私星屑が入手した「メディナ」は第2版ですが、
この第2版から、2つの追加要素があります。
1つが「ティータイル」。
紫の宮殿へ屋根を置いた順に獲得できるティータイルは、
使い捨てで使用することで、自分のターンのコマの配置を、
2つではなく1つに減らすことができるというものです。
「メディナ」というゲームでは、
コマを置きたくないけど置かないといけない…!
と、いう状況がちょいちょい発生しますので、
手元にあると心強いタイルとなっています!
そして、もう1つが「井戸」。
井戸の効果は、配置制限と追加勝利点です。
まず、井戸の周囲8マスには商人コマしか配置できません。
加えて、井戸からタテヨコに向かって2マス目の地点に、
建物コマか小屋コマが配置されている宮殿には、
追加の4勝利点が加算されます!
これら2つの追加要素を導入して、
第1版とは違った「メディナ」を楽しんでみましょう♪( ̄▽ ̄*)
★ティータイル

▲これ飲んでるのは何茶なんだろう…?( ̄▽ ̄*)
☆獲得方法
ティータイルは、
紫の宮殿に自分の屋根コマを置くことで獲得できます。
このとき、獲得できるティータイルの枚数は、
紫宮殿に何番目に屋根を置いたかによって決まります。
1番目:3枚
2番目:2枚
3番目:1枚
4番目:なし

▲まず、最初に紫宮殿に屋根を置いたプレイヤーは、
▲ティータイルを3枚ゲットです!!!

▲次いで、2番目に置いたプレイヤーは2枚、
▲3番目が1枚で、4番目は0枚となります。
これにより、まだ育ちきっていなくても、
早めに紫宮殿を確保するメリットが生まれたわけです…!
☆使用方法
ティータイルの使用方法をまとめると…、
・使用は1ターンに1枚まで。
・自分のコマの配置数を1減らす。
・ティータイルは使い捨て。
ティータイルを使用し、"ティーブレイク"を宣言することで、
そのターンの自分のコマの配置数を1減らすことができます。
ただし、使用できるのは1ターンにつき1枚までですので、
2枚使って2配置→0配置とすることはできません。
なお、ティータイルは使い捨てですので、
使ったティータイルは箱に戻しておきましょう。

★井戸

▲たったこれだけで井戸を表現できるってすごい…!( ̄▽ ̄*)
☆配置制限
井戸の周囲8マスには、
商人コマのみ配置できます。

▲図にすると、こんな感じ。
図の"商"のマスには、
建物コマも小屋コマも、もちろん城壁コマも置けません。
☆追加勝利点
井戸からタテヨコに向かって2マス目の地点に、
建物コマか小屋コマが配置されている宮殿には、
追加の4勝利点が加算されます。

▲図にすると、こんな感じ。
図の"+4"のマスに宮殿を絡めることで、
ボーナス点がもらえるわけです!
☆井戸の具体例

▲この場合…、
★のマスに絡む宮殿にボーナス点が入りますので、
緑プレイヤーの灰色宮殿は+4勝利点、
青プレイヤーの茶色宮殿は+4勝利点、
赤プレイヤーの紫宮殿は+8勝利点となります。
私星屑の経験で申し上げれば、
初めて「メディナ」をプレイする際は追加要素を外し、
2度目以降のプレイで追加要素を導入するのがよろしいかと!
追加要素なしの「メディナ」も、
十分なバランスを保っていますので…!( ̄▽ ̄*)
「メディナ」 関連記事
→次回:
→ボードゲーム記事一覧
記事を閉じる▲
|
「メディナ」での得点方法は、大きく分けて2つです。
1つが、自分の"宮殿"からの得点。
自分の色の屋根が置かれている宮殿の建物コマ、小屋コマと、
それらに隣接する商人コマ、城壁コマから、
それぞれ1勝利点を得られます。
そして、もう1つがタイルからの得点です。
この"タイル"という要素によって、
プレイヤーたちは、どの宮殿を、あるいはどの塔を狙っていくか、
戦略を練る必要が出てきます…!
★宮殿タイル

▲4枚の宮殿タイル。
宮殿タイルは1色につき1枚あって、
灰色の宮殿タイルは1勝利点で、
オレンジの宮殿タイルは4勝利点で…と、
それぞれ勝利点が違います。
そして、その獲得条件は、
いちばんサイズの大きな宮殿を最後までキープしていることです。
つまり、
いちばん大きな灰色の宮殿を最後までキープしていれば1勝利点で、
いちばん大きなオレンジの宮殿を最後までキープしていれば4勝利点、
ということになります。
以下、具体的な例を見ていきましょう!
☆宮殿タイルの所有権
宮殿タイルは、
まず最初に、その色の宮殿に屋根を置いたプレイヤーが獲得します。

