「キングドミノ:拡張 巨人の時代」

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初回:プレイ記その1
前回:プレイ記その4(クエスト挑戦編・下)
今回:プレイ記その5(巨人攻防編)←いまココ
次回:未定
キングドミノ開封記事
巨人の時代開封記事
大分県宇佐市で「キングドミノ:拡張 巨人の時代」!
ここまでは【クエスト】の2連戦ということで、
サブタイトル「巨人の時代」の"巨"の字の要素もありませんでしたが、
やっとこさ、その【巨人】とのご対面になります!!
なんと王冠を潰してしまうというオキテ破りな巨人が迫る中で、
星屑としーぷは無事に王国をつくり上げられるのでしょうか…?
★なんとかの巨人
さて、今回のゲームで導入する【巨人】については、
こちらの記事で詳しく紹介しているんですが、
ま、ざっくり説明すると、

▲巨人のドミノ(ウラが英字)を、

▲自分の王国に配置したら、

▲巨人で王冠1つを消さないといけないよ!( ̄▽ ̄;)
逆に、

▲足跡のドミノ(ウラが49~54)を、

▲自分の王国に配置したら、

▲巨人を他の王国に押し付けられるよ♪( ̄▽ ̄*)
…てな感じ!
しーぷ「そもそも、その巨人って何なの?」
しーぷ「どこから湧いて出たの??」
星屑「王国がつくられているのを見るやいなや、」
星屑「お城の周りの山々から駆け下りてきたのが巨人で、」
星屑「なにやら分け前を要求してくるらしい」
しーぷ「分け前…?」
星屑「例えば、草原からは羊をよこせって言ってきて、」
星屑「畑からは麦をよこせって言ってくる感じかな」
しーぷ「ああ、だから王冠が減っちゃうのか…」
星屑「かなり理不尽な話だけど、」
星屑「相手が巨人だからね、仕方ないね」
しーぷ「ぐぬぬ、巨人め…!」
星屑「そっか、」
星屑「しーぷは昔、阪神ファンだったもんなぁ」
しーぷ「今でも矢野さんとか赤星さんとか好きだよ」
星屑「ちなみに俺は福大出身の梅野選手を応援しとるばい!」
閑話休題――
★スタンバイ
それでは、

▲今回は48枚+12枚の追加ドミノを使って、
▲ゲームを始めて参りましょう。

▲【巨人】のルールを導入するには、
▲基本の48枚のドミノだけではなく、
▲拡張で追加された12枚のドミノも必要になるのです…!

▲さて、これまでは4枚のドミノを引いていましたが、
▲【巨人】では5枚のドミノを引いて、

▲アルファベット(A~Fの順)→数字(小さい順)に並べます。

▲そして、オモテ向きに。
で、ここからがポイントなんですが、

▲5枚のうちの3段目、
▲つまりド真ん中のドミノを、

▲ゲームから除去!
▲このドミノはもう使いませんので、
▲脇によけるなり、箱に戻すなりしておきましょう。

▲こうして残った4枚のドミノを、

▲通常通りに選択していって、

▲これでスタンバイOKとなります!
今までは、
4枚並べて→4枚から選ぶ
だったのが、
5枚並べて→真ん中の1枚を捨てて→4枚から選ぶ
に変更されたというわけですね。
★1~2枚目
スタンバイだけでなく、
各ラウンドの補充も同じ流れになります。

▲まず、5枚のドミノを英字→数字の順に並べて、

▲真ん中の1枚を除去。
ここからドミノの選択&配置です。

▲星屑の1~2枚目の配置。
今回は【クエスト】を導入していませんので、
だいぶ気楽に配置することができますね♪( ̄▽ ̄*)
まずは、無難な立ち上がり。

▲しーぷの1枚目の配置。
一方のしーぷは、
いきなりアルファベットのドミノ…つまり、
巨人のイラストが描かれているドミノを配置しました!
これを配置してしまうと――

▲王冠を狙って、巨人が山から下りて来ます…!
が、しかし、
現在のしーぷ王国には王冠が1つもありませんので、

▲巨人はすごすごと山へ帰っていきましたとさ。
このように、
巨人ドミノを配置したタイミングで、
自分の王国に王冠が1つもなければ、
巨人の効果は無効になります。

▲しーぷの2枚目の配置。
これは理想的なプレイングでしたね!
巨人が去った直後の配置によって、
鉱山の2つの王冠は無傷です♪♪

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★3~4枚目

▲補充されたのが左の4枚。

▲星屑の3枚目の配置。
さてさて、
王冠がある星屑王国に巨人が来てしまいました…!
星屑は、自分の王国の王冠1つを選び、
巨人で潰さなければなりません…( ̄▽ ̄;)
主要産業となる湖への被害を抑えたい星屑は、

▲平原の王冠1つを巨人で潰しました…。
星屑「羊さん、ごめんよ…!」

▲星屑の4枚目の配置。
星屑「守りたい、この湖」
しーぷ「巨人の機嫌次第だよねぇ」

▲しーぷの3~4枚目の配置。
このラウンドも巨人の影響がないしーぷは、
ゆうゆうと森を茂らせていきます。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★5~6枚目

▲補充されたのが右の4枚。
星屑「うぎゃー!」
星屑「巨人ドミノが2枚も来やがったー!!」
しーぷ「うわ、ラッキー♪」
しーぷ「この並びだと、両方とも回避できる…!」

▲星屑の5~6枚目の配置。
このラウンドについては、
湖を広げられて理想的な配置だといえます。
このラウンドについては…。

▲しーぷの5枚目の配置。
ここで巨人ドミノを配置したしーぷは、

▲鉱山の王冠1つを潰しました。
しーぷ「これ、1マスに王冠が2つあるけど、」
しーぷ「潰すのは1つだけでいいんだよね?」
星屑「イグザクトリー(そのとおりでございます)」
星屑「巨人1につき王冠1やけん」
しーぷ「そこら辺、律儀な巨人よね…」

▲しーぷの6枚目の配置。
鉱山をスケープゴートにつつ、
森と湖を広げていくようですね。

▲次のドミノの選択は、このようになってしまいました…。
★7~8枚目

▲補充されたのが左の4枚。
星屑「ここから地獄の巨人2連チャン!!」
しーぷ「立場が逆だったらと思うとゾッとするよ…」

▲星屑の7枚目の配置。
これによって現れた2体目の巨人で、
平原の2つ目の王冠を潰します。

▲星屑の8枚目の配置。
さらに3体目の巨人ですが、
もはや湖以外の王冠が残っておらず、
泣く泣く湖の王冠を潰すハメに…!

▲しーぷの7~8枚目の配置。
しーぷはといえば、
まるで住む世界が違うかのような普通の配置です。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★9~10枚目

▲補充されたのが右の4枚。
星屑「これ、また巨人を取らされるパティーンやん!!」
しーぷ「そうね、私が巨人ドミノを残してしまえば、」
しーぷ「星屑は取らざるを得ないもんね」

▲星屑の9~10枚目の配置。
見た目は整った王国が出来上がりつつあるんですが、
いかんせん巨人が邪魔すぎる…!

▲しーぷの9~10枚目の配置。
こちらの主要産業は、やはり森のようですね。
はたして最終形は、どのようになるのか…?

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★11~12枚目
そして、ついに最終ラウンドです。

▲こちらが最後の4枚。
星屑「11枚目で巨人が来て、」
星屑「12枚目で巨人が去る流れか」
しーぷ「ってことは、」
しーぷ「最後に巨人を押し付けられるってわけね」

▲星屑の11枚目の配置。
巨人ドミノを配置しましたので、
巨人1体を置かなければなりません。

▲やはり他に選択肢がないですので、
▲湖の王冠を潰します。

▲しーぷの11~12枚目の配置。
これでしーぷの王国は一旦、完成です。

▲星屑の12枚目の配置。
足跡ドミノを配置したことにより、
星屑は自分の王国の巨人1体を選んで、
しーぷに押し付けることができます!
星屑「あなたが落としたのは、」
星屑「草原の巨人ですか?」
星屑「湖の巨人ですか?」
しーぷ「草原の巨人…かな」
星屑「正直なしーぷには、」
星屑「湖の巨人をあげましょう」
しーぷ「やっぱり落としたのは湖の巨人かも」
星屑「欲張りなしーぷには、」
星屑「湖の巨人をあげましょう」
しーぷ「選択肢の意味…( ̄▽ ̄;)」

▲しーぷは、鉱山の2つ目の王冠を潰しました…!
以上で、ゲームエンドとなります!
★得点計算
★星屑王国

▲湖:5王冠×8マス=40点
▲畑:2王冠×5マス=10点
▲森:1王冠×1マス= 1点
40+10+1=51点
★しーぷ王国

▲森 :4王冠×7マス=28点
▲湖 :1王冠×5マス= 5点
▲平原:2王冠×2マス= 4点
▲沼 :1王冠×2マス= 2点
▲鉱山:1王冠×2マス= 2点
28+5+4+2+2=41点
結果、51対41で、
星屑の勝利となりました!!
![[ブログ]勝利星屑](https://blog-imgs-102-origin.fc2.com/u/s/a/usaboardgame/20181109022852a24.jpg)
星屑「え?」
星屑「俺が勝ったの??」
星屑「巨人が3体もおるけん、」
星屑「絶対、負けたと思ってた…」
しーぷ「いうて、最後の最後で私も2体になったし、」
しーぷ「なにより湖が大きかったね」
星屑「この湖だけで40点かぁ」
しーぷ「巨人をたくさん取ったぶん、」
しーぷ「王冠もたくさん取れてたってことじゃないかな」
星屑「ハイリスクハイリターン的な?」
しーぷ「そのリスクを湖以外に分散できたから、」
しーぷ「よりリターンが輝いたカタチだよね」
しーぷ「私はといえば、巨人こそ上手くかわせたけど、」
しーぷ「どの土地も、いまひとつ伸ばし切れなかった…」
星屑「虎穴に入らずんば的な?」
しーぷ「そうね、この【巨人】ルールは、」
しーぷ「巨人との付き合い方がモノを言うような気がする」
星屑「なんてか、リスクマネージメント的な面白さなのかな」
しーぷ「そう、必要なドミノは臆せず取りにいって、」
しーぷ「それで巨人が来たら上手く処する…みたいな、」
しーぷ「メリハリのあるプレイングができたら気持ち良いと思うの!」
星屑「まァまた、5人プレイの機会もあるやろうけん、」
星屑「そん時もよろしく頼んます」
しーぷ「次は負けないよ…!」
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪
次回も大分県宇佐市でボードゲーム!
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「キングドミノ:拡張 巨人の時代」

