FC2ブログ
RSS  全記事  管理者用
大分県宇佐市でボードゲーム!
ボードゲームのブログです。ボードゲームのレビュー、開封、紹介、ルール説明、プレイ記など。大分県宇佐市のボードゲームサークル「宇佐ロップイヤーズ」の活動記も。


★ルール補足

トロルド-r1-01


さてさて、開封記事での宣言どおり、
今回は主に"2人で砦を叩く"件について補足していきます!

なお、この記事は開封記事を前提にして書いていますので、
もし未読であれば、ぜひ先にこちらをご覧ください♪( ̄▽ ̄*)



★ターンの流れ

まずは、おさらいがてら、
ゲーム中の各ターンの流れについて確認しておきましょう!

トロールフィヨルドはターン制ですが、時計回り形式ではなく、
ゲームボード外周のトラックで最後尾のプレイヤーが、
常にターンプレイヤーとなります。

トロルド-o-50

ターンプレイヤーは、
配置マスを進むか、移動マスを進むかを選び、
さらに1~3歩の範囲で何歩進むかを決めなければなりません。

トロルド-o-51

この結果、
配置マスを進んだら、
その歩数ぶんまで、止まったマスのエリアにトロールコマを配置し、
移動マスを進んだら、
その歩数ぶんまで、すでに配置しているトロールコマを移動させます。

そして、その直後
もし砦を叩くための2つの条件を満たしていれば、
実際にハンマーでタワーを叩くことができるのです…!
(※叩かずにターンを終えてもOK)



★砦を叩くための2つの条件

これもおさらいになりますが、
砦を叩くための条件は、
①Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で
②隣接2エリア以上にトロールコマが配置されている

…という2つでしたね。


①Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で

砦には「」「」「」の番号がふってあって、
各プレイヤーはこの順番で砦を叩いていかなければなりません

すなわち――

トロルド-r1-02
▲「」の砦を叩いて財宝を得たら、
▲次は「」の砦を叩かなければならないという具合です。
(※「」の次は「」で、その次は好きな砦でOK)

トロルド-r1-03
▲ゲームボードでいうと、叩けるのは、
▲この2つの砦のどちらかということになります。



②隣接2エリア以上にコマが配置されている

加えて、その砦に隣接する3つのエリアのうち、
2エリア以上に自分のトロールコマを配置していなければなりません

トロルド-r1-04
上の砦湿地氷河に囲まれていますが、
オレンジプレイヤーは、そのうちの氷河にしかコマがありませんので、
は、この砦を叩く条件を満たせていないわけです。

トロルド-r1-05
▲一方で、右の砦氷河ツンドラ湿地に囲まれていて、
オレンジプレイヤーは、そのうちの氷河ツンドラにコマがあります。

トロルド-r1-06
は、右の砦を叩く条件を満たしていて、
(14)(17)の財宝を狙うことができるのです!
(※右下の湿地にはコマがないので(27)の財宝は狙えない…)



★1人で砦を叩く

それでは今日も今日とて(14)(17)の財宝を目指して、
ハンマーでタワーを叩いてみることにしましょう♪( ̄▽ ̄*)

え、いつになったら2人で砦を叩く話になるのかって?

それがですね、
ここいらの話は2人で砦を叩く上での前提になりますので、
もう少しだけお付き合いいただけたら嬉しいです…!

トロルド-r1-05
▲さてさて、これより狙う砦の隣接エリアには、
▲合わせて「5体」のトロールコマを配置していますので、
ヒットリミットカラーリミットも「」になります。

つまり、タワーをハンマーで叩ける回数が「5回」で、
のキューブは、それぞれ「5個」まで出せるわけですね!

それでは早速――

ひと~つ!」カツン!

ふた~つ!」カツン!!

みっつ~!」カツン!!!

よっつ~!」カツン!!!!