▲今回、紫宮殿に最初に屋根を置いたのは赤プレイヤーでした。
▲赤プレイヤーは、紫の宮殿タイルを獲得します。
その後、この紫宮殿よりサイズの大きな紫宮殿を
他のプレイヤーが確保したら、紫の宮殿タイルは、
より大きな紫宮殿を確保しているプレイヤーのものとなります。
赤プレイヤーの紫宮殿のサイズは4コマですので、
5コマ以上の紫宮殿を確保したプレイヤーがいたら、
紫の宮殿タイルは所有権が移るわけですね。

▲赤プレイヤーが4コマの紫宮殿に屋根を置いた後、
▲2番目に紫宮殿に屋根を置いたのは緑プレイヤーでした。
しかし、緑プレイヤーの紫宮殿のサイズは4コマ。
赤プレイヤーの4コマを超えることができませんでしたので、
紫の宮殿タイルの所有権は、赤プレイヤーのままです。

▲続いて、3番目に紫宮殿に屋根を置いたのは青プレイヤーでした。
青プレイヤーの紫宮殿のサイズは5コマで、
赤プレイヤーの4コマを超えましたので、
紫の宮殿タイルの所有権が、赤プレイヤーから青プレイヤーに移ります!
☆小屋コマも宮殿に含まれる
しつこいようですが、
"宮殿"には建物コマだけでなく、小屋コマも含まれます。
そして、小屋コマは屋根がある建物へ接続できますので、
これを利用すれば…、

▲宮殿のサイズを超えられてしまった後でも、
▲ふたたび抜き返して、宮殿タイルを奪還することが可能です!
赤プレイヤーは、2つの小屋コマを接続することにより、
紫宮殿のサイズを4マス→6マスに拡大し、
青プレイヤーから紫の宮殿タイルを取り返しました…!
こうして、宮殿タイルの奪い合いをくり返していき、
ゲーム終了時に、各色の宮殿タイルを所有しているプレイヤーが、
その勝利点を得ることができるわけです!
★塔タイル

▲4枚の塔タイル。
塔タイルは4枚あって、
それぞれ得られる勝利点が異なります。
そして、その獲得条件は、
それぞれの塔から伸びる城壁コマに、
最後に自分の宮殿を隣接させることです。
このとき、宮殿の色やサイズは関係なく、
とにかく最後に隣接させたもの勝ちとなります。
以下、具体例を見ていきましょう!
☆塔タイルの所有権
塔タイルも、
まず最初に、その塔から伸びる城壁に自分の宮殿を隣接させたプレイヤーが獲得します。

▲今回、4の塔から伸びる城壁に、
▲最初に自分の宮殿を隣接させたのは赤プレイヤーでした。
▲赤プレイヤーは、4の塔タイルを獲得します。

▲続いて、同じく4の塔から伸びる城壁に、
▲青プレイヤーが自分の宮殿を隣接させました。
塔タイルは、より後に隣接させたプレイヤーに所有権が移りますので、
青プレイヤーは赤プレイヤーから4の塔タイルを受け取ります。
☆小屋コマも宮殿に(以下略)
例によって、小屋コマも宮殿に含まれます。
ここで申し上げたいことは、
城壁に隣接するのは小屋コマでもOKということです。

▲青プレイヤーに4の塔タイルを取られてしまった赤プレイヤーは、
▲★のマスに小屋コマを配置することによって…、

▲4の塔から伸びる城壁に自分の宮殿を隣接させて、
▲4の塔タイルを取り返すことができます…!
☆商人コマの獲得
城壁への隣接は、後になればなるほど有利です。
なんてったって、塔タイルは、
最後に隣接させたプレイヤーのものになるのですからね…!
それでは、最初に塔タイルを獲得するメリットは、
一体どこにあるかというと…、
1の塔、2の塔、3の塔の塔タイルを、
最初に獲得したプレイヤーは、ボーナスの商人コマも獲得できるんです!

