★箱の外観

▲箱のオモテ面。基本セットとのサイズ比較。
基本セットが赤を基調としているのに対して、
拡張の方は黄色を基調としたステンドグラスになっています。

▲箱のウラ面。
ものすごくタテ長ですね!
説明書きには、
最大6人で遊べるようになって、さらに面白くなったサグラダ!
新しいシステムが加わって、大人数でもスピーディーに遊べるよ!
あとカードとか、いろいろ追加されたよ!(ざっくり訳)
…てなことが書いてあります♪( ̄▽ ̄*)

▲スペック。
プレイ人数は2人増えての1~6人で、
プレイ時間は変更なしの30~45分。
対象年齢は13歳~です。
実際のところは、
5人プレイの軽いインスト込みで1時間ちょいってトコでした。
また、
ルールの難易度的には、小学生でもプレイ可能な内容かと思われます。
★箱をオープン!

▲一発目は安定のルルブ!

▲その下にカード類があって、

▲おなじみの個人ボードと、

▲タイル台紙で以上でした!
★タイル抜き&組み立て!!

▲それでは、2枚の台紙からタイルを抜いていきましょう!
ポスポスポスポス……

▲はい、終わり!!
からの、組み立てなんですが――

▲このダイストレイが曲者で…、

▲底部のツメが引っ掛かって、
▲側面の最後の1枚がはまらない…!

▲結局、力技で押し込んで完成さたんですが、
▲その代償としてツメ部分がボロボロに…。
この拡張の、唯一の不満点でした…( ̄▽ ̄;)
★内容物
まぁ気を取り直して、内容物いってみましょう!

▲ルールブック(英語・全8ページ)
かなりコンパクトなルルブです。
通常ルールでの5~6人プレイ方法と、
新ルールの詳細に、ほとんどのページが割かれています。

▲窓枠プレイヤーボード×2枚
プレイ人数の増加にともなって追加された個人ボードです。
箱のジャケットがそうだったように、
黄色系統のステンドグラスになっていますね。

▲スコアマーカー×2枚
得点計算用のマーカーです。
こちらも、ちゃんと2人ぶん追加されました。

▲個人ダイスプールボード×6枚
今回の目玉ともいえる新ボードです!
(詳細は後述)

▲余談なんですが、ダイス穴を抜く前が美しすぎて、
▲穴を開けるのがもったいないくらいでした…( ̄▽ ̄*)

▲恩寵トークン×12個
▲ダイス×5色・各8個
追加2人ぶんのトークンとダイスです。
基本セットと合わせると、
ダイスの数は130個になりました…!

▲窓パターンカード×6枚
例によって、窓枠プレイヤーボードに挿し込むカードです。
新たな6枚は、いずれも難易度が3と6に統一されています。

▲個人目標カード×6枚
新しい得点方式のカードです。
この6枚だけを使うことも、
基本セットの5枚と混ぜて使うこともできます。

▲道具カード×2枚
新登場の個人ダイスプールを絡めた効果のカードです。
基本セットのカードに混ぜて使います。
★どんな拡張?
今回の拡張では、
☆最大プレイ人数が4→6人に増加
☆個人ダイスプール・ルールの導入
☆新カードの追加
という、3つの要素が加わりました。
中でも、個人ダイスプール・ルールは、
1ラウンド内のターン数を半減させて、
プレイ時間の大幅な削減に貢献してくれます!!
そんな個人ダイスプールを中心に、
拡張の内容をチェックしていきましょう!
☆個人ダイスプールとは?
そもそも「サグラダ」は、

▲20個のダイスで個人ボードを埋めていくゲームですが、
標準ルールでは、

▲20個のダイスを、
▲全てドラフトプールから受け取っていました。
これが、
新たに導入された個人ダイスプール・ルールでは、

▲20個のダイスのうち、
▲半分の10個をドラフトプールから、
▲半分の10個を個人ダイスプールから、
▲それぞれ受け取ることになります。
その個人ダイスプールですが、
ゲーム開始前の準備段階で、