トロルド-r1-07
4回目を終えて、出てきたキューブは14個

ここで叩くのを止めれば、
何事もなく(14)の財宝を獲得できます。

しかしながら、あと1回だけ叩くことができて、
その1回で3個のキューブを落とせば合計17個…!

一段上の(17)の財宝を狙うチャンスでもあるわけですね!

ただし、5個4個と出ていて、
いずれもカラーリミットのすれすれという状況。

もしカラーリミットを超過すれば山の精霊を怒らせてしまいますが――


いつつ~!」カツン!!!!!

トロルド-r1-08
▲はたして、ちょうど3個のキューブが出てきましたが、
▲残念ながら1個ずつカラーリミットを超過してしまいました。

こうなると、山の精霊が怒ってしまい、
たとえヒットリミットに達していなかったとしても、
砦を叩くのを強制終了させられてしまいます…( ̄▽ ̄;)



☆財宝を得るパターン

開封記事の方でも触れましたが――

トロルド-r1-09
▲超過ぶんのキューブ1個につき、
贈り物を1つ消費することで、
▲山の精霊の怒りを鎮められちゃうんですね。

今回はキューブ2個ぶん超過でしたので、
贈り物2つ消費しなければなりません。

トロルド-r1-10
▲山の精霊さえ黙らせてしまえば、
17個のキューブを出したという結果だけが残り、
▲晴れて(17)の財宝を獲得することができました!

トロルド-r1-11
▲獲得した財宝は袋に置いて、
▲次なる砦は「」となります。

トロルド-r1-12
財宝を得た場合は、その財宝があったエリアの、
自分のトロールコマを全て回収しなければなりません



☆財宝を得ないパターン

逆に、あえて山の精霊に贈り物をせず、
財宝を得ずに終えることもできます。

トロルド-r1-13
12勝利点ぶん贈り物を消費して、
17勝利点の財宝を得たとしても、
▲差し引き、たったの5勝利点ですからね…。

とはいえ、
砦を叩いたら必ず自分のトロールコマを回収しなければならないのです!

トロルド-r1-14
財宝を得なかった場合は、
叩いた砦に隣接するエリアのうち、
自分のトロールコマがあるエリアを1つ選んで
そのエリアの自分のトロールコマを全て回収します

山の精霊の怒りをかって思いもよらず…だとしても、、
ただ単に目標の数のキューブを出せなかっただけ…だとしても、
砦を叩いておいて、財宝を得られなかった場合は、
トロールコマを置きなおして、再チャレンジしなきゃなんですね…。



★2人で砦を叩く

紆余曲折を経ながらも…、

トロルド-r1-15
オレンジプレイヤーは「」の砦を叩くところまできました。

おやおや?
この砦の周囲3エリアは、やたらと混雑していますね。

具体的には、
オレンジプレイヤーが合計5個のトロールコマを配置している以外に、
黒プレイヤー6個茶プレイヤー4個のコマを配置しています。

こんなときは、1人だけ"協力者"を募ることができるのです!



☆協力者の条件

ターンプレイヤーが砦を叩こうというときに、
その砦の隣接2エリア以上にコマを配置している他のプレイヤーがいたら、
一緒に砦を叩くことを提案できます。
(※提案せずに単独で叩いてもOK)

ターンプレイヤーが「一緒に砦を叩こうよ!」と提案すると、
狙う砦の隣接2エリア以上にコマを配置しているプレイヤーのうち、
より配置しているトロールコマの数が多いプレイヤーから順に、
提案を受けるか受けないかを回答していく流れなんですが…、

トロルド-r1-16
▲まず6個のトロールコマを配置している黒プレイヤーには、
▲「せっかくだけど他をあたって欲しい」と拒否されました。

残念ですが、にも何かしら事情があるのでしょう。

こうなると、次は自動的に…、

トロルド-r1-34
4個のトロールコマを配置している茶プレイヤーへお伺いをたてると、
▲こちらは「ぜひ一緒に砦を叩こう!」と快諾してくれました。

この茶プレイヤーの現状ですが、

トロルド-r1-17
▲「」の砦の財宝を獲得し終えて、
▲「」の砦を目指しているところ。

これから叩くのは「」の砦ですが、
しかし問題はありません!