▲例えば、2の塔タイルを最初に獲得したプレイヤーは、
▲商人コマ2つも一緒に獲得できます。

▲1の塔を最初に獲得すれば商人コマ3つ獲得で、
▲4の塔は商人コマのボーナスこそありませんが、
▲塔タイル自体の勝利点が4点…!
序盤と終盤で、
プレイヤーたちが狙う塔は変わっていくわけです!( ̄▽ ̄*)

▲こちらが今回の内容のまとめです。
次回がルール確認の最終回で、追加要素のチェックになります!
「メディナ」 関連記事
→次回:追加要素
→ボードゲーム記事一覧
記事を閉じる▲
|
基本的には、
みんなで建物コマをつないで大きくした宮殿に、
どのタイミングで屋根コマを置いてGETするか…?
と、いうのが「メディナ」というゲームなんですが、
そこに、さらなる3種類のコマが加わることによって、
戦略の幅が大きく広がります…!
今回の記事では、
そんな3種類のコマ――「小屋コマ」「商人コマ」「城壁コマ」の、
配置の方法や役割についてチェックしていきましょう!
★小屋コマ
役割→宮殿の拡張
接続先→建物コマ(屋根があってもOK)
隣接不可→他の宮殿(建物&小屋)
☆接続先
すでに屋根が置かれている宮殿には、
新たな建物コマを接続できない…というのは、
前回の記事で2回くらい確認しました。

▲屋根があるので建物コマを接続できない例。
それでも、せっかく宮殿をゲットしたんだし、
なんとか大きくして、勝利点を増やしたい…!( ̄▽ ̄;)
そんなアナタの要望を叶えてくれるのが、
とっても便利な「小屋コマ」なんです!!
小屋コマは、
屋根の有無に関係なく、建物コマにタテ・ヨコで接続可能で、
宮殿を1マスぶん大きくすることができます!

▲建物コマは接続できませんでしたが、
▲小屋コマなら接続することができるんです…!

▲元々、建物コマが2つしかない宮殿でしたが、
▲小屋コマを2つ接続することで、
▲勝利点が倍(2点→4点)になりました!!
☆小屋コマも"宮殿"に含まれる
これも何度目かの話になりますが、
"宮殿"には建物コマだけでなく、
小屋コマも含まれます。
そして、この後に登場する「商人コマ」と「城壁コマ」は、
隣接する"宮殿"に追加の勝利点をもたらします。
つまり…、

▲追加の勝利点を得るために商人コマや城壁コマに隣接するのは、
▲建物コマだけではなく、小屋コマでもOKということです!
自分の宮殿と、商人コマや城壁コマの間に、
1マスのスペースがあって届かない…というときは、
うまく小屋コマを配置して、"橋渡し"してあげましょう♪( ̄▽ ̄*)
☆小屋コマに小屋コマは接続不可
最後に、ありがちな勘違いなんですが…、

▲小屋コマに小屋コマを接続することはできません。
小屋コマの接続先は、
あくまで「建物コマ」であることに注意してください。
★商人コマ
役割→隣接する宮殿への加点
接続先→商店街の片端(どちらか)
隣接不可→同時に2人以上の商人
☆接続先
商人コマは、ひと筆書きの"商店街"をつくり、
隣接する宮殿に追加の勝利点をもたらしてくれるんです!
そんな商人コマの配置方法ですが…、

▲すでに置かれている商人コマの列のうち、
▲両端のどちらかに、タテ・ヨコで接続します。

▲この場合、置けるマスは6ヵ所です。
ここで、いちばん右のマスに新たな商人コマを置くと…、

▲次の選択肢は5択になります。
さらに、ここでは商人コマを右下に置いてみましょう。
すると…、

▲左端の商人コマには、3マスの選択肢がありますが、

▲右端の商人コマには、1マスの選択肢(×)しかなく、
▲しかも、そのマスは2人の商人に隣接してしまいますので、
▲商人コマを配置することができません。
商人コマの並びの位置が、自分にとって不都合な場合、
このような感じで、意図的に配置の選択肢を狭めることができます…!
逆に、自分の宮殿に近い場合は、
選択肢がなくならない配置を心がけましょう♪( ̄▽ ̄*)
☆接続先の選択肢が無い場合
建物コマの配置のときも、
同じような話がありましたが…、

▲商人コマの列の、両端どちらにも、
▲新たな商人コマを接続できない場合は、

▲他の商人コマに隣接しない任意のマスに置くことができます。
これは我田引水の大チャンスですので、
少しでも自分の宮殿を囲めそうな位置を選びましょう!