▲各プレイヤーごとに、
▲5色×2個=合計10個のダイスを振り、

▲出目はそのままに、
▲個人ダイスプールボードに並べて、
▲おのおのゲームを通して手元に置いておきます。
☆個人ダイスプールなしの場合
個人ダイスプールなしの標準ルールでは、
各プレイヤーは1ラウンド中に、
ドラフトプールから2個のダイスを受け取れます。
(ダイス2個×全10ラウンド=合計20個)
例えば4人プレイの場合の1ラウンドは、

▲プレイ人数の2倍に1個を足した、
▲9個のダイス(※これを"ドラフトプール"といいます)を、
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
という流れで回すわけですね。
この方式の最大の難点は、
他のプレイヤーのターン中に、ほぼ何もできないことでした。
なぜなら、

▲ドラフトプールの中に、もし欲しいダイスがあったとして、

▲そのダイスを得られる前提で配置を考えても、

▲お目当てのダイスが他のプレイヤーに取られてしまい、
▲自分のところに回ってこなかったら、
まさに捕らぬタヌキの皮算用…!
ちなみに、わが家の近くにはタヌキが生息しているんですが、
近くで見ると、顔がめちゃくちゃかわいくて癒されます♪( ̄▽ ̄*)
それはさておき、
とにかく自分のところにドラフトプールが回ってこなければ、
配置の考察も、ダイスの選択も始めることができないので、
ターンプレイヤー以外はヒマをもてあましてしまうんですね。
そんな状況が、
4人プレイの全10ラウンドで、実に80回も発生してしまう!
(1回1分なら80分で、1回2分なら……)
そりゃあ、テンポが悪くなって、
プレイ時間も長くなるわけです…!
☆個人ダイスプールありの場合
一方、個人ダイスプール・ルールでは、
各プレイヤーは1ラウンド中に、
ドラフトプールからダイス1個と、
個人ダイスプールからダイス1個の、
合計2個のダイスを受け取れます。
(ドラフトダイス1個×1全0ラウンド=合計10個)
(個人ダイス1個×全10ラウンド=合計10個)
よって、ドラフトプールから受け取るダイスが、
1人につき1個になりますので、
例えば4人プレイの1ラウンドでのドラフトプールの個数は、
標準ルールでは9個でしたが、

▲こちらはプレイ人数に1個を足した5個に減少。
そして、各プレイヤーは、

▲自分のターンにできることが3つになります。
すなわち――

▲ドラフトプールからダイスを1個選んで、
▲自分の個人ボードに配置できる。

▲個人ダイスプールからダイスを1個選んで、
▲自分の個人ボードに配置できる。

▲恩寵トークンを支払って、
▲道具カードを1枚使用できる。
この3つのアクションを、
1つにつき1回までプレイすることができるわけですね。
(※アクションの順番は自由)
流れをまとめると、
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
標準ルールの流れと比べると、
ずいぶんとスリムになったことが分かります!
特に道具を使う予定がないターンなんかは、

▲真っ先にドラフトプールのダイスを受け取り、

▲ドラフトプールを次のプレイヤーに回してしまって、

▲あとは、ゆっくりと個人ダイスプールを吟味する…みたいな、
時短プレイングが可能に…!
箱ウラに書いてあった通り、プレイ人数の増加に伴って、
しっかりとスピーディーさも補強してくれています♪( ̄▽ ̄*)
☆追加カード
最後に、
この拡張で追加されたカードについて。
まず、プレイ人数が6人までになったことにより、
新しく6枚の個人目標カードが追加されました!
(基本セットには5枚しかありませんでしたからね)
基本セットの個人目標カードは、
指定された色のダイスの出目の合計が得点となりましたが、
新たに追加された個人目標カードは、
指定されたスペースのダイスの出目の合計が得点となります。

▲例えば、この個人目標カードだと、
▲中央の6マスの出目の合計が得点になりますので、
▲3+5+6+5+6+2=27点ですね。
さらに、
道具カードも2枚追加されました!
こちらは2枚とも、
個人ダイスプール・ルールでのみ使用できます。

▲No.13「ストリップカッター」
効果:
ドラフトの後、ドラフトしたダイスと、
自分の個人ダイスプールにあるダイスを入れ替える。

▲ドラフトプールに欲しいダイスが2個ある場合に、
▲1個はカードの効果で個人ダイスプールに引き入れて、
▲もう1個は普通にドラフトプールから受け取ることで、
▲両方とも取ることができるわけですね。