ターンプレイヤーは、
目標の砦の隣接2エリアにコマを配置するのに加えて、
Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で砦を叩かなければなりませんが…、

協力者については、
目標の砦の隣接2エリアにコマを配置することだけが条件で、
砦の順番は一旦、脇においておけるのです♪( ̄▽ ̄*)



☆協力のメリット

それでは、
協力するとどんな良いことがあるかという話ですが――

トロルド-r1-18
▲なんと配置しているトロールコマの数を足せます!!

つまり、
オレンジプレイヤーは単独では5個だったところが、
茶プレイヤーと合わせて合計9個ということになるのです!

トロールコマが9個ということは、
ヒットリミットが「9回」になり、
カラーリミットも「9個」となります。

ちなみに、この「」という数は…、

トロルド-r1-19
▲このゲームでは最大の数字です。

仮にトロールコマの数が10個以上になったとしても、
リミットは「」で打ち止めとなってしまいます。

さきほど、もし黒プレイヤーが協力を受けていた場合、
オレンジの合計数は11個…。

このあたりに、黒プレイヤーが断った理由があるのかもしれませんね。



☆主導権と空振り

トロールコマの数を足せるというメリットだけ見たら、
どんどん協力した方が良いように思えることでしょう。

ところが、そんなに話は簡単ではないのです…!

2人で協力して砦を叩く場合、
まずはターンプレイヤーが"主導権"を持ちます。

主導権を持っているプレイヤーは、
ハンマーを握ってタワーを叩くことができ、
さらに財宝獲得の優先権もあるのです。

つまり、
自主的に叩くのを止めたにしても、
ヒットリミットに達して叩けなくなったにしても、
山の精霊を怒らせてしまって叩くのを止めさせられたにしても、
その直後の財宝の獲得は2人とも行うことができるのですが、
どの財宝を獲得するかは、主導権を持っているプレイヤーが先に決めます!

その結果、主導権を持たない方のプレイヤーは、
残った財宝の中から、おこぼれにあずかるほかなく、
しかも、もし獲得できる財宝が残っていなかったら、
コマを回収させられるだけで何も得られないかもしれないのです…!

とはいえ、主導権というのは常に相手へ移る可能性があります

それが"空振り"です!

主導権を持つプレイヤーがタワーを叩いた結果、
キューブが1個も出てこないことを"空振り"といって、
空振りが発生すると、主導権協力者に移り、
それまでと立場が正反対になります!!

協力とは、あくまで表面的な話であって、
その実、お互いに相手の空振りを切に祈りあう…。

なんとも奇妙な協力関係といえますね…( ̄▽ ̄;)



☆実際に協力してみよう!

文字ばかりではアレですので、
ここからは実際の協力の様子を見てみましょう。

先ほどの流れの続きで、
ターンプレイヤーオレンジプレイヤーに、
茶プレイヤー協力者として名乗り出ましたので、
まずはオレンジプレイヤー主導権とハンマーを握ります。

なお、両者とも狙える財宝は同じで(13)(25)の2つです。


ひと~つ!」カツン!

トロルド-r1-20
1打目3個

目標は9打で25個ですので、
このペースでいけばクリアできそうですね。


ふた~つ!」カツン!!

トロルド-r1-21
2打目5個で、合計8個

これはかなり良いペースといえるのではないでしょうか…!


みっつ~!」カツン!!!

トロルド-r1-22
3打目0個空振り!

オレンジプレイヤー、やや力んでしまったのでしょうか…?

空振りが発生して、
主導権とハンマーが茶プレイヤーに移ってしまいました。

げっ!!!

よし、ようやっと俺のターンだ!