▲商人コマを上手く並べられるか否かで、
▲得られる勝利点は大きく変わります…!
まさに勝利点の格差社会や!!!( ̄▽ ̄;)
★城壁コマ
役割→隣接する宮殿への加点
接続先→塔or城壁
隣接不可→異なる塔の城壁どうし
☆接続先
城壁コマは、他のコマと違って、
メディナの街の外周に配置していくことになります。

▲城壁コマを配置できる場所は、

▲四隅の「塔」の隣か、または、

▲すでに置かれている城壁コマの隣です。
☆1辺に1ヵ所のゲート
異なる塔から伸びる城壁どうしは、
最低でも1マス以上は空けておかないといけません。

▲この隙間は"シティ・ゲート"を表していて、
▲住民の出入りに欠かせないものとなっているようです。
5種類のコマの紹介は以上となります…!
建物コマで宮殿をつくる。
↓
屋根コマで宮殿をゲットする。
↓
小屋コマで宮殿を拡大する。
↓
商人コマと城壁コマを隣接させる。
…というのが「メディナ」の大まかな流れですね!
次回は、
もう一つの得点要素であるところの「タイル」について、
チェックしていきたいと思います♪( ̄▽ ̄*)
「メディナ」 関連記事
→次回:宮殿タイル&塔タイル
→ボードゲーム記事一覧
記事を閉じる▲
|
今日から2記事に渡って、
各種コマの置き方をチェックしていきます!
さて、「メディナ」のコマは5種類あって…、

▲つなげていくことで"宮殿"をつくる「建物コマ」、

▲建物コマに乗せることで、
▲その宮殿を自分のものにできる「屋根コマ」、

▲建物コマに接続することで、
▲宮殿を拡大できる「小屋コマ」、

▲宮殿と宮殿の間に"商店街"をつくり、
▲隣接する宮殿に勝利点をもたらす「商人コマ」、

▲ボードの外周に配置して、
▲隣接する宮殿に勝利点をもたらす「外壁コマ」、
と、それぞれ異なる役割を持っているわけです。
この中から、まずはゲームの基盤となる、
「建物コマ」と「屋根コマ」について説明していきましょう!
★建物コマ
役割→宮殿の構成
接続先→屋根のない同色の建物コマ
隣接不可→他の宮殿(建物&小屋)
☆接続先
建物コマは、屋根のない同色の建物コマにのみ、
タテ・ヨコで接続することができます。

▲いま、紫の建物コマを配置しようとしていますが…、
①は屋根のない同色(紫)の建物コマですので、
新たな紫の建物コマを接続することができます。
②は同色(紫)の建物コマですが、すでに屋根がありますので、
新たな紫の建物コマを接続することはできません。
③は屋根こそありませんが、色が違いますので、
紫の建物コマを接続することはできません。
☆隣接不可
建物コマは、他の宮殿(建物&小屋)に隣接するようには、
配置することができません。

▲ここに、紫の建物コマを配置する場合…、
まず、前提として、
灰色の宮殿や、屋根がある宮殿には、
接続することができません。
そこで、左下の宮殿にタテ・ヨコで接続しようと思いますが、
×のマスには、紫の建物コマを置くことができません。
上の1マスは、灰色の宮殿と隣接してしまいますし、
右の2マスは、屋根がある宮殿と隣接してしまいます。
(ナナメの隣接もできないことは、前回の記事で説明しました)
よって、
○のマスの中から1マスを選んで、
紫の建物コマを配置することになります。
☆接続先の建物コマが無い場合
建物コマを配置しようにも、
接続できる宮殿が無い場合は、
隣接不可ではない任意のマスに置くことができます。

▲いま、紫の建物コマを配置しようとしているところですが、
▲屋根のない紫の宮殿が全くありません。
こんなときは、

▲好きなマスに置くことができます。
ただし、やはり他の宮殿と隣接するような配置はできませんので、
それだけは気をつけましょう!
★屋根コマ
役割→宮殿の確保(所有)
配置場所→屋根のない宮殿の建物コマ
配置不可→自分が屋根コマを置いている色の宮殿
☆配置場所
屋根コマは、まだ屋根コマが乗っていない宮殿の建物コマにのみ、
配置することができます。
しかしながら、すでに自分が屋根コマを置いている色の宮殿へは、
屋根コマを配置することができません。
自分の色の屋根コマを配置した宮殿は、自分だけのものとなり、
得点計算時、自分に得点をもたらしてくれます!

▲いま、赤プレイヤーが屋根コマを配置しようとしていますが…、

▲すでに屋根コマが乗っている宮殿には、
▲新たな屋根コマを配置することはできません。

▲加えて、赤プレイヤーは、
▲すでに紫の宮殿に自分の屋根コマを配置済みですので、
▲これ以上、紫の宮殿へ屋根コマを置くことはできません。

▲結果、赤プレイヤーは、
▲灰色の宮殿に屋根コマを配置しました。
なお、宮殿の中のどの建物コマの上に屋根を置くかは自由です。
ゲームの進行や、得点計算への影響は全くありませんので、
いちばんイケてると思える場所に配置しましょう♪( ̄▽ ̄*)
☆配置は宮殿1色につき1つまで
すでに自分の屋根コマが置かれている色の宮殿へは、
屋根コマを配置できない…というのは、つまり、
屋根コマの配置は、宮殿1色につき1つまで!
…と、言い換えることができます。