▲No.14「鉛桟(なまりさん)ニッパー」
(ステンドグラスの技法に"鉛桟技法"というものがあるみたいです)
効果:
個人ダイスプールのダイス最大2個を振り直す。

▲こちらは、単に個人ダイスプールのリロールができるというもの。
▲運次第にはなりますが、うまくいけば活路が開けるかもしれません。
なお、個人ダイスプール・ルールの際、

▲No.7「ガラスハンマー」
▲No.8「ランニングプライヤー」
▲の2枚は使用しないとのことです。
★コメント
あの「サグラダ」が6人でプレイできる!!
と聞いて、まず頭をよぎったのは、
プレイ時間がえらいことになるんじゃね…?
という不安でした。
なにせ、一つの配置ミスが命取りになるゲームですので、
どうしても慎重になりすぎて長考が多くなってしまう。
それに加えて、
自分のターンが回ってこないことには始まらないシステムですので、
ターン外で時間を短縮する手段がない。
それでは、せっかくの多人数プレイも…と思いきや、
そんな不安は新システムが吹き飛ばしてくれました!
さっそく、個人ダイスプールを導入して、
5人で遊んでみましたが、
いやぁ、テンポ良好ですよ!!
標準ルールでプレイしたら2時間はかかりそうなところが、
インストを入れても1時間そこいらで終わってしまいました…!
ただ、そんなスピードスターの個人ダイスプールにも、
一つだけ気になる点があって――
それは、
"見なければならない場所が2ヵ所になった"ということです。
標準ルールの感覚でプレイしていると、
ついついドラフトプールにばかり意識が向いてしまって…、

▲あ、この個人ダイスプールのダイス、
▲1個は絶対に置くことができない…!
と、いうようなことが起こり得ます。
これがボードゲームに慣れているプレイヤーなら、
ついうっかり…で済まされる話なんですが、
問題は初心者です。
私の妻しーぷは常々、
「初心者にオススメするボードゲームの第一条件は、
"見なければならない場所が少ない"こと」
と申しておりますが、
ドラフトプールに加えての個人ダイスプールということで、
まさに見なければならない場所が2倍になっているんですね。
これが初心者には、ややこしく感じてしまうかもしれません。
そういうわけで、初心者と卓を囲む場合は、
そこら辺も踏まえた上で新ルールの採用を考えた方がいいかなと、
私星屑、ふと思いました。
とはいえ、ですよ。
5人とか6人とかで何かできるゲームは…と、
探しまわる姿が散見されるボードゲーム会において、
サグラダが5~6人でプレイできるのは本当にありがたいです!
しかもですね、
こちらは隠し要素的な感じなんですが、
拡張の内容物は、まるまる全部、基本セットの箱に納まります!!

▲窓パターンカードを全て入れて、

▲その上に6枚の個人ダイスプールボードを置いて、

▲さらに6枚の窓枠プレイヤーボードを置いて、

▲はい、オールインです!
基本セットの箱って、
やけにスペースに余裕があるなぁと思っていたら、
拡張が入ること前提で作られていたんですね…!
おかげで拡張の箱を持ち歩かずに済みます!
この親切設計には感動すら覚えてしまいました♪( ̄▽ ̄*)

最後に、購入のオススメ度合いですが、
基本セットを持っているならば、
拡張を購入して損はないと思います!
最初から盤面の半分を予見できる上に、
展開をスピーディーにしてくれる新システムは優秀ですし、
プレイ人数の増加も無理がありません。
ただ、価格だけがネックで…、
いま現在(2018.10)のamazonで4,800円の値がついていますが、
この金額では、ちょっとオススメしづらいですね…( ̄▽ ̄;)
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|
- サグラダの拡張を購入するか悩んでいたため、参考になりました。
良ければ、拡張パッションのレビューもお願いしたいです。
>>名無しさん
星屑トランペッター コメントありがとうございます!
お役に立てたようで嬉しいです♪( ̄▽ ̄*)
パッションの拡張についてですが、
こちらは申し訳ないことに未所持ですので、
まわりのボードゲーム仲間の評判を聞いてみたのち、
もし入手することになりましたら、
そのときはレビューさせてもらいます…!
★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
カラフルなステンドグラスが美しいジャケットですね!
円の中心には、サグラダ・ファミリアのイラストが鎮座しています。