よっつ~!」ガツン!!!!

トロルド-r1-23
4打目4個で、合計12個

これで(13)の財宝にリーチがかかりましたね。


いつつ~!」ガツン!!!!!

トロルド-r1-24
5打目4個で、合計16個
(※画面外に白1個)

茶プレイヤーは、
確実に(13)の財宝を獲得したいのであれば、
ここで叩くのを止めるという選択肢もあります。

ただし、その場合、
まだヒットリミットに達していませんので、
オレンジプレイヤーが、この状況を単独で引き継ぐことになるのです。

つまり、オレンジプレイヤー16個6打目から再開して、
(25)の財宝の獲得を目指せるというわけですが――

そうは問屋がおろさない!
25点をとるのは俺だ!!

なんと強欲な協力者かッ!!!

「いいぞ、もっとやれー!」

むっつ~!」ガツン!!!!!!

トロルド-r1-25
6打目0個空振り!

な、なにー!?

あはははは!
なにごとも腹八分が良いのだよ


そっちも25点を狙ってるくせにー!

あはははは!

ターンプレイヤーから協力者主導権が移ったかと思えば、
今度は協力者からターンプレイヤーへと主導権が戻りました!!

なんと目まぐるしい展開でしょうか…!


ななつ~!」カツン!!!!!!!

トロルド-r1-26
7打目4個で、合計20個

あと2回で5個か、余裕だな!

「また、そんな露骨なフラグを立てて…」

やっつ~!」カツン!!!!!!!!

トロルド-r1-27
8打目3個で、合計23個

まぁ、こっちが25点だとしても、
そっちも13点を取れるんだから、
ここは仲良く分け合おうよ☆

まぁ、13点もらえるなら良しとするか…

じゃあラスト――

ここのつ~!」カツン!!!!!!!!!

トロルド-r1-28
9打目0個空振り!

え…?

ってことは?


最終打であろうと、空振りならば主導権は移ります!

もはやハンマーを振るうことはできませんが、最後の最後で、
協力者茶プレイヤー財宝獲得の優先権をつかんだのです…!

トロルド-r1-29
▲結局、出てきたキューブは23個でしたので(25)の財宝には届かず。
▲とはいえ、茶プレイヤー(13)の財宝を獲得して、コマを回収します。

トロルド-r1-30
茶プレイヤーは、ターンプレイヤーではなく協力者ですので、
▲獲得した財宝を財宝袋の継ぎはぎ部分に置かなければなりません。

もちろん、この13点は加算されますが、
ターンプレイヤーの際に狙う砦は、引き続き「」の砦というわけです。

トロルド-r1-31
▲一方のオレンジプレイヤーは、(25)の財宝を獲得できない上に、

トロルド-r1-32
▲どちらかのエリアのトロールコマを全て回収しなければなりません。

トロルド-r1-33
▲まさに骨折り損のくたびれ儲け…!

なんてことだ…なんてことだ…

「だからフラグを立てるなとあれほど」

また一緒に叩くドン☆

絶対やだ!!!




と、こんな感じでルールを補足させてもらいました!

いずれ、このゲームのサマリーを作ることがありましたら、
ここに貼り付けておこうと思います♪( ̄▽ ̄*)



トロールフィヨルド 関連記事
開封記事

ボードゲーム記事一覧




記事を閉じる▲

【2019/03/09 00:01】 | ルール説明 【タグ】 トロールフィヨルド  
|
ボードゲーム
「トロールフィヨルド」




★開封

トロルド-o-01
▲今回は駿河屋さんでポチりました!


★箱の外観

トロルド-o-02
▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。

トロールがハンマーを振るっているイラストです。
その背後にはフィヨルドらしき地形が見てとれます。

トロルド-o-03
▲箱のウラ面

ハンマーでタワーのようなものを叩いている画像が載っていますね。
それだけでバカゲー臭がプンプンと漂ってくるかのようです…!