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大分県宇佐市で「キングドミノ:拡張 巨人の時代」!
前回に引き続き、私星屑と妻しーぷで、
巨人の時代の【クエスト】に挑戦して参ります♪( ̄▽ ̄*)
【誇大妄想】も【失われた一隅】も、
一筋縄ではいかない、クセが強いものでしたが、
果たして今回は、どんな試練になるのでしょうか…?
★今回のクエスト
しーぷ「それで、今回のクエストも任意で決めるの?」
星屑「いや、今回はランダムでいこうと思う」
しーぷ「じゃあ【誇大妄想】と【失われた一隅】は抜きかな」
星屑「そうやね、連チャンは避けたいし、」
星屑「ついでに定番の【中央王国】と【調和】も抜いて、」
星屑「それ以外の13枚をシャッフルして2枚ドローしよう」

▲その結果がこちら。
1枚目は【不毛の王】で、
王冠のない5マス以上の畑・森・平地・湖は、
それぞれ10点になるというもの。
2枚目は【地元経済・沼】で、
城の周囲8マスにある沼は、
それぞれ5点になるというものです。
★スタンバイ
それでは、

▲前回の残りの24枚のドミノを使って、

▲ゲームを始めて参ります!
しーぷ「ドミノをシャッフルし直さないのね?」
星屑「どうせ俺にカウンティングはできんけん、」
星屑「前回の残り湯でも問題ないっしょ!」
しーぷ「残り湯…( ̄▽ ̄;)」
星屑「おんせん県おおいただけに!!!」ドヤッ

▲ドミノを4枚、数字の小さい順に並べて、
▲すべてオモテ向きに。
星屑「前回は俺が先攻やったけん、」
しーぷ「今回は私が先攻だね」

▲と、いうわけで、
▲しーぷ→星屑→星屑→しーぷの順番で、
▲初手を選択しました。
しーぷ「1枚目は、3段目か4段目かで悩んだけど、」
しーぷ「【地元経済・沼】で10点が確定すると考えたら、」
しーぷ「王冠よりダブル沼なのかなって思って」
星屑「うん、確かに難しい2択よなぁ」
星屑「確実な5点リードか、未来につながる王冠2つか」
星屑「俺に選択権があったとしても、」
星屑「かなり迷ってたと思うよ…!」
★1~2枚目
そうして初手が決まった後、

▲補充されたのが右の4枚。
星屑「沼は1マスだけか」
しーぷ「あちゃー、あれは取られちゃうね」

▲星屑の1~2枚目の配置。
当然、沼は城にくっつけるとして、
問題はダブル森ですが、これを反対側に配置します。
できるだけ城を沼で囲みたいですからね。
他の地形は遠くに…という方針です。

▲しーぷの1~2枚目の配置。
しーぷも方針は全く同じようですね。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★3~4枚目

▲補充されたのが左の4枚。
しーぷ「沼がない…!」
星屑「先手を取ったときに目当ての地形がないの、」
星屑「つらいよね…( ̄▽ ̄;)」

▲星屑の3~4枚目の配置。
城の周囲に沼を集めつつ、
沼以外の地形は外周へ追いやります。

▲しーぷの3~4枚目の配置。
しーぷも、うまく城の周りを空けにかかっていますね。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
さて、この時点での、

▲【地元経済・沼】の状況ですが、

▲星屑が2マスの10点で、

▲しーぷも2マスの10点と、
完全に互角の戦いとなっています!
ここから、より城の周囲を泥まみれにすることができるのは、
どちらの王様になるのでしょうか…?
しーぷ「っていうか、お城の周りが沼ってイヤすぎる!!」
星屑「RPGとかだと、だいたい魔王城の周辺は沼だよね」
しーぷ「そっか、私らは魔王だったのか…( ̄▽ ̄;)」
星屑「そのうち、某配管工さんが城に突入してくるかも」
しーぷ「じゃあ橋の奥にオノを置いとかなくちゃ…!」
星屑「いつの時代のクッパだよ!笑」
★5~6枚目

▲補充されたのが右の4枚。
星屑「相っ変わらずの沼不足!!」
しーぷ「ま、元々が10マスしかないからね」

▲星屑の5~6枚目の配置。
これでもかと城の周りに空白をつくって、
あとは沼さえ来れば…という構えです。

▲しーぷの5~6枚目の配置。
この[5]枚目の配置によって、
しーぷは【不毛の王】を1セット完成させたことになります。
(※王冠のない5マス以上の湖)

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★7~8枚目

▲補充されたのが左の4枚。
星屑「ここで沼が固まってキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」
しーぷ「よっし、良いタイミング!」

▲星屑の7~8枚目の配置。
綱渡りのような配置が続きますが、
なにげにムダのない王国へと仕上がりつつあります。

▲しーぷの7~8枚目の配置。
こちらもダブル畑のドミノを使っての器用な配置です。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
さて、王国づくりも終盤戦に差し掛かりますが、

▲ここで【不毛の王】の状況を見てみると…、

▲星屑は王冠なしの畑と森が、それぞれ4マスとなり、
▲どちらも【不毛の王】にリーチがかかっています。

▲しーぷは、すでに湖が【不毛の王】を達成していて、
▲他には平地と沼に可能性を残していますね。
しーぷ「といっても、」
しーぷ「次に王冠ありの沼を2枚置くから、」
しーぷ「【不毛の王】は、ここで打ち止めかな」
星屑「俺は森をどうするかが難しいところで、」
星屑「このままだと、ちょっと不毛すぎるんだよね…」
★9~10枚目

▲補充されたのが右の4枚。
星屑「うお、絶好のタイミングで鉱山…だと…!?」
しーぷ「ぎゃあ、それはヤバいヤツだ…!」

▲星屑の9~10枚目の配置。
ここまで来ると、あとはクロージングですね。
王冠3つの鉱山をお迎えする場所をつくって、
最終ラウンドに備えます。

▲しーぷの9~10枚目の配置。
しーぷは城周辺の沼を増やしつつ、
平原をまとめにかかりました。

▲次のドミノの選択ですが、
▲湖の王冠を1つでも増やしたい星屑と、
▲湖の王冠が逆に【不毛の王】を消してしまうしーぷとで、
▲お互いの利害が一致して、Win-WInな結果に!!
こういう、ただの殴り合いにならないところが、
キングドミノの2人プレイの美点だと思います♪
★11~12枚目
そして、あっという間の最終ラウンドです。

▲こちらが最後の4枚。

▲星屑の11~12枚目の配置。
予想通り、不毛すぎる森が出来上がってしまったのと、
左側の畑が4マス止まりで【不毛の王】を逃したのが、
結構な痛手になってしまいましたが、
それでも最後に鉱山が伸びたおかげで、
勝負できる王国になったと思います。

▲しーぷの11~12枚目の配置。
しーぷ「うーん、間違えた!」
星屑「マジかっ」
しーぷ「前のラウンドと配置を逆にした方が良かったね」

しーぷ「そしたら、【地元経済】は1マス減るけど、」
しーぷ「上の平原の王冠が5つになるし、」
しーぷ「沼も全部つながるしで、」
しーぷ「得点が大きく伸びてたわ…!」
星屑「別に矛盾はないんだし、」
星屑「今からでも修正したら??」
しーぷ「いや、あの時点で気付かなかったんだから、」
しーぷ「これが私のリザルトだよ」
しーぷ「これを教訓にして、」
しーぷ「もっと頭をやわらかくするっ!」
星屑「おおっ、見上げた向上心や!!」
★得点計算
★星屑王国

▲各地形が、
▲鉱山:6王冠×3マス=18点
▲湖 :3王冠×5マス=15点
▲沼 :3王冠×3マス= 9点
▲18+15+9=42点

▲【不毛の王】が1セットで10点

▲【地元経済・沼】が3マスで15点
42+10+15=67点
★しーぷ王国

▲各地形が、
▲平原:2王冠×6マス=12点
▲ :3王冠×2マス= 6点
▲沼 :2王冠×3マス= 6点
▲ :1王冠×1マス= 1点
▲畑 :2王冠×4マス= 8点
▲12+6+6+1+8=33点

▲【不毛の王】が1セットで10点

▲【地元経済・沼】が4マスで20点
33+10+20=63点
結果、67対63の僅差で、
星屑の勝利となりました!!
![[ブログ]勝利星屑](https://blog-imgs-102-origin.fc2.com/u/s/a/usaboardgame/20181109022852a24.jpg)
星屑「ん?」
星屑「しーぷさん、間違えたって言ってなかったっけ??」
しーぷ「うん、間違えたねぇ」
星屑「間違えた結果が、」
星屑「俺とたったの4点差?」
しーぷ「そだねー」
星屑「か、勝った気がしない…!」
しーぷ「なんだかんだで、」
しーぷ「【不毛の王】は同点だったし、」
しーぷ「【地元経済】は私の5点リードだしね」
星屑「しっかし、【地元経済】はコレ、」
星屑「対象が畑か沼かで全く感触が違うもんやなぁ!」
しーぷ「沼は10マスしかなけど、」
しーぷ「畑は26マスもあるからね」

星屑「なんてか、」
星屑「畑は何枚配置できないかだったけど、」
星屑「沼は何枚配置できるかになる感じ」
しーぷ「だから、同じ【地元経済】でも、」
しーぷ「きっぱりと別のゲームになって面白いよね」
星屑「なにより、内周を空けないといけないスリルよな!」

▲必死の外回り。
しーぷ「もう一つの【不毛の王】の方は、」
しーぷ「特に損得勘定がシビアな辺り、」
しーぷ「他のと一線を画してると思った」
星屑「同じ5マスでも、」
星屑「王冠ゼロなら10点で、」
星屑「王冠1つなら5点で、」
星屑「王冠2つなら10点で、」
星屑「っていう話だね」
しーぷ「そうそう」
しーぷ「中途半端に王冠1つあるよりも、」
しーぷ「むしろ、ない方が点数が増える場合は、」
しーぷ「"下手に王冠を取れない"っていう、」
しーぷ「キングドミノでは珍しい状況が発生するんだよね」
星屑「王冠ゼロで5マスっていうのも意外とムズくて、」
星屑「4マス止まりで10点を逃したり、」
星屑「逆に6マス目以降のムダなマスを広げちゃったり…」

▲森で8マス(全体の1/3)を使って10点の図。
▲余剰の3マスぶん損をしているわけですな。
しーぷ「ま、お気軽に、」
しーぷ「広げた土地に王冠が1つも付かなかったときの、」
しーぷ「いわゆる"保険"だよってくらいに考えるのもアリかもね」
星屑「ほんと、いろんなこと考えられて、」
星屑「いや、やっぱり良い拡張だよコレ!」
しーぷ「それで、次が【巨人】なんだっけ?」
星屑「うん、ちょうど1勝1敗だし、」
星屑「次の【巨人】でケリを着けようか…!」
次回に続きます!
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キングドミノ開封記事
巨人の時代開封記事
大分県宇佐市で「キングドミノ:拡張 巨人の時代」!
あの「キングドミノ」に待望の拡張が登場しました…!
って、まぁそれは開封記事の方で紹介済みなんですが、
実際の動きがどんな感じになるかというところを、
今回も私星屑と妻しーぷによるプレイ記にて、
お届けして参りたいと思います♪( ̄▽ ̄*)
★2つの追加要素
さてさて、キングドミノを拡張する「巨人の時代」には、
大きく分けて2つの追加要素があり――

▲その1つ目が【巨人】で、
▲新たなドミノの配置によって王国に現れ、
▲"お邪魔虫"として減点要素となるもの。

▲2つ目が【クエスト】で、
▲全17種類の中から1ゲームにつき2種類を選び、
▲追加の得点要素となるものです。
このうち――
"クエスト挑戦編(上)"と題した今回、そして、
"クエスト挑戦編(下)"となる次回については、
【クエスト】のみをプラスオンして、
"巨人攻防戦"と題する予定の次々回については、
【巨人】のみをプラスオンして、
それぞれ、プレイしていきたいと思います!!
★今回のクエスト
【クエスト】を導入する場合は、
全17枚のクエストタイルの中から、
ランダムに2枚を引いて適用するわけですが、
今回は、私星屑と妻しーぷ、
お互いに1枚ずつ選ぶことにしました。
その結果、出揃った2枚のクエストタイルが――

▲こちらです!
私星屑のチョイスは、
王冠を直線3マスに並べる【誇大妄想】で、
妻しーぷのチョイスは、
城を王国の隅に置く【失われた一隅】。
いずれも一筋縄ではいかないクエストですが、
星屑としーぷは上手く王国を広げられるでしょうか…?
★スタンバイ
それでは、

▲タイル分配塔に1~48のドミノをセットして、

▲ゲームを始めて参ります!