▲箱のウラ面。
"ダイスをドラフトして、窓を作るゲーム"と書いてあるとおり、
ダイスをガラスに見立てて、
サグラダ・ファミリアのステンドグラスを作るゲームです。

▲スペック。
プレイ人数は1~4人で、
プレイ時間は30~45分。
対象年齢は13歳~となっています。
難易度的には、
小学校中学年からでもプレイ可能ですが、
わりとダイスのサイズが小さめですので、
誤飲などにはくれぐれもご注意ください。
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下に、得点ボードとチップ、
▲それからおはじきがあって、

▲個人ボードと布袋とダイスがあり、

▲最後がカード類で、内容物は以上でした!
★内容物

▲ルールブック(英語・全4ページ)
ルールがシンプルなので、
たったの4ページに収まっているルルブです。
amazonのマーケットプレイスの、
Duelist'sGuildさんで購入したものには、
和訳に加えて、カードのサマリーシートまで付属していました。

▲ラウンドトラック(オモテ面)

▲スコアトラック(ウラ面)
両面印刷の、細長いボードです。
スコアトラックはゲーム終了時にのみ使い、
ゲーム中はラウンドトラックの面を使用します。

▲スコアマーカー×4つ
ゲーム終了時の得点計算で使うマーカーです。
得点が50点を超えた場合、
裏返して「50」の面を上に向けます。

▲窓枠プレイヤーボード×4枚
サグラダ・ファミリアのステンドグラスを模したボードです。
…といっても、その下部には窓枠しかありませんので、
ここにプレイヤーたちがガラスを張っていくことになります!

▲窓パターンカード×12枚
プレイヤーボードの窓枠部分に挿し込むカードです。
各カードの右下には難易度が表示されていて、
挿し込むカードの難易度の数ぶん、
恩寵トークンを受け取ることができます。
▲ボード底部の切り込みに挿し込むことで、
▲空白の窓枠に、
▲様々な表示が現れるという寸法ですね。
この表示によって、
張ることのできるガラスに制限がかけられ、
ゲームの"ままならなさ"が上昇します…!

▲ダイス×5色・各18個
サグラダの"ガラス"を模したダイスです。
5色のカラーバリエーションに加えて、
出目が濃淡を表現しています。
(数字が大きければ色が濃く、小さければ薄い)

▲恩寵トークン×24個
窓パターンカードと一緒に受取り、
道具カードの使用時に消費するトークン。
消費数は、
各道具ごとに先着1名の1回目のみ1個で、
2回目以降は一律2個となっています。

▲布袋×大小1つずつ
大きい方がダイスを入れる袋で、
小さい方が恩寵トークンを入れる袋です。
"SAGRADA"のロゴが最高にイケてますね♪( ̄▽ ̄*)

▲最後にカード類。

▲個人目標カード×5枚
各プレイヤーが狙うダイスの色を決めるカードです。
自分の色のダイスの出目の合計が、
そのまま自分の得点になります。

▲共通目標カード×10枚
全プレイヤー共通の目標を決めるカードです。
ゲーム開始時、10枚の中からランダムに引いた3枚が、
そのゲーム中の得点要素となります。

▲道具カード×12枚
ゲーム中のお助けアイテムです。
こちらも、ランダムに3枚を引いて全員共用とします。

▲勝利カード×1枚
ゲームに勝ったプレイヤーが、
ドヤ顔で受け取ったり、頭の上に掲げたりできるカードです。
カードには、
①あなたが完成させたステンドグラスを写メって、
②ツイッターかフェイスブックにアップしてね!
③ハッシュタグは #SagradaGame だよ!!
…と書いてあります。
しれっとカードの両肩に飾ってある、
両SNSのステンドグラス風アイコンが素敵ですね♪( ̄▽ ̄*)
★どんなゲーム?
「サグラダ」は、
ドラフト方式でダイスを受け取って、
自分のステンドグラスを作り上げ、
その出来栄えを競うゲームです!
ゲームは、全10ラウンドの構成。
まず、各ラウンドの最初に、
布袋から人数×2+1個のダイスを取り出し、
一気に振ります。