▲プレイヤーが4つ持っている屋根コマは、
▲4色の宮殿に1つずつ…というわけですね。
☆1色の宮殿を全員が獲得した場合の処理
プレイヤー全員が、ある1色の宮殿に屋根コマを置いた場合、
その色の建物コマは、即座に全てゲームから除外します。

▲例えば、紫の宮殿に全員が屋根コマを置いたら、

▲全員、自分のついたての中から紫の建物コマを全て出して、
▲ゲームから取り除かなければなりません。
(箱に戻しておきましょう)
☆配置後は建物コマの接続不可
すでに建物コマの配置ルールで説明済みですが…、

▲一度、屋根コマを乗せてしまった宮殿には、
▲それ以上、建物コマを接続することができなくなります。
概要の記事で触れたとおり、「メディナ」では、
自分の屋根がある宮殿の建物コマの数が、
そのまま勝利点になりますので…、
建物コマが3つの宮殿は3勝利点、
建物コマが5つの宮殿は5勝利点です。
つまり、屋根コマを乗せるということは、
その宮殿の建物コマからの勝利点を確定させることに他なりません。
それならば、
できるだけ建物コマの多い宮殿に屋根を乗せたいところですが、
宮殿が大きくなるのを悠長に待っていれば、
先に他のプレイヤーに取られてしまうかもしれない…( ̄▽ ̄;)
このジレンマが「メディナ」の面白みになっていて、
"どれくらいのサイズの宮殿を狙うか"というのは、
一つの大きなテーマです!
ここで、4人プレイ時の建物コマの使用数を見てみると、

▲建物コマ1色につき20個。
これを4人で割ると5個ですので、4人プレイのときは、
5個以上の宮殿…というのが目安になるかもしれませんね。( ̄▽ ̄ )
最後に、
そんな5個以上の宮殿の獲得方法の一例を示しておきましょう。

▲自分のターンが回ってきたときに、
▲まだ誰も屋根を置いていない、
▲建物コマ4個の宮殿がありましたので…、

▲1アクション目で建物コマを接続して、
▲2アクション目で屋根コマを乗せることで、
▲建物コマ5個の宮殿をゲットすることができました!
「メディナ」というゲームの基盤は、
みんなで建物コマを配置していく中で、
いつ、どの宮殿に屋根コマを置くか…!
と、いうところにあります。
そして、そんなシンプルな陣取りゲームを彩るのが、
他の3種類のコマたちなんですが…、
それはまた、次回のお話です!
「メディナ」 関連記事
→次回:コマの配置(2/2)
→ボードゲーム記事一覧
記事を閉じる▲
|
前回の記事でゲームの準備についてはバッチリですので、
今回はゲームの概要をチェックしていきたいと思います!
で、まるっと"概要"なんてコトバでまとめちゃいましたけど、
具体的に何の話かというと申しますと、
★ゲームの終了条件
★ゲームの勝利条件&得点方法
★ターンの流れ
★〈接続〉と〈隣接不可〉について
…以上の4項目です!
まずは表面的なところをサラッと流してから、
順次、細かいところを掘り下げて参ります!
★終了条件
「メディナ」の終了条件は、
誰もコマを置けないことです。

▲持ち駒がなくなってしまったり、
あるいは、
コマが残っていても、置けるマスがなかったりすると、
そのプレイヤーのターンは飛ばされます。
こうして、コマを置けるプレイヤーだけが残っていき、
最後に、誰もコマを置けなくなったタイミングで、
ゲームは終了するというわけです。
★勝利条件&得点方法
「メディナ」の勝者は、
いちばん勝利点の高いプレイヤーです。
そして、その勝利点の獲得方法は、
コマによるものと、タイルによるものの2種類があります。
コマによる勝利点は、
自分の宮殿を構成する建物コマと小屋コマに加えて、
自分の宮殿に隣接する城壁コマと商人コマから獲得します。
タイルによる勝利点は、
ゲーム終了時に保持していたタイルから獲得します。
ここでは、
実際に並べたコマを見ながら、
得点計算の方法をチェックしてみましょう!
☆建物コマ