▲ドミノを4枚、数字の小さい順に並べて、

▲オモテ向きに。
星屑「スタートプレイヤーはどうする??」
しーぷ「そうねぇ…、」
しーぷ「そこの壁に立てかけてあるラケットで決めようか」
星屑「お、おう」
星屑「じゃあ当てた方が先攻な!」
星屑「フィッチ?」
しーぷ「スムースで!」
グルグルグルグル…ボスンッ
星屑「うまくクッションに倒せて良かった」
しーぷ「結果は…ラフだね」
しーぷ「じゃあ星屑の先攻でよろしく」
星屑「なら、とりあえず王冠を取るとして、」
星屑「畑と森なら…森にしておこうかな」

▲星屑は4段目を選択。
しーぷ「ここから私が2枚だっけ?」
星屑「そそ」
星屑「そして俺が1枚」
しーぷ「カタン方式だね」

▲しーぷは1段目と3段目を選択。
星屑「じゃあ、残った1枚を…」

▲星屑が2段目を選んで、
▲これでスタンバイOKです!
★1~2枚目
初手が決まった後、

▲補充されたのが右の4枚。
しーぷ「あら、ぜんぶ王冠ありね」
星屑「これは美味しい並びですなぁ!」

▲星屑の1~2枚目の配置。
畑は犠牲にしてしまって、
湖と森の周辺にスペースを確保します。

▲しーぷの1~2枚目の配置。
こちらは、畑と森のツートンカラー王国ですね。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★3~4枚目

▲補充されたのが左の4枚。
星屑「森が多いなぁ」
しーぷ「森が多いねぇ」

▲星屑の3~4枚目の配置。
狙い通りに湖と森を広げていきます。

▲しーぷの3~4枚目の配置。
こちらもキッチリと、畑と森を広げていますね。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
さて、ここでチェックしておきたいのが、

▲クエストの【誇大妄想】です。
【誇大妄想】は、
直線で3つ以上並んだ王冠が、
1セットにつき10点になるというもの。
つまりは、
王冠をタテ・ヨコ・ナナメのいずれかに、
3つ続けて並べればいいわけですが、

▲星屑はナナメに3つの王冠を並べており、

▲しーぷもまたナナメに3つの王冠を並べていて、
いま現在は、
どちらも【誇大妄想】で10点という状況になっています。
破綻せずにドミノを配置していくだけでも骨が折れる中、
王冠の位置まで気にかけるのは、リスクを伴いますが、
なにぶん、リターンの10点が大きいですので、
2セット目も狙っていきたいところです…!
★5~6枚目

▲補充されたのが右の4枚。
しーぷ「王冠の量がヤバい…!」
星屑「なんでか鉱山って、かたまること多いよね…( ̄▽ ̄;)」

▲星屑の5~6枚目の配置。
順調に湖と森の拡大を続けられています。
そして、
[6]枚目に配置したドミノの右上に王冠を置ければ、
2セット目の【誇大妄想】も達成できる算段です。

▲しーぷの5~6枚目の配置。
こちらは、鮮やかなくらいに畑と森が伸びています。
下から2段目の王冠のヨコ並びも見逃せませんね。

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
では、
ここでもう一つのクエストであるところの、

▲【失われた一隅】もチェックしてみます。
【失われた一隅】は、
王国の四隅の、いずれかに城があれば20点というもの。
現状では、
星屑もしーぷも左下の隅に城を置けていますが…、

▲城の上も右も埋まっているしーぷに対して、

▲星屑は城の上に空きスペースを残しており、
現在のドミノの受け入れの幅については、
星屑の方が有利とみることができそうです。
★7~8枚目

▲補充されたのが左の4枚。
しーぷ「一転して王冠が寂しくなったね」
星屑「メリハリのある補充やなぁ!」

▲星屑の7~8枚目の配置。
ここで、星屑は城の上のスペースを埋めてしまいました。
一応…、

▲【誇大妄想】のリーチが3つ、
▲かかってはいるんですが…。

▲しーぷの7~8枚目の配置。
最上段のヨコ列に【誇大妄想】の可能性を残しつつ、

▲2セット目の【誇大妄想】を完成させます!

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★9~10枚目

▲補充されたのが右の4枚。
しーぷ「よし、理想的♪」
星屑「ぐぬぬ、湖が来ない!!」

▲星屑の9~10枚目の配置。
王冠のないムダな地形が散見される星屑王国に対して、

▲しーぷの9~10枚目の配置。
しーぷ王国は、ほとんどムダなく仕上がりつつあります…!

▲次のドミノの選択は、このようになりました。
★11~12枚目
そして、ついに最終ラウンドです。

▲こちらが最後の4枚。

▲星屑の11~12枚目の配置。
あと1セットだけでも【誇大妄想】を達成したかったのですが、
残念ながら、狙った位置に王冠を置くことはできませんでした。

▲しーぷの11~12枚目の配置。
しーぷ「よし、やり切った!!」
星屑「うは、これは綺麗に仕上げたね…!」
★得点計算
★星屑王国

▲各地形が、
▲湖:3王冠×7マス=21点
▲森:2王冠×6マス=12点
▲畑:1王冠×4マス= 4点
▲鉱山:2王冠×1マス=2点
▲21+12+4+2=39点

▲【誇大妄想】が1セットで10点

▲【失われた一隅】が達成で20点
39+10+20=69点
★しーぷ王国

▲各地形が、
▲森:4王冠×8マス=32点
▲畑:2王冠×9マス=18点
▲平原:1王冠×4マス=4点
▲鉱山:2王冠×1マス=2点
▲32+18+4+2=56点

▲【誇大妄想】が2セットで20点

▲【失われた一隅】が達成で20点
56+20+20=96点
結果、96対69の大差で、
しーぷの勝利となりました!!
![[ブログ]勝利しーぷ](https://blog-imgs-102-origin.fc2.com/u/s/a/usaboardgame/20181109022848b54.jpg)
しーぷ「【失われた一隅】は難しそうだったけど、」
しーぷ「っていうか難しかったけど、」
しーぷ「案外、何とかなるもんだね」
星屑「ある程度、キングドミノをプレイしてたら、」
星屑「受け入れられる地形の種類を狭めないとか、」
星屑「スタートタイルの周りを空けておくとか、」
星屑「詰まないためのスキルが身についとるけんね」
しーぷ「おかげで上手くいった…というか、」
しーぷ「96点は上手くいきすぎた感があるかも」

星屑「0点のマスが2マスしかない上に、」
星屑「ツートップの森と畑を合わせて50点…!」
星屑「【失われた一隅】の縛りがあるのに、」
星屑「素の点数だけでこれだけ稼げるのはすごいよ!」
しーぷ「上下で畑と森を分断してしまうのは、」
しーぷ「ちょっとコワいところがあったけど、」
しーぷ「結果的にピタリと収まって良かった…!」
星屑「俺はというと、」
星屑「ツートップの湖と森を合わせて33点…」

星屑「もうひと地形、得点源を用意するか、」
星屑「強引に【誇大妄想】を取りにいくかしないと、」
星屑「勝ち目がなかったというわけやね」
しーぷ「【誇大妄想】は一見、簡単そうに見えたんだけど、」
しーぷ「実際はドミノの配置との兼ね合いで難しかったわ」
星屑「地形の得点を捨てて、特化してしまえば、」
星屑「【誇大妄想】だけでもある程度の点が取れるかもだけど、」
星屑「勝ちにつながるかというと分からんよなぁ」
しーぷ「1ゲームで取れる王冠のマス数が7~8と考えたら、」
しーぷ「それもどこかに限界があるかもしれないね」
星屑「とにもかくにも、」
星屑「そつなく王国を完成させたしーぷに完敗だよ…!」
しーぷ「納得のプレイングで勝つのは、やっぱり気持ち良いね!」
しーぷ「次のゲームもがんばろう♪」
次回に続きます!
「キングドミノ」 関連記事
→次回:プレイ記その4
→ボードゲーム記事一覧
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★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
あの平和だったキングドミノの王国で、
巨人たちが好き放題しちゃっているイラストです…!
というか、いまは脱ストローの風潮とか聞こえてくるのに、
なんなんだ、その家の高さほどの巨大ストローは…( ̄▽ ̄;)

▲箱のウラ面。
どうやら、巨人たちは山々から駆け下りてきて、
建設中の王国に分け前を要求してくるようですね…。
出すモンを出さんかったら、
あんさんの王国がえらいことになりまっせぇ的な。
あんまりな話ですが、世知辛い世の中ですからね。
ここは泣く泣く要求をのんで、
おとなしくしていてもらわないといけないようです…!

▲「クイーンドミノ」とのサイズ比較。
ここで、クイーンドミノとのサイズ比較ですが、
厚さとタテの長さが同じで、ヨコの長さが半分くらいでしょうか。
サグラダの拡張といい、タテ長の拡張が流行っているのかな…?

▲スペック。
キングドミノ本体と比べると、
プレイ人数が1人増えて2~5人で、
プレイ時間は5分延びて20分。
対象年齢は変わらず8歳~となっています。
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下にコマ類とスコアパッドがあって…、

▲なんだ、このオヤジは…!?

