3人ベストなんでしょうか?(笑)
このゲームの渋くて爽快感のなさ!あぁやってみたい!ww
>>フェビアンさん
星屑トランペッター ぼくは、それこそエレファントでシャハトを覚えたんですが、
もう渋すぎて渋すぎて…ほんとクセになる渋さですね!!!
そして、おっしゃる通り、爽快感なんて全くない!!
――にもかかわらず、なんでか惹かれるっていう、
ボドゲをしてて初めてです、こんな気持ち…!
で、やっぱり3人ベストのようですよ!笑
またお会いできることがありましたら、
ぜひぜひ、エレファントやりましょう♪( ̄▽ ̄*)
承認待ちコメント
-
>>フェビアンさん
星屑トランペッター あらあら、お子さんがお生まれに…!
おめでとうございます!!
さぞかし、お忙しいでしょうけれども、
いずれ"クラシック会"も開催したいと思いますので、
是非また一緒にボードゲームしましょう♪( ̄▽ ̄*)
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