トロルド-o-04
スペック

プレイ人数2~4人で、
プレイ時間60分
対象年齢10歳~となっています。

プレイ人数によるルールの変更などはありませんが、
三角関係の発生しない2人プレイは、やや淡白かもです。



★箱をオープン!

トロルド-o-05
▲一発目はルルブ

トロルド-o-06
▲その下にタイル台紙があって、

トロルド-o-07
ゲームボード白い包み

トロルド-o-08
▲底部にコマ類ハンマーで、内容物は以上でした!

トロルド-o-09
▲さらに、白い包みも開けてみると…、

トロルド-o-10
▲中から立派なタワーのお出ましです…!



★タイル抜き!

トロルド-o-11
▲それでは、3枚の台紙からタイルを抜いていきましょう!

よーいドン! チッチッチッチッ……(←時計の音)

トロルド-o-12
▲はい、完了…!

トロルド-o-13
星屑タイムはご覧の通りです。参考までに。

たいへんさ:苦□■□楽

ぬきやすさ
:難□■□易



★内容物

トロルド-o-14
ルールブック(3ヵ国語・全36ページ)

ドイツ語英語フランス語のルルブです。

見た目に反して濃い内容で、
一言語あたり12ページにギッシリの記述と写真があります…!

トロルド-o-15
ゲームボード×1枚

6種類の地形が、それぞれ2エリアずつあるボードです。

その地形の境目には、砦を建てる6ヵ所のスペースがあります。

トロルド-o-16
木の通路×10本

ゲームボードをぐるりと囲むように配置して、
プレイヤーたちのコマが進むことになる通路です。

木の通路の配置はランダムですので、
ゲームごとに異なる盤面を楽しむことができます!

トロルド-o-17
スタート通路×1本

プレイヤーたちのコマの初期位置となる通路です。

ウラ面はハンマー振りカウンターになっています。

トロルド-o-18
スライダー(onハンマー振りカウンター)

ハンマーを振るった回数を数えるための覗き穴です。

スタート通路のウラ面と一緒に使います。

トロルド-o-19
岩の砦×6セット

」「」「」の番号が各2つずつ、合計6つある砦です。

砦の番号の位置は、ゲームごとにランダムで決めることができます。

トロルド-o-20
ロックタワートロールハンマー

岩の砦をリアルにした「ロックタワー」と、
それに打撃を与えるための「トロールハンマー」です。

打撃を受けたタワーからは、岩石が転がり出てきます。

トロルド-o-21
岩石×4色・各11個

砦の中の岩石を表すキューブです。

このうちの3色は、
砦から出せる数に制限がかかります。

トロルド-o-22
財宝×42枚

砦から岩石を除去すると貰える、ご褒美です。

示されている数字が財宝の価値であり、つまり勝利点となります。

トロルド-o-23
財宝袋×4色

プレイヤーたちの個人ボードです。

次に目指す砦をチェックしたり、
獲得した財宝を置いたりします。

トロルド-o-24
贈り物×3種類・各4枚

山の精霊を怒らせたときに贈る袖の下です。

ゲーム終了時まで残しておくと、額面どおりの勝利点になります。

トロルド-o-25
王冠×3枚

各砦で最高額の財宝を得たプレイヤーが持つトークンです。

ゲーム終了時、王冠1つにつき6勝利点になります。

トロルド-o-26
トロールの王×4色・各1個
トロール×4色・各10個

プレイヤーたちが率いるトロールのコマです。

大きなコマは、ゲームボードの外周をぐるぐる回り、
小さなコマは、ゲームボードの各エリアに配置します。



★どんなゲーム?

年老いた山の精霊は困っていました…!

彼の住まう、伝説に名高い「岩の砦」も、
経年劣化の内部崩壊で岩石がゴロゴロゴロゴロ…。

もはや足の踏み場もありゃしないという有様です。

そこで、山の精霊は考えました。

力自慢のトロールたちにハンマーで砦を叩いてもらおう!