▲箱から取り出してみると、
▲あ、これはドミノスタンドですね。

▲ということは、横にして…、

▲パカッと開くと、
▲はい、やっぱり中からドミノが出てきました♪( ̄▽ ̄*)
★内容物
とりあえず大きいのからいきましょうか。

▲タイル分配塔×1基(写真左)
ドミノを60枚まで入れることができる塔です。
ドイツ土産のキングドミノに入っていた塔と並べると、
ほとんど瓜ふたつといった形状になっていますね。

▲ウラ面。
大きな違いはデザインで、
あちらには地形の一覧が載っていましたが、
今作のものにはイラストしかありません。
できれば新ドミノの一覧とか欲しかった…( ̄▽ ̄ )

▲ルールブック(日本語・全4ページ)
実質3ページの小さなルルブです。
内容がコンパクトにまとめられていて、
サクサクと読み進めることができます。

▲"巨人"ミープル×6個
箱や塔にもデカデカと顔を出していた"巨人"のコマです。
ゲームの中では、お邪魔虫として猛威を振るい、
なんと王国内の王冠を踏み潰してしまいます…!

▲スタートタイル×1枚
▲国王駒(茶)×2個

▲立体の城(茶)×1つ
5人目のプレイヤーのための王国一式です。
キングドミノがピンク・水色・黄色・緑で、
クイーンドミノがオレンジ・赤・紫・白ときて、
9色目は何かなと思ったら、茶色になりましたね。

▲得点記録用紙×1冊
新ルールも含めた得点計算ができるシートです。
とはいえ、キングドミノには減点がありませんので…、

▲百円ショップにも売っている、
▲カウンターの使用をオススメします。

▲ドミノ(49~54番)
キングドミノもクイーンドミノも、
ドミノの数字は48番まででしたが、
その続きとなる番号のドミノです。
より数字が大きいということは、
そのぶん、価値も高いということで――

▲ひっくり返すと、
まず、巨大な足跡が目に入って、
そして、すべての地形に輝く王冠に驚かされます…!
王冠2つの畑・森・湖に、
鉱山が2マスも追加…だと…?

▲ドミノ(A~F)
こちらは数字ではなく、
アルファベットが記されたドミノです。
このゲームでは、
アルファベットは数字よりも価値が低いらしく――

▲ひっくり返すと、
そこには、傍若無人に振舞う巨人たちが…!
どうやら、アルファベットのドミノは、
巨人を王国に招いてしまうようですね…( ̄▽ ̄;)

▲クエストタイル×17枚
ゲームに追加の得点要素をもたらすタイルです。
1ゲームごとに、
全17枚の中からランダムで2枚を使用します。
★どんな拡張?
今回の拡張では、
★5人プレイ
★"巨人"の登場と追放
★"クエスト"の導入
という、3つの要素が加わりました!
3つというと、
多くもないけど少なくもないかなぁというボリュームですが、
いずれもゲームシステムを根底から変えてしまうことはなく、
豚骨ラーメンに煮たまごと紅しょうがを乗っけてみました的な、
お手軽に満腹度と満足度を満たせる内容になっています…!
ではでは、そんな拡張内容を、
さっそく1つずつチェックしていきましょう!
★5人プレイ
キングドミノとクイーンドミノを組み合わせれば、
5~8人まで同時にプレイすることができる。
…というのは、
クイーンドミノのルールブックに記されていますが、
それは決して気軽にできるものではありません。
全員がキングドミノとクイーンドミノのルールを理解して、
2つの箱のコンポーネントをズラッとテーブルに並べて、
内容的にも物理的にもゴチャゴチャした中で、
わりと長い時間をかけて、やっとプレイすることができる…。
(しかも個人戦は最大6人まで)
つまり、5人以上でのプレイは、
これまで非常に敷居が高かったんですね。
それが、この拡張によって、
お手軽に5人でのプレイを楽しめるようになりました♪
ここでは、その方法を紹介していきます!

▲そもそも、キングドミノは、
▲最大で48枚のドミノを使って遊ぶゲームでしたよね。
1人につき12枚のドミノを使いますので、
2人プレイだと24枚のドミノが、
3人プレイだと36枚のドミノが、
4人プレイだと48枚のドミノが、
それぞれ必要になります。
さて、これが5人プレイともなると、
さらに12枚のドミノが必要となりますが…、

▲それこそが、
▲49~54の数字とA~Fの英字が割り振られている、
▲合計12枚の通称"巨人ドミノ"です!!
この新たな12枚を混ぜることで、
ドミノの総数は48+12=60枚となり、
5人でのプレイにも対応できるようになります!
しかも、
ドミノが増えたことによるルールの修正点は、
ドミノの補充の際の並べ方だけ!!
それも、めちゃくちゃ簡単な話で、
アルファベットは数字の上に並べるだけ!
つまり、どういうことかというと…、

▲こういうことですね。
ドミノの補充は、
数字の小さい順に上から並べるというのが基本ルールですが、
その数字の上にアルファベットを並べるだけです。
あとは――

▲基本ルールに沿ってプレイするだけ…!
ちなみに、5人プレイの際だけでなく、
2~4人でのプレイ時にも巨人ドミノを投入することができます。
その場合は――
【4人以下での巨人ドミノ使用方法】
▲4人プレイの場合は、
▲ルール通りにドミノを補充した後、
▲上から3番目のドミノを除去して、
▲ドミノの選択に移ります。
(※除去=ゲームから除外する)
▲3人プレイの場合は、
▲ルール通りにドミノを補充した後、
▲上から2番目と4番目のドミノを除去して、
▲ドミノの選択に移ります。
▲2人プレイの場合は、
▲ルール通りにドミノを補充した後、
▲上から3番目のドミノを除去して、
▲ドミノの選択に移ります。
(※4人プレイの場合と同じですね!)
★"巨人"の登場と追放
さて、
5人プレイのために追加された"巨人ドミノ"ですが、
これは、ただの数合わせのドミノというわけではなく、
"巨人"の登場と追放についての効果を持つ、
とても影響力の高いものになっているんです。
アルファベットのドミノは巨人を登場させて、
49番以降のドミノは巨人を追放する。
この2パターンの巨人ドミノについて、
順番に説明していきましょう!
☆"巨人"の登場
アルファベットのドミノには、

▲もれなく巨人のイラストが描かれています。
もし、この巨人のイラストが描かれたドミノを、

▲自分の王国に配置したら、

▲ストックから"巨人"ミープルを1つ受け取らなければなりません。
この"巨人"ミープルを受け取ったら、即座に、

▲自分の王国内の王冠を1つ選んで、

▲その上に受け取った"巨人"ミープルを乗せます。
こうして"巨人"ミープルに隠されている王冠は、
得点計算から外されてしまうのです…!
とはいえ、
隠す王冠は自分で選ぶことが出来ますので、

▲できるだけ、面積が狭く、王冠の少ない地所や、
▲場所が悪い地所を犠牲にしていきたいですね。
また、
"巨人"ミープル1つにつき、
隠す王冠は1つだけですので…、

▲1マスに王冠が2つある場合、
▲隠す王冠は片方だけになります。
もしも、
巨人のイラストが描かれたタイルを配置した時点で、
自分の王国に王冠が1つもなかった場合は、
"巨人"ミープルは受け取りません。
(無い袖は振れないですからね…)
☆"巨人"の追放
一方で、49~54番のドミノには、

▲もれなく足跡のイラストが描かれています。
もし、この足跡のイラストが描かれたドミノを、

▲自分の王国に配置したら、

▲自分の王国の、"巨人"ミープルを1つ選んで、
▲即座に追放します!!
しかも、追放した"巨人"ミープルは、
ただ自分の王国から去るわけではなく…、

▲他のプレイヤーを1人選んで、
▲そのプレイヤーの王国に送り込むことができるのです!
選ばれてしまったプレイヤーは、
即座に自分の王国の王冠を1つ選んで、
送り込まれた"巨人"ミープルで隠さなければなりません…。
なお、足跡ドミノを配置した時点で、
自分の王国に"巨人"ミープルが1つもなければ、
送り込みの効果は失われてしまいます。
もし、名指しの妨害要素を嫌うのであれば、
"巨人の送り込みは必ず左隣のプレイヤーへ"
…とか決めておくのもいいかもしれません♪
★"クエスト"の導入
さて、ここからは話がガラリと変わります。
いったん、巨人のことは忘れてしまってください。
(かといって阪神の話が始まるわけではないですが)
キングドミノには、選択ルールとして、
「調和」と「中央王国」という2種類の追加点要素がありましたが、
その追加点要素を拡大して、2種類から17種類(!)に増やし、
ゲームごとに17種類の中から2つをランダム使う…というのが、
今から説明する"クエスト"というものになります。
ですので、「調和」も「中央王国」も、
今後はクエストの中に、要素の一つとして組み込まれるわけですね。
"クエスト"の導入により、
戦略が大きく変化し、より得点差が開くこと請け合いです…!

▲全17種類のクエストがこちら。
やたら数が多く見えるかもしれませんが、
その内容は6パターンにまとめることができますので、
1パターンずつ、しっかり見ていきたいと思います!
☆「調和」

▲ドミノを捨てなければ5点というアイコンの「調和」。
キングドミノではおなじみですね。
ドミノを1枚も捨てず王国を完成させたら追加の5点を得ます。

▲こんな感じで、穴をあけることなく、
▲全25マスがドミノで埋まった王国を完成させればOK!
★余談ですが…★
私星屑が「調和」を狙うときは、
▲スタートタイルの4辺のうち、少なくとも1辺は、
▲配置する場所がないドミノの緊急回避先として、
▲終盤まで開けておくことが多いですね。
☆「中央王国」「失われた一隅」

▲指定された位置に城があれば追加点というアイコンの、
▲「中央王国」と「失われた一隅」。
こちらもおなじみの「中央王国」は、
王国のド真ん中に城があれば追加の10点を得ます。

▲こんな感じで、
▲スタートタイルの十字方向に2マスずつの王国になっていればOK!
一方の「失われた一隅」は、
王国の左下隅に城があれば追加の20点を得ます。

▲こんな感じで、
▲スタートタイルが王国の左下にあればOK!
ハイリスクハイリターンなクエストですので、
ときには20点を捨てる勇気も必要ですが、
自分以外の全員にクリアされると辛いですな…( ̄▽ ̄;)
★余談ですが…★
私星屑が「中央王国」を狙うときは、
▲まず、スタートタイルから見て、
▲十字方向のいずれか2方向にドミノを伸ばして、
▲それを軸に展開していくことが多いですね。
☆地元経済

▲城の周りに指定された地形があれば、
▲1マスにつき5点というアイコンの「地元経済」。

▲例えば、このクエストなら、
城の周囲8マスにある平原1マスにつき、追加の5点を得ます。

▲こんな王国であれば、5点×7マスで、
▲追加点は35点ということになりますね。
さきほどの「調和」の余談と真逆で、
城(=スタートタイル)の周囲から埋まりがちになり、
事故る確率が上がってしまいますが、
うまくいけば最大で40点を叩き出せます…!
☆王国の四隅