▲自分の色の屋根コマが乗っている、ひと続きの建物コマは、
▲1つにつき1勝利点です。

▲この場合、建物コマが5つ連なっていますので、
▲赤プレイヤーは5勝利点を獲得します。
(屋根の下の建物コマのカウントも忘れずに!)
☆小屋コマ

▲自分の色の屋根コマが乗っている、ひと続きの建物コマに、
▲タテヨコで接続している小屋コマは、1つにつき1勝利点です。

▲この場合、3つの小屋コマが接続していますので、
▲赤プレイヤーは3勝利点を獲得します。
(建物コマ⑤+小屋コマ③)
※重要※
ひとカタマリの建物コマと小屋コマを、
まとめて"宮殿"と呼称します。
▲建物コマだけでなく、
▲小屋コマも含めて"宮殿"です!
この"宮殿"というキーワードは、
以降、ちょいちょい登場しますので、
しっかり押さえておきましょう…!
☆城壁コマ

▲自分の色の屋根コマが乗っている宮殿(建物コマ&小屋コマ)に、
▲タテヨコで隣接している城壁コマは、1つにつき1勝利点です。

▲この場合、宮殿には3つの城壁コマが隣接していますので、
▲赤プレイヤーは3勝利点を獲得します。
(建物コマ⑤+小屋コマ③+城壁コマ③)
☆商人コマ

▲自分の色の屋根コマが乗っている宮殿(建物コマ&屋根コマ)に、
▲タテヨコで隣接している商人コマは、1つにつき1勝利点です。

▲この場合、

▲宮殿には6つの商人コマが隣接していますので、
▲赤プレイヤーは6勝利点を獲得します。
(建物コマ⑤+小屋コマ③+城壁コマ③+商人コマ⑥)
結果、赤プレイヤーは、この紫の宮殿から、
5+3+3+6=17勝利点を獲得したわけですね!
☆宮殿タイル&塔タイル
一方、タイルの得点計算は、よりシンプルで…、

▲単純に、タイルの数字どおりの勝利点を獲得します。
つまり、
「2」と記されているタイルは2勝利点ですし、
「4」と記されているタイルは4勝利点というわけです。
タイルは、ゲーム中に持ち主がコロコロと変わり、
最終的には、ゲーム終了時に保持していたプレイヤーのものとなります。
★ターンの流れ
自分のターンが回ってきたら、
手持ちのコマを2つ配置しなければなりません。
これは強制で、
例え、敵に塩を送ることになってしまうとしても、
必ず手持ちのコマ2つを、ゲームボードに置く必要があります。
ただし、
手持ちのコマが残り1つの場合や、
ルール上、どうしても1つしか置けない場合は、
1つだけ置けばOKです。

コマを2つ配置するにあたって、
2つのコマの組み合わせは自由となっています。

▲全く同じコマを2つでもOKですし、

▲色ちがいのコマを1つずつでもOKですし、

▲種類ちがいのコマを1つずつでもOKです。
コマを2つ置いたら、
時計回りで次のプレイヤーのターンとなります。
★〈接続〉と〈隣接不可〉について
この記事のラストになりますが、
ここで、ちょっと大事なことを説明しておきます。
次回の記事からは、
コマごとの配置方法をチェックしていくんですが、
その前提として、
〈接続〉と〈隣接不可〉
…について、知っておいてもらいたいのです。
〈接続〉とは、
コマとコマをつなげることを指して、
〈隣接不可〉とは、
つなげられないコマとコマのことを指します。
ここに、大きなポイントがあって、
〈接続〉の場合は、
タテ・ヨコのみであるのに対して、
〈隣接不可〉の場合は、
タテ・ヨコに加えてナナメまで含むんです!
と、コトバで説明しても伝わりにくいですので、
以下、画像を交えて解説していきましょう。
☆〈接続〉はタテ・ヨコ
コマを配置する際、他のコマに接続する場合は、
タテ・ヨコでしか接続できません。

▲ボード上にある、紫の建物コマに、
▲新たな紫の建物コマを接続する場合、

▲タテ・ヨコには接続できますが、

▲ナナメには接続できません。
…と、これはボードゲームのルールではよく見かける話。
問題はここからです…!
☆〈隣接不可〉はタテ・ヨコ・ナナメ
詳細は後に回しますが、「メディナ」では、
異なる宮殿どうしは〈隣接不可〉というルールがあります。

▲例えば、紫の宮殿と灰色の宮殿は、
▲隣接させることができません。
ここでいう〈隣接不可〉というのが、
タテ・ヨコで隣接させられないだけでなく、
ナナメでの隣接も不可となっているのです!
少し、例を見てみましょう。
紫の宮殿にごく近い灰色の宮殿に、
新たな灰色の建物を接続するという状況で…、