トロルド-o-27

ハンマーの強烈な打撃を喰らわせれば、
その衝撃で砦の内部に散らかる岩石も、
たまらず外へと転がり出てくるはずです…!

トロルド-o-28

山の精霊が、ご褒美の財宝を用意すると、

ウワサを聞きつけたトロールたちが、
我こそはと砦へ集まってきました!

ただし、くれぐれもお気をつけください。

あまりにも容赦なく砦を叩きすぎて、
出してはいけない岩石まで出せば、
山の精霊の怒りをかってしまうのです…!



☆トロールの配置と二つのリミット

つまり早い話が、
砦を掃除して、お駄賃をもらうゲームというわけですね。

とはいえ、それだけではなく、
プレイヤーはトロールたちを砦へと導かなければなりません。

具体的には――

トロルド-o-29
▲自分が担当する色のトロールを、
▲目的の砦に隣接する3つのエリアのうち、
2エリア以上に配置する必要があります。

これで晴れて砦を叩けるようになるのです。

そして、
配置したトロールの数によって「二つのリミット」が決まります。

トロルド-o-30
▲一つ目が「ヒットリミット」。

これは砦を叩くことができる回数です。

例えば、トロールを5体配置していれば、
砦を5回まで叩くことができます。

トロルド-o-31
▲二つ目が「カラーリミット」。

これはの岩石について、
それぞれ出すことのできる最大数です。

例えば、トロールを5体配置していれば、
を5個まで、を5個まで、を5個まで、
それぞれ出すことができます。
(※白は何個でもOK)



☆実際に叩いてみよう!

砦を叩くための条件を満たしたら、
さっそく砦を叩いて、ご褒美の財宝を狙いましょう…!

財宝は、各エリアに1つずつ置いてありますが、
狙えるのは自分のトロールを配置しているエリアの財宝のみです。

また、得られる財宝は、
砦から出した岩石の個数以下の額面のものに限られます。

トロルド-o-32
▲オレンジプレイヤーは「」の砦を叩く条件を満たし、
▲山の(11)か森の(18)の財宝を狙えるわけですね。

そして、トロールを5体配置していますので、
ヒットリミットカラーリミットはどちらも「」です。

それでは砦を叩いてみましょう!

「ひと~つ!」カンッ!

「ふた~つ!!」カンッ!!

「みっつ~!!!」カンッ!!!


トロルド-o-68
▲ジャンジャンバリバリと岩石が出てきて、
▲ここまで3ヒット13個の成果です…!

トロルド-o-33
13個の岩石を出しましたので、
▲ここで叩くのを止めれば(11)の財宝を獲得できます。

しかしながら、あと5個の岩石を出せば、
(18)の財宝に手が届きますので――

「よっつ~!!!!」カンッ!!!!

トロルド-o-34
▲4ヒット目で、さらに岩石が出てきました!

ここで、ちょっと整理しておきましょう。

トロルド-o-35
▲岩石の合計は17個となりましたが、
5個でカラーリミットの上限です。

残り1回で、
以外が1個出てくれば万々歳ですね!

「いつつ~!!!!!」カンッ!!!!!

トロルド-o-36
▲果たして、ポロッと出てきたのはでした…。

カラーリミットの「」を超えてしまい、
山の精霊が激おこプンプン丸です!!!

きっと、この青の岩石は、
精霊にとってちょうど良い腰掛けとかだったんでしょう。

こうなると、まだ叩ける回数が残っていたとしても、
叩くのを強制終了させられてしまい、財宝も貰えません…!



☆山の精霊の怒りを鎮める!

とはいえ、
せっかく18個もの岩石を出して、
(18)の財宝に手が届いているのに、
その手が虚空しかつかめないなんて難儀ですよね。

そんなときは――

トロルド-o-37
▲山の精霊に贈り物を、

トロルド-o-38
▲渡すことで、

トロルド-o-39
▲出してしまった青の岩石を、

トロルド-o-40
にしてもらいましょう!