▲王国の四隅に指定された地形があれば、
▲1マスにつき5点というアイコンの「王国の四隅」。

▲例えば、このクエストなら、
王国の四隅にある畑1マスにつき、追加の5点を得ます。

▲こんな王国であれば、5点×4マスで、
▲追加点は20点ということになりますね。
ちなみに、これと「失われた一隅」の2枚立てになると、
ものすごく損した気分に…( ̄▽ ̄;)
☆誇大妄想

▲アイコンだけだと分かりにくい「誇大妄想」ですが、
その内容は、
王冠のあるマスが、
タテ・ヨコ・ナナメに3マス以上、連続して並んでいたら、
1セットにつき追加の10点を得られるというものです。

▲例えば、こんな王国であれば、

▲王冠のあるマスがヨコに3マス並んでいるので10点と、

▲王冠のあるマスがタテに3マス並んでいるので10点と、

▲王冠のあるマスがナナメに3マス並んでいるので10点で、
合計で30点の追加点ということになりますね。
☆不毛の王

▲これまたアイコンが分かりにくい「不毛の王」ですが、
その内容は、
5マス以上で王冠のない畑・森・平原・湖があれば、
1セットにつき追加の10点を得るというものです。

▲例えば、こんな王国であれば、
6マスで王冠のない畑から10点と、
5マスで王冠のない平原から10点で、
追加点は合計20点ということになります。
がんばって王冠を2つ集めた左側の湖が10点と考えると、
王冠なしで10点は破格といえるかもしれませんね…!
ただし、忘れないようにしないといけないのが…、

▲沼と鉱山は対象外ということです。
そもそも鉱山で5マスは狂気の沙汰ですが、
沼は現実味がありますので、気をつけましょう!
★コメント

巨人の時代…なんていう、
ジャイアンツファンが聞いたら「きたかッ!」と短く叫んで、
ガタッと椅子から立ち上がりそうなタイトルの拡張ですが、
結論からいうと、
文句なしで秀逸な拡張です!!!
ポイントは2つ!!
キングドミノの美点である「テンポの良さ」を打ち消さず、
キングドミノの美点である「リプレイ性の高さ」を伸ばした!
もう本当に理想的な拡張ですね…!
こうやって、はしゃぐのにはですね、理由がありまして。
だいぶ前の話になるんですが、
期待していた「クイーンドミノ」がイマイチだったんです。
というのも、
システムが煩雑になってテンポが極端に悪くなり、
新要素の導入でリプレイ性が高くなるかと思いきや、
1ゲームが重くなって、むしろプレイ頻度が下がり、
キングドミノの美点がことごとく失われてしまいまして…。
(そりゃあ、タイトルが違うからそうなのかもだけどさ)
それでガックシきていたところに、
颯爽と巨人の時代が現れたわけですよ!!
そりゃあ、はしゃいじゃうってもんです!
ぶっちゃけ、箱のイラストには、
よく分からん、おっさんたちのイラストには、
そそられる要素が全くありませんでしたが…、

プレイしてみて分かったんですよ。
あ、テンポが損なわれてない!!
安易に最下段のドミノを選べなくなったとか、
(次に英字ドミノを取らなきゃかもなので)
あえて巨人を招いてから他の王国に流す、
キャッチ&リリースの流れ作りとか、
プレイ感はちょいちょい変わっているんですが、
テンポが軽いままで楽しめる!
よくぞ、キングドミノに求めていることを見失わずに、
5人までプレイできるようにしてくれた…!
5人って大事ですからね。
ボードゲーム会で、6人は3・3の2卓に割れるけど、
5人は非常に割りにくいですし。
(マス目野球のおかげで割りやすくなったけど)
そして巨人ルールが、これまた面白い。
ここは育たんやろう!と思って巨人を置いた畑が、
あれよあれよと大きくなってしまって、
あわてて終盤で足跡ドミノを狙うことになっちゃったりとか、
これまでにはなかったドラマを見ることができます!

▲64対64で引き分けた、とある大激戦。
もう一方の、クエストはといいますと、
これが意外にも初心者に大好評でした…!
最近の流れとしては、
基本ルール→+調和&中央王国→+クエスト
とう感じでプレイしてもらうことが多いんですが、
いわく、
「地元経済があると、」
「色々と迷わなくていいから助かる」
「失われた一隅は難しいけど、」
「隅から始めるから5×5マスがイメージしやすい」
「不毛の王のおかげで、」
「麦畑を広がるのが楽しくなった」
…という感じで、
クエストごとのメリットがバッチリと作用しているようです!
逆に、初心者に巨人は慌しくなってしまうので、
相手が慣れている人でなければ、巨人は外しています。
そして、慣れている人どうしでは、
巨人もクエストも込み込みでプレイして、
不毛の王を狙って、あえて王冠を巨人に隠してもらう…みたいな、
この拡張ならではの状況に直面するのも楽しいですね♪( ̄▽ ̄*)
おかげで、
ただでさえ高いキングドミノのリプレイ性が、
良いカタチで、さらに高くなりました!!!


最後に、購入のオススメ度合いですが、
これはキングドミノが好きだったら「買い」でしょう!
もう、だいぶ語り尽くした感があるので、
これ以上、言えることもないですが、
まさにオススメの逸品ですよ…!
「キングドミノ」 関連記事
→プレイ記その1(基本ルール)
→プレイ記その2(基本ルール)
→プレイ記その3(拡張・クエスト)
→プレイ記その4(拡張・クエスト)
→プレイ記その5(拡張・巨人)
→本体開封記事
→欧州版開封記事
→クイーンドミノ開封記事
→ボードゲーム記事一覧
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★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
すでに「ドイツ年間ゲーム大賞」のロゴが入っていますね!
イラストは、日本語版よりもアップな感じです。

▲箱のウラ面。
右側に、何やら気になるコトが書いています!
"大型3Dタワー"…?

▲日本語版とのサイズ比較。
あきらかに、ひと回り大きいですね。
それがなぜなのか…箱を開けて確認してみましょう…!
★箱をオープン!

▲一発目はスコアシート!
これは日本語版には無かった要素ですね。

▲その下にルルブがあって…、

▲ジャジャーン!とばかりに件の3Dタワーと、
▲スタートタイルと国王コマが入っていました!!!
ああ、なるほど、そう来たか…!( ̄▽ ̄ )
★大型3Dタワー

▲さてさて、思っていたより大きな3Dタワーです!
側面に"ココを開けてね"的な表示があるので、
さっそくオープンしてみると…、

▲中には48枚のドミノが詰まっていました!
これは収納が捗りますね!!
しかし、このタワーの役割は収納だけではなく…、

▲しれっと便利なドミノの枚数表に加えて、
▲下部の穴からは…、

▲ドミノが取り出せる仕組みになっているんです…!
なんと一台三役!!!
これは本当に良いプラスアルファですね♪( ̄▽ ̄*)
★日本語版との違い
日本語版との違いですが、
大きなところはスコアシートとタワーの追加のみです。
細かい点でいえば…、

▲お城の色が、どの方向からでも判るようになりました。
(手に持っているのは日本語版のお城)

▲なお、ドミノについては全く同じです。
(どちらも48番ドミノ)
サイズ的には日本語版よりも大きいですが、

▲タワー内に全てを収納できますので、
▲実は、よりコンパクトに持ち運びできるようにはなっています。
(さすがに破損がコワいので、ぼくは箱に入れますが…)
結論、ゲームの内容は全く変わらず、
周辺アイテムだけが増えた感じですね!
★コメント
このたび、両親がドイツに旅行に行くということで、
お土産にボードゲームをお願いしたところ、
なんと3箱も買ってきてくれました♪( ̄▽ ̄*)フトッパラ
本体の金額もそうなんですが、
よく3箱もドイツから抱えて帰ってきてくれたなぁと、
私星屑、感謝の気持ちでいっぱいです!
さて、その3箱の内の1箱目が、
2017年のドイツ年間ゲーム大賞タイトル「キングドミノ」!!
さすがは大賞作品なだけあって、

▲ココにも(他の箱も激しく気になる!!)、

▲ココにも(中央にスピンデレラも高く積み上げられていますね…!)、

▲ココにも(左上にくるりんパニックが!)、
どのお店にも陳列されていたとのこと!!!
日本で例えるなら、
ミスターマックスとかグッデイとかの玩具コーナーに、
普通にキングドミノが並んでいるイメージでしょうか。
すごく身近なところにあって、
簡単に手に入れられて…ああ、羨ましい羨ましい…!
さて、
キングドミノは、すでに日本語版を所有していますが、
これはコレクション的にも、実用的にも、
価値のある"ダブり"となりました♪( ̄▽ ̄*)
特に、ボドゲ会を主催するにあたっては、
キングドミノ卓が2卓…なんてことは、
稀にでもなくよくあることですので、
今後は"Wキングドミノ"で臨んでいきたいと思います!!
「キングドミノ」 関連記事
→日本語版開封記事
→プレイ記
→ボードゲーム記事一覧
(日本語版)
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1ゲーム目の反省点を踏まえて、
ここまでソツのないプレイングを続けている妻しーぷ。
対する私星屑はというと、
頼みの綱が海だけという苦しい状況になってしまいました。( ̄▽ ̄;)
両極端なプレイスタイルとなった二人の対戦は、
どのような結末を迎えるのでしょうか…?
★5ターン目
①ドミノの補充

▲5ターン目に補充されたのは左の4枚。
星屑「おおっ、恵みの海が出た上に、」
星屑「王冠付きの牧草地が手の届くところにある…!」
しーぷ「あらー、欲張って鉱山を取るんじゃなかった…」
星屑「まだ俺にもチャンスがあるかも!」
②ドミノの選択&配置

▲星屑は、まずダブル海のドミノを確保して、

▲ダブル森は王国の右上に配置。

▲ここで、王国内に「凹」ができてしまったことで、
星屑「(あ、この王国は完成しないんだ…)」
星屑「(やっぱり俺にチャンスはなさそう…)」
今更ながら、星屑は「調和」の破綻に気付いたのでした。( ̄▽ ̄;)

▲気を取り直して、2コマ目で王冠2つの牧草地を押さえ、

▲王冠1つの海を配置して、海エリアを強化します。
しーぷ「さすがに王冠付きの牧草地は渡してもらえないか…」
星屑「妨害よりも、自分のことを優先していくスタイルだけど…、」
星屑「このドミノを渡すと、残りが消化試合になっちゃうからね」

▲しーぷは残ったドミノを確保した後、
▲前ターンに獲得した王冠2つの牧草地を接続しました。
★6ターン目
①ドミノの補充

▲6ターン目に補充されたのは右の4枚。

▲この補充により、箱の中のドミノは空っぽになりました。
②ドミノの選択&配置

▲このターンも1番手の星屑は、
▲王冠には見向きもせず、森と海のドミノを選択。

▲さらに、王国に配置するのはダブル海のドミノ…!
星屑「もう俺は海に生きて海に死ぬ!」
星屑「まさに星屑大暴走【キャント・ストップ】やー!!」
しーぷ「星屑らしい思い切りの良さね」
しーぷ「じゃあ、私は…、」

▲しーぷは王冠2つの沼地を選んでから、
しーぷ「必殺!」
しーぷ「羊天国【シープ・パラダイス】!!」

▲ついに牧草地を完成させました…!
▲おまけに麦畑も完成!!