▲この場合、×のマスに灰色の建物コマを置くと、
▲紫の建物コマにタテで隣接してしまいます。
(ので、×のマスには配置できません)
加えて…、

▲こちらの×のマスに灰色の建物コマを置いても、
▲紫の建物コマにナナメで隣接してしまいますので…、

▲灰色の建物コマを接続できるのは、
▲この○のマスのみというわけなんです。
ちなみに、
"ナナメ隣接不可ルール"に沿って、建物コマの配置を続けると…、

▲このような感じになり、
▲宮殿と宮殿の間に"路地裏"が形成され…、

▲"路地裏"には、商人コマで"商店街"をつくることができます。

▲もしも、宮殿のナナメでの隣接がアリだったらば、
▲せっかくの"路地裏"が分断されてしまいますので…、

▲どうやら、それを防ぐために、
▲ナナメでの隣接は不可というルールにしているようですね。
以上を踏まえた上で、
次回からはコマごとの配置方法をチェックしていきたいと思います!
「メディナ」 関連記事
→次回:コマの配置(その1)
→ボードゲーム記事一覧
記事を閉じる▲
|
☆OPENボードゲーム会「福岡市城南区でボードゲーム」
→第6回8月13日(日)
☆OPENボードゲーム会「大分県宇佐市でボードゲーム」
→第32回8月20日(日)
☆遠征:2回参加
20(日)【大分県宇佐市でボードゲーム#31】
23(水)【福岡大学ボードゲーム研究会例会#3】
26(土)27(日)【NAGO湯布院ゲーム合宿#3】
★8月!!!!!!!!
☆福岡市城南区でボードゲーム#6

▲8月の城南開催では、

▲"火山ゲーム特集!"と題して、

▲「マウナ・ケア」や、

▲「大噴火」といった、
火山ゲームの卓を立ててみました!
タイル配置型ゲームの中でも、
火山がテーマのタイトルは私星屑の大のお気に入りです…!
そして、火山は関係ないんですが、
大穴枠でウケたゲームが…、

▲「ファニーバニー」!!
対象年齢3歳~というシンプルなゲームのルールを、
みんなでせっせと魔改造して…、
めちゃくちゃ笑えるゲームに仕上げることができました♪( ̄▽ ̄*)
改造ルールは、いずれ記事にしてお届けしたいと思います!
そしてそして、
この日の「タンブリンダイス」では、
"神ってる"というコトバをほとんど使わない私星屑ですら、
「神ってる!」と言わざるをえない状況が発生…!

▲なんと4倍ステージに6の出目が4つ!!!!
正真正銘、これ以上はないプレイングを成し遂げて、
星屑、嬉しさよりも震えが止まりませんでした…!( ̄▽ ̄;)
※なお、結果は200対232で相手チームの勝利。

▲からあげリーグは、
▲10戦を終えて、このような途中経過となっています。
☆大分県宇佐市でボードゲーム#31

▲一方の宇佐開催では、

▲「フォレロッテ」に、

▲「5ミニッツダンジョン」に、

▲「ナイトフォール」にと、
カードゲームが印象的な回になりました!
さらに、福岡県北九州市からSIMさんがいらしたので、

▲めっちゃ久しぶりに「マフィア・デ・クーバ」をプレイ!
いつになく参加者の多かった日というのもあって、
フルメンバーの12人で楽しむことができました♪( ̄▽ ̄*)
結果は2ゲームやって、2連続でCIAの単独勝利!!
何名か初心者さんが参加されていた卓ながら、
やはり「マフィア・デ・クーバ」の"軽さ"が良かったのか、
みんな終始、大笑いでした…!
☆福岡大学ボードゲーム研究会例会#3
星屑は2度目の参加となる福大ボド研の例会!
特に印象に残ったゲームは…、

▲初プレイ&初勝利を飾れた「海道」と、
(タイルゲームで勝つのは嬉しいですね♪)

▲こちらも初プレイの「大喜利人狼」!!
いや、この大喜利人狼すばらしすぎる…!
ほんとプレイ感が「大喜利+ワンナイト人狼」ですね!
星屑は、ぜんぜん面白いことが書けなかったけど…、
また機会があったらプレイしてみたいと強く思いました♪( ̄▽ ̄*)
☆NAGO湯布院ゲーム合宿#3

▲さて、毎年8月の大本命といえば、
▲NAGOさんによる湯布院でのゲーム合宿です…!
土曜日の15時にチェックインして、
日曜日の12時にチェックアウトするまで、
ほとんど丸一日、ゲーム三昧!!!
いやぁ、
オトナになったら、ゲームなんかしなくなるって聞いてたけど、
オトナになってからの方が、むしろリミッター解除されてるよね。
今年も思いっきりボードゲームの夏を満喫するぞー!っと、
合宿で星屑がプレイしたゲームは…、

▲「ジャンク・アート」
人数も多いし、音も気にしなくていいしで、フルメンバーの6人プレイ!
これはプレイヤーのさじ加減ひとつで難易度が変動するゲームですが、
(星屑を含めて)みんな容赦なくキツい選択肢をとっていったので、
作品はいずれもイビツすぎるものに…!
うまくいけば盛り上がり、
崩れてしまえば大笑いで、
いい具合に合宿開始直後の"ムードメーカー"になってくれました!!