各プレイヤーは贈り物を3つずつ持っていて、
1つ使うごとに、岩石1個を白にできます

こうしてカラーリミットをクリアすることができれば、
山の精霊の怒りが鎮まり、財宝を獲得できるわけです!



☆財宝の獲得とトロールの回収

トロルド-o-41
▲なんとか獲得できた(18)の財宝は、

トロルド-o-42
▲自分の財宝袋に置きます。

その後――

トロルド-o-43
財宝を獲得したエリアの、自分のトロールを、

トロルド-o-44
▲手元に回収しなければなりません。

こうして回収したトロールは、ふたたび盤上に配置できます。

トロルド-o-45
▲財宝がなくなったエリアには、
▲新たな財宝を補充しておきましょう。



☆ゲームの流れ

トロルド-o-46
▲「」の砦を叩いて財宝を獲得したら、
▲次なる目標は「」の砦となります。

トロルド-o-47
▲盤上に2つある「」の砦のうち、どちらを狙うかは…、

トロルド-o-48
▲盤上に残っているトロールの現在地や、
▲隣接するエリアの財宝の額面と相談して決めましょう。

」の砦の次は、もちろん「」の砦となり…、

トロルド-o-49
▲最後は、どの砦でも狙うことができます。

この、最後のマスを財宝で埋めたプレイヤーが現れたら、
そこから残りのプレイヤーたちが1ターンずつプレイして、
ゲーム終了となります。



☆ターンの流れ

このゲームはターン制でありながら、
時計回りで進むタイプではありません

トロルド-o-50
▲ゲームボードの外周を回る大きなトロールのうち、
最後尾のプレイヤーが常にターンプレイヤーです

そのターンプレイヤーは、
移動マスor配置マスの好きな方を選んで、
1~3歩の範囲で進みます。

トロルド-o-51
▲木の通路の内側が移動マスで、外側が配置マスです。

トロルド-o-52
▲例えば、このオレンジプレイヤー配置マスのルートを選んだ場合、
▲1歩目が氷河で、2歩目がフィヨルドで、3歩目がとなります。
(※他のトロールがいるマスは飛び越える!)

トロルド-o-53
▲ここで、もし1歩進んで氷河のマスに止まったら、

トロルド-o-54
▲自分の小さなトロール1体を、氷河エリアに配置できます。

トロルド-o-55
▲あるいは、3歩進んでのマスに止まったら、

トロルド-o-56
▲自分の小さなトロールを3体まで、どちらかの森エリアに配置できます。
(※2つのエリアに分けて配置することはできない!)

トロルド-o-57
▲一方、移動マスのルートを選んで、
▲例えば3歩進んだ場合、

トロルド-o-58
▲すでに盤上に配置してある自分のトロールを3回まで移動させられます。
(※2歩なら2回まで、1歩なら1回まで)

トロルド-o-59
▲このとき、3体を1回ずつ移動させても、

トロルド-o-60
1体を3回移動させても問題ありません。



☆追い風

最後尾のプレイヤーが常にターンプレイヤーになると、
先を行くプレイヤーたちが不利になりがちですが、
そこを救済するルールが"追い風"です。

トロルド-o-61
ターンプレイヤーが、

トロルド-o-62
▲進んで止まった結果、まだ先にプレイヤーがいる場合、
▲そのプレイヤーたちは、現在地のマスを1回まで利用できます

上の画像の場合、
茶プレイヤー移動1回まで
黒プレイヤーフィヨルド1体まで配置、
白プレイヤーツンドラ1体まで配置できるわけです。

トロルド-o-63
▲こちらの場合は、
白プレイヤーのみがツンドラ1体まで配置できます。



☆2人で砦を叩く!!