▲4人プレイであれば、振るダイスは4×2+1=9個。
このダイスを、出目が変わらないように気をつけながら、
スタートプレイヤーから、いわゆる"カタン方式"で受け取っていきます。
つまり、
Aさん→Bさん→Cさん→Dさんの順で1個目を受け取った後、
Dさん→Cさん→Bさん→Aさんの順で2個目を受け取るわけですね。
(※余った1個はラウンドボード上へ)

▲受け取ったダイスは、自分のボードに配置します。
最初の1個は、
外周14マス内のどこか、
2個目以降は、
すでに置いたダイスのタテ・ヨコ・ナナメに隣接するように、
…というのが基本の配置ルールですが、
このとき、
タテ・ヨコで隣接する他のダイスとは、
色も出目も同じにならないようにしなければなりません。
つまり、
同じ色は隣同士で並べられないですし、
同じ出目も隣同士で並べられないというわけです。
また、窓枠によっては、
置けるダイスの色や出目が決められていますので、
そちらにも矛盾しないようにしなければなりません。

▲1ラウンドにつき2個のダイスを置いていきますので、
▲10ラウンドを終えた時点でステンドグラスは完成します。
(全ての窓枠が埋まらないことも多々あります)
こうして、完成したステンドグラスで得点計算を行い、
最高点を叩き出したプレイヤーが勝者です!
得点計算には4つの要件があり――
①個人目標
自分が引いた個人目標カードの色の、出目の合計です。

▲ステンドグラス内の、自分の色のダイスの出目を合計します。
▲この場合は19点ですね。
②共通目標
ゲームごとに3つ設定される目標です。

▲例えば、この"列の色のバラエティ"は、
▲4つとも異なる出目のダイスを置いた1列につき4点を得ます。

▲この場合、該当列は3列あるので12点ということですね。
(最左列は4が、中央列は5がダブっているので無効)
③恩寵トークン
未使用の恩寵トークン1つにつき1点です。

▲5つ残せば5点。
1点差で決着することもありますので、
ご利用は計画的に…( ̄▽ ̄;)
④窓の空きスペース
埋められなかった窓枠は、
1ヵ所につき-1点になります。
とはいえ、
窓枠を埋め切れなかったプレイヤーが勝利する例も多いですので、
ときには割り切ったプレイングも必要かもしれません…!
★コメント
雑多と並ぶボードゲームの中で、
ひときわ目を引く美麗な箱――
初めて「サグラダ」を目の当たりにしたとき、
私星屑、ぐっと興味をひかれました。
この箱の中から、
いったい、どんなゲームが飛び出してくるんだろう…?
果たして、
出てきたのは、たくさんのカラフルな透明ダイスで、
これをガラスに見立てて、ステンドグラスを完成させていくとのこと。
オシャレです!!
箱もコンセプトも、なにもかもがオシャレなゲームです…!

さてさて、そんなオシャレなサグラダですが、
実際にプレイしてみると、
ゆるすぎずキツすぎずなダイスの配置制限が、
ほどよく頭を抱えさせてくれます。
ダイスの獲得がドラフト形式ですので、
各ラウンド、1個目のダイスは望むものを得られても、
2個目は意図しないものを掴まされがちになり、
それをどう捌くか…が、腕の見せドコロです!
とはいえ、どうしてもダイスの置き場に困ったときは、
道具カードに頼ることもできます。

恩寵トークンと引き換えになりますが、
ダイスの再配置を行ったり、
受け取ったダイスを振り直して出目を変えたりと、
お節介すぎない程度の手助けをしてくれるのが道具カードです。
道具カードのおかげで、
完全に行き詰ってしまうということが起きにくくなっていて、
うまくゲームのストレスが除去されている印象を受けました。
悩みはしますが、苦しみはしない、
絶妙なゲームバランスが保たれていると思います…!

見た目だけではなく、
ゲーム自体も洗練されていて、
リプレイ性が高い「サグラダ」!
ステンドグラス作りの腕を磨いて、
どんどん勝利ツイートを発信できるようになりたいですね♪( ̄▽ ̄*)
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