▲「フルーツジュース」
県北のヤマシタさんが最近イチオシしている、
ワーカープレイスメント・ゲームです!
プレイヤーはカメさんやヒツジさんになって、
フルーツジュースを作ります。
で、星屑にとってのハイライトは"フルーツめくり"でした。
坊主めくりの要領で、
山札から任意の枚数のカードを引いて、
バーストしなければフルーツGET…というアクションで、
それまでバーストしかしていなかった星屑でしたが、
最後の最後で華麗に5枚GET!!
単純計算で確率80%→60%→40%→20%の難関でしたが、
ほとんど勢いだけで突破することができました…!
(なおゲームには負けました!)

▲タイトル忘れたけど推理ゲーム
殺人事件の凶器と証拠を当てる協力型ゲームで、
がろうリーダーのときはすんなりと的中しましたが、
星屑リーダーはうまくヒントを伝えられず、
捜査員たちが大混乱…!
存分に無能上司っぷりを露呈していまい、
みんなからの罵倒を甘受するほかありませんでした…( ̄▽ ̄;)
つ、次こそは…!

▲「ハイタイト」
いっぺんプレイしてみたかったゲームです!
星屑、しっかりとアロハシャツを着込んで、
思いっきり夏に浸ることができました♪( ̄▽ ̄*)

▲「ニャーロックホームズ」
NAGOさんは猫カフェのサークルなので、
猫ゲームが欠かせません…!
星屑、「4人の容疑者」が好きですが、
この「ニャーロックホームズ」も負けず劣らず、
テンポの良い推理ゲームで気に入りました!!

▲「アドレナリン」
星屑イチオシのFPSゲームです!
今回はなんといっても、
O嶋さんの「T.H.O.R.」が完璧でした!!

▲「メディナ」
星屑にしては珍しく、ガチの面子でのガチゲーに身を投じましたが、
やはりというか何というか、息をのむ好勝負を堪能できました…!

▲「フラムルージュ」
初めての坂に挑んでみましたが、
完全に足を残したまま終わってしまいました。( ̄▽ ̄;)

▲「スピンデレラ」
そろそろ明け方です。徹夜明けです。
(星屑は少し仮眠をとりました)
全員が最後の1匹となってから、もつれにもつれましたが、
最後はぶちょーさんが抜け出して勝利しました!

▲「ザ・ゲーム」
眠くなると、シンプルなゲームをしがちですよね。
そして「ザ・ゲーム」って、
なんというか"謝罪ゲー"だなぁと思いました…( ̄▽ ̄ )ホント ゴメン!!

▲「くま牧場」
これが最後のボードゲーム。
みんな眠いはずなのに、プレイングは冴えっ冴えで、
4人とも4スペースを完成させての綺麗なラストでした…!
そして、最後の〆は恒例の「人狼」!!
人狼が苦手な星屑ですが、笑って楽しめるNAGOさんの人狼は大好きです♪( ̄▽ ̄*) pic.twitter.com/tEg9TyFImF
— 星屑@大分県宇佐市でボードゲーム! (@HoshikuzuTp) 2017年8月27日
以上で2017年の夏が終わりました!
夜の野外バーベキューのとき、
がろうさんが「あれ、ウインナーなんて取ったっけ?」と、
ご自身の紙皿をよく見ると、そこには大きな蛾の幼虫が…!
なんて、とってもビッグ・ナチュラルな出来事も含めて、
今年の夏も思い出がたくさん増えて嬉しかったです♪( ̄▽ ̄*)
★9月!!!!!!!!!
さて、9月の私星屑のスケジュールは、
第1週:→応援団活動
第2週:10(日)→「大分県宇佐市でボードゲーム」
第3週:17(日)→「福岡市城南区でボードゲーム」
第4週:→応援団活動
と、なっております。
最後に9月の開催案内です!
9月17日(日)9~21時
福岡市城南区「城南市民センター」の実習室にて、
「福岡市城南区でボードゲーム第7回」を開催します!
また、
9月10日(日)10~18時
大分県宇佐市「ウサノピア」の講習室(2)にて、
「大分県宇佐市でボードゲーム第32回」を開催します!
今月も、みんなでボードゲームを楽しみましょう♪
2017年9月も、
大分県宇佐市でボードゲーム!
記事を閉じる▲