実は、このゲーム、
他のプレイヤーと協力して2人で砦を叩くことができるのですが、
その辺りのルールが少しばかり複雑になっていますので、
そこだけ別記事にて紹介させてもらう予定です。

【※追記】別記事を書きました!→こちら



★コメント

タワーをハンマーで叩いて、中からキューブを出すゲーム!
…と聞きまして、私星屑、確信しました。

絶対、間違いなく、バカゲーだろうと!!

そんなわけで、
ある日のボードゲーム会の前夜に届いたこのゲーム、
ちょろっとルルブを読んだらすぐに理解できるだろうと、
高をくくっていた結果…、

付属の日本語説明書の18ページという厚さに意表をつかれて、
結局のところ夜中までかかってルールを把握するはめになり、
寝不足でのボドゲ会となったわけです。

ええ、私が間違っていましたとも。

露骨なアクションゲームでも、濃ゆいものは濃ゆいのだ…!

トロルド-o-67

まず、ハンマーアクションからして、
一筋縄ではいかない仕様になっています。

ただ単に強く叩けば多く出るというわけではなく、
うまく力をタワーに伝えて振動させないと出やしません。

必要なのはパワーではなくテクニックなんですね!


そして何より、そこに至るまでのコマ配置。

トロルド-o-66

最後尾が常にターンプレイヤーというシステムを、
"追い風"のルールがまさにフォローしていて、
隙のない作りになっています。

おかげで、プレイヤーも隙を見せることができず、
がっつりと考えさせられてしまうのです…!

とはいえ選択肢は多くないので、
ダウンタイムは短めなのが良いですね♪( ̄▽ ̄*)


また、この記事では端折りましたが、
2人で協力して砦を叩くのが味わい深いです。

簡単にいうと、
2人で塔を叩けば、その2人のトロールを合算できて、
ヒットリミットとカラーリミットを増やせますが、
厄介なことに"主導権"というものが発生します。

主導権を持つ方が、ハンマーを振るって砦を叩き、
さらに財宝獲得の優先権を持つのですが、
この主導権が"空振り"によって相手に移るのです。

空振りとは、
砦を叩いた結果、何も出てこないことをいいます。

ターンプレイヤーが主導権を持って叩き始めた結果、
途中で空振りしてしまい、相手に主導権を奪われて、
軒を貸したつもりが母屋を取られてしまう…。

一方で、協力を求められた側も、
上手く立ち回れば、おこぼれにあずかることができますが、
下手をすると利用されるだけされて終わる可能性もありますので、
協力するかどうかは慎重に決めなければなりません。

ただの友好的な協力ではなく、
あくまで、お互いの利害の一致による協力ということで、
プレイヤー間に適度な緊張感が漂い続けるわけですね。

トロルド-o-65

キューブのタワーにハンマーという、いかにもな見た目で、
てっきり大味な爆笑系のアクションゲームかと思いきや、
その実、繊細なルールの真剣勝負系アクションゲームという…。

間違いなく、ここ最近の意外性ナンバーワンでした!

トロルド-o-64

最後に、購入のオススメ度合いですが、

オトナがじっくりと楽しめるアクションゲームをお求めであれば、
どんぴしゃではないかと思います!

ただし、
ハンマーで叩きまくるというルール上、
いくら密度の高い素材で作られているとはいえ、
いつタワーが壊れてしまうかは分かりません

しかも、タワーを失うことは、
イコールでこのゲームを失うことになりますので、
その覚悟が必要になります。

壊れても泣かないメンタルがなければ、
購入は控えた方がよろしいでしょう。

また、もし購入するのであれば、
日本語説明書が付属しているものを強くオススメします。
(駿河屋さんあたりを探してみてください!)



トロールフィヨルド 関連記事
ルール補足(2人で砦を叩く件について)

ボードゲーム記事一覧




記事を閉じる▲

【2019/03/02 00:01】 | 紹介・開封 【タグ】 トロールフィヨルド  
|