▲そして、これが星屑にとって最後のチョイスです。
さて、次の最終ターンでは、星屑はドミノを1枚しか置けません。
(もう1枚は、どうあっても入らないため)
そのラスト1枚で星屑が配置したいのは、
2段目の森&海のドミノです。
しかし、ここで1段目の麦畑&麦畑のを選んでしまうと、
最終ターンに1段目のドミノから置かなければならないので、
その麦畑&麦畑がラスト1枚のドミノとなってしまいます。
つまり、森&海のドミノは置けなくなるわけですね。
それでは困りますので、
ここでの選択肢は、森&海よりも下段のドミノに絞られて…、
星屑は3段目の麦畑&鉱山のドミノを選択しました!

▲王冠2つの牧草地は、麦畑の接続により、なんとか配置…( ̄▽ ̄;)

▲しーぷも、王冠2つの沼地をスタートタイルに接続して…、
ついに最終ターンを迎えます!!
★最終ターン
①ドミノの補充

▲もはや補充はありません。
▲残り4枚のドミノを、上から順番に配置していくだけです。
②ドミノの選択&配置
まずは、しーぷのダブル麦畑ドミノからですが…、
しーぷ「あ、あれ…?」
星屑「ん、どうしたの?」
しーぷ「しまった、どこにも置けない!!」
星屑「え」

▲しーぷの王国を見てみると、
▲確かに麦畑を接続できる場所が一つもありません…!
しーぷ「前のターンに沼地を押さえて安心してたけど、」
しーぷ「そっか、配置は上段のドミノからだったね…」
星屑「まさかの勘違いなの…!?」
しーぷ「うん、そのまさか…」
「キングドミノ」のルールでは、
1枚でも配置できないドミノが発生してしまったら、
そのドミノが捨て札になるだけではなく、
以降のドミノも全て捨て札になってしまいます。
つまり、
この時点でしーぷの王国づくりは終わったのです…!
星屑「といっても、俺もあと1枚で終わるんだけどね」

▲星屑は、2段目の森&海ドミノを、

▲王国の上側に配置します。
そして、このために犠牲になった3段目の麦畑&鉱山ドミノは、

▲予定通り捨て札となって…、
これでゲームが終了しました!!
★得点計算
星屑「さて、どうなったかな?」
しーぷ「まさか、最後の最後で破綻するなんて…!」

▲星屑のドミノによる得点は47点。
星屑「海が36点まで伸びたのが大きかった!」
しーぷ「確か、1ゲーム目の森も36点じゃなかったっけ?」
星屑「あっちは12マスで36点で、」
星屑「こっちは9マスで36点…、」
星屑「王冠1つの威力がよく分かるね!」

▲星屑の城は中央にはなく、
▲星屑の王国は完成していませんので、
▲追加得点はありませんでした。

▲一方、しーぷのドミノによる得点は32点。
しーぷ「思ったよりも牧草地が伸び切らなかったなぁ…」
星屑「中央王国を目指すと、」
星屑「どうしても広さを稼ぎにくくなるからね」
しーぷ「逆に星屑は、」
しーぷ「ハナから中央王国を捨てることで、」
しーぷ「思う存分、海を広げることができたってわけだ」

▲しーぷの城は中央にあり、
▲しーぷの王国は完成していませんので、
▲しーぷは「中央王国」の10点を得ます。
その合計得点は…、
星屑が47得点で、しーぷが42得点。
よって、星屑の勝利です!!
星屑「うおっ、」
星屑「まさか勝てるとは思わなんだ…!」
しーぷ「油断したー!」
しーぷ「こんなカタチで詰めの甘さが出ちゃうとは…」
星屑「追加ルールの面白みが出たね」
星屑「中央王国も調和も、得点は大きいけど、」
星屑「やっぱりプレイングが縛られてしまうわけで」
しーぷ「私、中盤あたりから、」
しーぷ「王冠を捨ててでも完成を目指すべきだったかなぁ」
星屑「まぁ、すべては結果論だけど、」
星屑「取捨選択が大事なのは間違いないよね」
しーぷ「星屑は見事に取捨選択して、」
しーぷ「追加得点なしで47点…」
星屑「その辺、よく出来てるゲームだと思った!」
星屑「中央王国も調和も強すぎない…というか、」
星屑「今までも何度かプレイしてきたけど、」
星屑「1~2地形に特化するプレイングが強いかと思えば、」
星屑「4地形を使ったバランス型で勝ったプレイヤーさんもいたし、」
星屑「王国が完成した方が強そうなイメージがあったけど、」
星屑「未完成の王国でも普通に勝っちゃうし…」
しーぷ「なんというか、ゲームバランスが絶妙って感じね」
星屑「そうなんよ!」
星屑「だから、何度でもくり返してプレイしたくなる…!」
しーぷ「次は、また違う追加ルールを導入してみる?」
星屑「そうやね、」
星屑「いつか"壮大な決闘"もやってみたいね!!」
…というわけで、「キングドミノ」の2連戦でした!
この2ゲームからは、学んだことが実に多くて、
星屑もしーぷも"何か"をつかめたような気がします。
(決してイッシーやカラドラではなく)
これを次のプレイにつなげられたら良いのですが…( ̄▽ ̄ )
2人対戦で48枚のドミノを全て使い、
7マス×7マスの王国をつくる"壮大な決闘"については、
いつやることになるか分かりませんが、
プレイした際には、また記事にするつもりです。
お楽しみに!
それでは、
長い記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
次回もしーぷの羊天国【シープ・パラダイス】が炸裂します!!
管理人・星屑トランペッター
「キングドミノ」 関連記事
→プレイ記その3(クエスト挑戦編・上)
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大分県宇佐市で「キングドミノ」!
前回に引き続き、私星屑と妻しーぷで、
それぞれの王国の拡大を競っていきます…!
2ゲーム目は、少しばかりのスパイスを効かせて…ということで、
2つの選択ルールを導入してみることにしました!
よりパズル感が増した「キングドミノ」を制するのは、
果たして、どちらの国王なのでしょうか…?
★選択ルール
「キングドミノ」には4つの選択ルールがあるんですが、
今回は、その中の「中央王国」と「調和」を導入します。
☆中央王国
王国の中央に城があれば+10名声点
"城"というのは"スタートタイル"のことで、
"中央"というのは"上からも左からも3マス目"ということになります。
つまり、ゲーム終了時に、
5マス×5マス内の、ちょうど真ん中に城があれば、
追加の10点を獲得できるというわけですね!

▲こちらが「中央王国」の条件を満たしている例で、

▲こちらは「中央王国」の条件を満たしていない例です。
王国の完成・未完成に関わらず、
とにかく城が真ん中にあれば10点となります。
☆調和
王国が完成すれば+5名声点
"完成"というのは、
"5マス×5マス=25マスの正方形の王国が出来上がること"です。
つまり、ドミノを1枚も捨て札にしなければ、
追加の5点を獲得できるというわけですね!

▲こちらが「調和」を満たしている例で、

▲こちらは「調和」を満たしていない例です。
「中央王国」と「調和」を両立させることができれば、
それだけで+15点となりますので…気張ってまいりましょう!!
★1ターン目
①ドミノの補充
ドミノを4枚引いて、数字の小さい順に並び直してから、
1ターン目のドミノの選択が始まります…!
②ドミノの選択

▲1ターン目だけの"くじ引き"の結果は、
▲星屑→しーぷ→星屑→しーぷの順となりました。
星屑「さて、前回は森のお陰で高得点だったわけだし…、」
星屑「今回も、とりあえず森から押さえていこうかね」

▲星屑の1手目は王冠1つの森を選択。
しーぷ「これ、簡単に森を取らせてしまうと、」
しーぷ「また手の付けられないことになっちゃいそうだから…、」

▲しーぷの1手目も王冠1つの森をチョイス。
星屑「うーん、楽には走らせてくれんか…( ̄▽ ̄;)」
星屑「まるでイーグルスに迫るホークスみたいやね!」
しーぷ「やめてよ、ここんとこ毎日ヒヤヒヤしてるんだから…!」

▲星屑の2手目は森を含むドミノを選択。
しーぷ「結局、森を持っていかれるんだよね…」

▲最後にしーぷが残りの1枚に国王駒を置いて、
▲ターンエンドです!
★2ターン目
①ドミノの補充

▲2ターン目に補充されたのは右側の4枚。
星屑「あのさ、1段目の海に"何か"がいるよね…?」
しーぷ「これ、あの有名なネス湖の"ネッシー"じゃない?」
星屑「それか、池田湖の"イッシー"かも?」
しーぷ「どう考えても鹿児島県が舞台のゲームではないでしょ…!」
「スーパーマリオ64」に"ドッシー"ってのもいましたね。( ̄▽ ̄*)
②ドミノの選択&配置

▲1番手の星屑は王冠1つの海を選択。
しーぷ「あら、王冠付きの森を選ばなかった…?」
星屑「イッシーに切り替えていく!」

▲移動元のドミノは、このように配置。
王国の左側に森を出しておきます。

▲2番手のしーぷは王冠1つのドミノを選択。
しーぷ「じゃあ、王冠付きの森は遠慮なくいただきます」
星屑「よし、これでイッシーは俺のものだ…!」
しーぷ「なにそのイッシーへの執念…」

▲3番手の星屑は海のドミノを選択。
星屑「ねんがんのイッシーをてにいれたぞ!」
しーぷ「王冠2つに広い海…これはヤバイかも…!」

▲海と森のドミノは、城の左に配置。
ここから左上に向かって海エリアを広げていく構想です!

▲一方のしーぷはS字からのスタートとなりました。
★3ターン目
①ドミノの補充

▲3ターン目に補充されたのは左側の4枚。
しーぷ「この牧草地の上空にも"何か"がいるみたいね」
星屑「あの影は…まさか…、」
星屑「ドラゴンロードの"カラドラ"じゃないか…!?」
しーぷ「カラドラ…?」
星屑「ダンジョンクエストの宝物庫の主だよ!!」
しーぷ「え、ダンクエのドラゴンに正式名称があったんだ…」
星屑「まさか、こんな平和な場所でカラドラと戦うことになるとは…!」
しーぷ「いや、ならないから!!」
しーぷ「そういうゲームじゃないからこれ…!」
②ドミノの選択&配置

▲1番手の星屑は王冠1つの海を選択。
星屑「よし、これで3つ目の海の王冠ゲットだ!」
星屑「(麦畑の王冠は取られるだろうけど、)」
星屑「(今回も、どうやら麦は不作みたいだし…)」

▲星屑はダブル海のドミノを、王冠付きの海に接続しました。
しーぷ「えっ、うそ、その位置でいいの??」
さて、この星屑の一手にしーぷが驚きの声を上げましたが、
それもそのはず…、

▲「中央王国」を目指すには、
▲城の両サイドを2マスにする必要があり…、

▲城の左側を3マスにしてしまった時点で、
▲星屑の「中央王国」は破綻してしまうのです。
しーぷ「そんな、いきなり10点を諦めなくても…」
星屑「いや、」
星屑「俺は星屑!」
星屑「自由を愛し束縛を嫌うみずがめ座!」
星屑「10点に縛られて、窮屈なプレイングになるくらいなら、」
星屑「10点を捨てて、思い通りのプレイングをしてやんよ!!」
しーぷ「…ああ、そういうことね。あなたらしい」
しーぷ「それなら、私は何としても10点を拾って、」
しーぷ「その上で私らしいプレイングをしてみせる…!」

▲2番手と3番手のしーぷは、
▲いずれも牧草地のみのドミノを選択!!
星屑「なにっ!?」
星屑「王冠付きの麦畑を放棄して、」
星屑「ダブル牧草地を2枚とも持っていく…だと…!」
しーぷ「ふふふ…、」
しーぷ「私はしーぷ!」
しーぷ「あらゆる羊を愛でる者!」
しーぷ「カヴェルナだろうがひつじとどろぼうだろうが、」
しーぷ「どのゲームでも私の本命は羊だよ…!」
星屑「…ノリノリだね、しーぷ」
しーぷ「ノッてあげてんのよ!!!」

▲3ターン目のしーぷの配置。
星屑「こころなしか、カタチが日本列島に似てるね」
しーぷ「だとしたら西日本は海底都市なんですがそれは…」

▲結局、王冠1つの麦畑は星屑が確保することになり、

▲海と森のドミノは、タテ並びで配置しました。
★4ターン目
①ドミノの補充

▲4ターン目に補充されたのは右側の4枚。
星屑「うわっ、ここで王冠2つの牧草地げな…!」
しーぷ「しかも鉱山まである♪」
星屑「これを読み切った上で、」
星屑「4ターン目の1番手と2番手を取ったというのか…!」
星屑「しーぷ…おそろしい子!」
しーぷ「いや、私、エスパーではないんですけど…」
②ドミノの選択&配置

▲しーぷは、もちろん王冠付きの鉱山と牧草地を押さえます!

▲そして、4マスぶんの牧草地は、この配置。
星屑「やばい、牧草地が順調に広がっている上に、」
星屑「中央王国も調和も達成する気マンマンだ…!」
しーぷ「事故さえ起こらなければ、どっちもいけるはず!!」
星屑「よしんば事故ったとしても、」
星屑「スタートタイルの2辺が空いてるしなぁ…、」
しーぷ「想定外のドミノを引き取ることになっても、」
しーぷ「スタートタイルに接続すればいいからね」
星屑「保険もバッチリかけてるとは、」
星屑「たった1ゲームの経験で…なんという成長…!」

▲星屑は、残った2枚のドミノを確保してから、

▲王国の右下に王冠付き麦畑を、

▲王国の左下に王冠付き海を、それぞれ配置。
実は、この配置をした時点で、
星屑の王国は「中央王国」だけでなく「調和」まで破綻してしまいました!
(もはや、どうあっても12枚すべてのドミノは収まりません)
しかし、それに星屑が気付くのは、もう少し後になってから…( ̄▽ ̄;)
やはり「中央王国」を放棄したのは無謀だったのでしょうか。
自分らしさのあるプレイングに固執する星屑に対して、
無理のない計画を着実に進めていくしーぷ。
この時点で、すでに決定的といえそうな展開ですが、
大見得を切った星屑に、まだ勝機はあるのか…?
次回に続きます!
「キングドミノ」 関連記事
→次回:プレイ記その2(2/2)
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私星屑と妻しーぷの王国づくりも、
いよいよ大詰めとなりました。
お互い、残り4枚ずつのドミノで、
それぞれの王国を完成へと導いていきます…!
★6ターン目
①ドミノの補充

▲このターンの補充により、ついに山札が尽きました。

▲そして、めくった4枚のドミノですが…、
▲その内の2枚が王冠2つの鉱山を含んでいます!!
しーぷ「これは仲良く1枚ずつ…って流れかな?」
星屑「うぅ、2枚とも欲しかったなぁ…( ̄▽ ̄ )」
しーぷ「なんて欲張りな…!」
②ドミノの選択&配置

▲まずは、しーぷが3段目のドミノをチョイス。
ここから2連続で星屑の選択となります。

▲1つ目の国王駒で4段目のドミノを選んで、

▲森と牧草地のドミノを王国に配置。

▲さらに、2つ目の国王駒では1段目のドミノを選んでから、

▲王冠1つの森を王国の右上に配置しました。

▲その後、しーぷが残った2段目のドミノを確保して、

▲しーぷの王国は、このようになりました。
★最終ターン
①ドミノの補充
最終ターンは、ドミノの補充も選択もありません。
残り4枚のドミノを順番に配置していくのみです。
②ドミノの配置

▲星屑、ギリギリセーフで確保できた王冠1つの森は、

▲王国の右下に配置。
星屑「これだけ森を広げられたら満足だなぁ!」
しーぷ「なんだかんだで、王冠も3つになってるんだね」

▲そして、ここからはしーぷの2連続ですが…、

▲まず2段目のドミノを配置してから、

▲3段目のドミノを、

▲3段目の王冠2つの鉱山を…、
しーぷ「大失敗だー!!!」
星屑「ああ、入らなかったのか…( ̄▽ ̄;)」
「キングドミノ」で王国をつくる際には、
必ずタテ5マス×ヨコ5マスの正方形の中に収めなければなりません。
もしも、配置できないドミノが発生してしまったら、
そのドミノが捨て札になるだけではなく、
以降のドミノも全て捨て札になってしまいます。
しーぷ「中盤に"デコボコ"をつくっちゃったのがダメだったね」
星屑「"デコボコ"があると、確定で完成しなくなるんだっけ…?」

▲4ターン目の「凹」からの、

▲5ターン目の「凸」の図。
実は4ターン目の時点で、
しーぷの王国が完成しない運命は定まっていたんですね。
展開が早いゲームだからこそ、綿密な計画を立てるべきだと、
これまた良い教訓になりました…!

▲対して星屑は、ラスト・ドミノの王冠付き鉱山を…、

▲難なく配置して、王国を完成させてみせました!!
星屑「よーし、得点計算をしよう!」
しーぷ「ほんと、あっという間に終わったね…!」
★得点計算
ここで、得点計算の方法を軽くおさらいしておきましょう。
同じ種類の地形の"ひとつながり"ごとに、
王冠の数×マスの数=勝利点の計算をしていきます。

▲この麦畑は3マスで、王冠を1つ含みますので、
▲1王冠×3マス=3勝利点です。

▲この鉱山は2マスで、王冠を4つ含みますので、
▲4王冠×2マス=8勝利点です。

▲一方、こちらの麦畑と牧草地は王冠を含みませんので、
▲いずれも0勝利点となってしまっています。
同様に、王国のすべての地形を計算していくと…、

▲星屑の王国はこのようになり、

▲しーぷの王国はこのようになりました!
その合計得点は…、

▲星屑が49勝利点で、しーぷが24勝利点。
よって、星屑の勝利です!!
しーぷ「ダブルスコアをつけられたー!?」
星屑「森がすくすくと育っていってくれたけんね!」
星屑「結局、森の王冠は3つ止まりだったけど、」
星屑「12マスまで伸ばせたのが大きかった!!」
しーぷ「バクチは大成功だったみたいね」
星屑「大自然の恵みに感謝だよ!」
しーぷ「その恵みが私の麦畑にももたらされていたら…」
星屑「次は季節がめぐって豊作の秋になるかもしれんけん、」
星屑「このまま続けて、もう1ゲームやろうよ!」
しーぷ「そうだね、今度こそ納得のいく王国をつくってみせる…!」
…というわけで、プレイ記は2ゲーム目へと続きます!
2ゲーム目は、
選択ルールの「中央王国」と「調和」を導入し、
より計画性が問われる展開となりますが、
はたして二人は上手くやりくりできるのでしょうか…?
どうぞ、お楽しみに!!
(ブログの更新は6/21頃を予定しています)
「キングドミノ」 関連記事
→次回:プレイ記その2(1/2)
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私星屑と妻しーぷの「キングドミノ」は、中盤戦に突入します。
星屑は森に特化した王国を、
しーぷは麦畑と沼地を中心に据えた王国を、
それぞれ目指してのプレイングですが、
ここからのドミノの引きやいかに…?
★3ターン目
①ドミノの補充

▲3ターン目のドミノ選択権は、
▲星屑→しーぷ→しーぷ→星屑の順ですね。

▲箱の中の山札から4枚のドミノを引いて、
▲数字の小さい順に並べ直してから、

▲すべてのドミノをオモテ向きにします。
星屑「おっ、鉱山のドミノが出たね!」
しーぷ「わ、ほんとだ…!」
しーぷ「こんな時に限って、私が後手だなんて!!」
②ドミノの選択&配置
星屑「それじゃあ遠慮なく…、」

▲星屑は、4段目のドミノに国王駒を移動させました。
黒い鉱山のドミノは、
全96マス中、たったの6マスしか存在しませんが、
そのうち5枚に王冠が付いています!!
2マス以上の接続ができれば美味しいですし、
なにより、相手に取られると厄介ですので、
これを確保できたのはラッキーでした♪( ̄▽ ̄*)

▲続いて、移動元のドミノを自分の王国へ。

▲ここまでの6マス中、実に5マスが森という配置です。
星屑「しかし、いまだに王冠付きの森はゼロ…!」
しーぷ「わりとバクチな展開になってきたね」
王冠を含まない土地は、どれだけ広げても0点です。
星屑、ちょっぴり不安になってきました…( ̄▽ ̄;)

▲そして、しーぷはこのチョイス。
星屑「あえて俺に森を残した…だと…?」
しーぷ「バクチの結果、ちゃんと見届けてあげるからね」

▲2枚のドミノを配置して、しーぷの王国はこのようなりました。
星屑と対照的に、危なげない感じですね!

▲最後に星屑は、2段目のドミノに国王駒を移動させて、

▲麦畑と海のドミノを王国に配置しました。
麦畑の接続により、星屑は現在2得点。
ここからの勝利点の伸びは、本当に森次第です…!
★4ターン目
①ドミノの補充

▲さて、4ターン目に補充されるドミノですが…、
星屑「ここで48番か!!」
しーぷ「ってことは、アレね。ラッキー♪」
このゲームのドミノは、数字が大きいほど"強力"になっています。
そして、ドミノの枚数は全48枚…。
つまり、ラストナンバー48番のドミノは、
このゲームで最強のドミノというわけなんです…!

▲その正体は、王冠3つの鉱山!!!
4ターン目のドミノ選択権は、
しーぷ→星屑→しーぷ→星屑ですので、ここは必然的に…、
②ドミノの選択&配置
しーぷ「それじゃあ遠慮なく、いっただっきまーす♪」
星屑「ぎゃー!!!」

▲しーぷは大喜びで48番のドミノを確保しました!
もしも星屑が、王冠3つの鉱山を押さえられていたら、
前のターンに確保した王冠2つの鉱山に接続して、
5王冠×2マス=10勝利点になっていたというのに…!
これは「キングドミノ」においての"順番"の重要性が、
本当によく分かる事例ですね…( ̄▽ ̄;)

▲星屑は気を取り直して、2段目のドミノをチョイス。
王冠3つの前では霞んでしまうとはいえ、
初めて王冠付きの森を確保することができました!

▲森のドミノは王国の左上に配置。
▲これで森の面積は7マスになりました。
そして、次のターンに王冠付きの森を接続できますので、
最低でも森から8勝利点は生み出せそうです。

▲しーぷの2コマ目は、
▲王冠付きの海をスルーして、最上段のドミノを確保。

▲折り返し時点で、しーぷの王国はこんな感じになっていました。
しーぷ「本当は海と森のドミノを確保したかったけど、」
しーぷ「これより上には伸ばせないからね…」
星屑「タテもヨコも5マス以内に収めないといけないルールで、」
星屑「もうタテが5マスになっとーもんなぁ」
しーぷ「それに、次のターンも1番手になれたから、」
しーぷ「これで良かったと思うの」
星屑「まさか、次も鉱山のドミノが出るなんてことが…!?」

▲最後に、星屑は余りモノのドミノを確保。
余りモノといっても、
これは王冠あり、森ありで、美味しいですね!

▲麦と鉱山の王国の左下に配置して…、
これで、星屑の王国もタテが5マスとなり、
あとはヨコに伸ばしていくのみとなりました。
★5ターン目
①ドミノの補充

▲5ターン目に補充されたドミノがこちら。
星屑「さすがに、もう鉱山は出なかったね」
しーぷ「わりと期待してたのになぁ…!」
②ドミノの選択&配置

▲まず、しーぷが4段目のドミノをチョイス。
星屑「あれ、王冠付きの森は残してくれるんだ?」
しーぷ「そりゃあ、余裕があれば渡したくないけど、」
しーぷ「自分の王国を安定させるのが先決だからね」

▲ここから星屑の国王駒が連続します。
▲いずれも、森を含むドミノを確保してから、

▲ココと、

▲ココにドミノを配置。
この配置により、わずかながら海に得点が入った上、
さらなる森の拡大を図ることができました!!

▲一方で、しーぷの王国には麦畑が広がり、
▲沼地も余力を残している感じですね…!
さて、ゲームも中盤を抜けて、
あとは仕上げを残すばかりとなりました。
はたして、
星屑の森は最後に輝けるのか、
しーぷの麦畑は豊作を迎えられるのか…?
次回、最終回です!
「キングドミノ」 関連記事
→次回:プレイ記その1(3/3)
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大分県宇佐市で「キングドミノ」!
私星屑、好きなボードゲームのジャンルは「タイル」なんですが、
このほど、そんなタイルゲームの新定番が登場しましたね!
その名も「キングドミノ」!!
数字ではなく、さまざまな"地形"が描かれた「ドミノ」を配置して、
自分の王国を広げていくゲームです。
すでに何度かプレイしているんですが、
その中から今回は、妻しーぷとの2人プレイの模様をお送りします!
★ゲームの準備
☆テーブル中央の準備
まずは、48枚ある「ドミノ」をシャッフルしましょう。

▲ウラ面(数字がある面)を上にして、
▲麻雀牌を混ぜるような感じでシャッフルします。
星屑「これって、普通はカードみたいに切るものなのかな…?」
しーぷ「私、手が小さくて切るの苦手だから、」
しーぷ「この"ごちゃ混ぜ"の方がやりやすいかも」
星屑「よし、じゃあ我が家ではこのやり方でいこう!( ̄▽ ̄*)」

▲シャッフルが終わったら、
▲箱の左側に、このように収めましょう。
さて、今回は2人プレイということで、
使用するドミノは24枚だけとなります。
星屑「ちなみに、3人プレイのときは36枚なんよ」
しーぷ「つまり、1人につき12枚ってことなのね」
星屑「そう。4人プレイなら48枚ぜんぶになるってわけ」

▲今回のゲームでは、手前側の24枚を使うことにして、
▲目印に手持ちのカードを挿し込んでおきます。
☆各プレイヤーの準備

▲この3点セットが、各プレイヤーの受け取るものです。
2人プレイのときのみ、同じ色の国王駒を2つ受け取ります。
(3~4人プレイ時は1つだけ)

▲そして通常は、
▲スタートタイルの上に立体の城を建てるんですが…、

▲今回は撮影の都合上、このような使い方をすることにしました。
星屑がピンクの城で、しーぷが青の城です。

▲以上で、あっという間にゲームの準備は終了!
さっそく、王国を広げるために、
新たな土地を探しにいきましょう!!
★ゲームの目的
しーぷ「それで、これは何を目指すゲームなんだっけ?」
星屑「えっと、ドミノを選んで配置していくことで、」
星屑「5×5マスの正方形の王国をつくっていくんだけど、」

星屑「ドミノは配置の仕方によって、名声点を生み出してくれるんよ」
しーぷ「ほうほう」
星屑「具体的には、」
星屑「"王冠"があるマスに、」

星屑「同じ"地形"を接続していくことで、」

星屑「王冠の数×地形のマスの数の名声点がもらえるって感じ」

しーぷ「なるほど」
星屑「で、全員の王国が完成した後に得点計算をして、」
星屑「いちばん名声点を獲得したプレイヤーが勝利!!」
しーぷ「オッケー、把握したよ!」
★1ターン目
ゲームは全12ターン(2人プレイ時は6ターン)に渡って行われて、
1ターンごとの流れは…、
①ドミノの補充
↓
②ドミノの選択&配置
と、なります。
ただし、
1ターン目だけはドミノの「配置」がありません。
①ドミノの補充
ターンの初めに、山札から4枚のドミノを補充します。
(※3人プレイ時のみ3枚)

▲まずは、デッキの手前から4枚を引いて…、

▲箱の下側に、縦一列で並べましょう。
次に、これらのドミノを上から数字の小さい順に並べ直します。

▲こんな感じ。
最後に、すべてのドミノをオモテ向きにします。

▲クルッと。
・デッキからドミノを4枚引く
↓
・ドミノを上から数字の小さい順に並び直す
↓
・ドミノをオモテ向きにする
以上で、ドミノの補充は完了です!
②ドミノの選択 ※1ターン目のみ配置なし
新たなドミノが補充されたら、
各プレイヤーは順番に、受け取るドミノを選びます。
この、ドミノを選ぶ順番ですが…、
1ターン目だけは、
全員の国王駒を手の中でシャッフルしてから、1個ずつ取り出し、
自分の駒が出てきた順に選んでいく…という方法をとります。

▲今回は撮影の都合もあって、布袋を使うことにしました。
すべての駒を布袋に入れて、1個ずつ取り出していきます。

▲1個目は青の駒!
しーぷ「あ、私の駒だね」
しーぷ「さて、どのドミノにしようかな…」
星屑「とりあえず、王冠がないと話が始まらないんだよね」
しーぷ「そうね…、」
しーぷ「じゃあ、この王冠つき麦畑を選んでみる」

▲しーぷは3段目のドミノをチョイスしました。
星屑「さあ、次の駒の色は…、」

▲2個目はピンクの駒!
星屑「今度は俺みたいやね」
星屑「俺は、この大森林っぽいドミノにしてみようかな!」

▲星屑は1段目のドミノをチョイスしました。

▲そして、3個目もピンクの駒!!
星屑「お、連続かぁ…!」

▲星屑は2段目のドミノをチョイスしました。
しーぷ「あれ、あえて王冠を選ばない…?」
星屑「今回の俺は森に生きることにするぜ!」

▲ラスト4個目は青の駒。
しーぷ「じゃあ、遠慮なく、」
しーぷ「王冠を2枚とももらっておくね」

▲残った4段目のドミノをしーぷが確保して、
1ターン目が終了しました!
★2ターン目
2ターン目からは、ドミノを選んだ後に、
前のターンに選んだドミノを自分の王国に配置します。
①ドミノの補充

▲デッキから4枚のドミノを引いて、

▲上から数字の小さい順に並べ直します。

▲最後に、すべてのドミノをオモテ向きにして、
▲2ターン目のドミノの選択肢が決まりました!
②ドミノの選択&配置
2ターン目からのドミノを選ぶ順番は、
自分の駒が上から何番目にあるかで決まります。

▲つまり、この場合は、
ピンク駒の星屑が1番目と2番目で、
青駒のしーぷが3番目と4番目になるわけです。
しーぷ「なるほど、それもあって、」
しーぷ「1ターン目は上から2枚のドミノを確保していたわけだ」
星屑「いや、今回は、」
星屑「マジで森を狙いにいった結果なんよ」
しーぷ「あ、そうなのね…」
星屑「で、やっぱりこのターンも森狙いで、」

▲星屑は、1段目のドミノをチョイスしました。
このタイミングで…、

▲駒の移動元のドミノ(=前のターンに選んだドミノ)を、

▲自分の王国に配置します!
最初、王国には「スタートタイル」しかなく、
まずは、このスタートタイルにドミノを接続させることになります。
スタートタイルは、
どんな種類の地形でも接続させることができる"ワイルドドミノ"で、
ここに、タテかヨコかでドミノをつなげるわけですが…、

星屑「こうかな…?」
星屑「いや、こうしよう!」

▲星屑は、このようにドミノを接続しました。

▲そして、上から2番目も星屑ですので、
▲続けて2枚目のドミノを選びます。
星屑「ここは王冠を確保しておこう」

▲さらに、駒の移動元のドミノを王国に配置します。

さて、スタートタイル以外のドミノに接続する場合は、
最低1つの地形がつながらないといけません。

▲例えば、これは森と森がつながっているのでOK!

▲一方、こちらは森と麦畑なのでNG!

▲この場合は、片方は麦畑と森ですが、
▲もう片方が森と森でつながっていますのでOKとなります!
で、結局、星屑はこの配置でいくことにしました。
しーぷ「順調に森が伸びてるねぇ」
星屑「俺ってばエコだよね!!」

▲その後、しーぷは3番目と4番目の駒を動かして、

▲ドミノはこのように配置していました。
しーぷ「せっかくの王冠だから、うまく活かしていきたいね!」
星屑「俺はこれから王冠をゲットしなきゃだ…!( ̄▽ ̄;)」
いきなり方向性が分かれた2人ですが、
ここからどんな王国ができあがっていくのでしょうか…?
次回に続きます!
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