★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
コロッセウムを縦に切り取ったイラストです。
手前の彼が、タイトルになっている"建築士"でしょうか!

▲箱のウラ面。
「カルカソンヌ」のデザイナーさんの作品と書いてありますね。
それらしく、写真にはたくさんのタイルが写っています…!

▲スペック。
プレイ人数は標準的な2~4人で、
プレイ時間はやや短めの30~45分。
対象年齢は10歳~です。
そんなにルールが難しいゲームではありませんが、
10歳と12歳では、内容の飲み込みに差が出そうな印象ではあります。
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下に注意書きの紙があって、

▲タイル台紙と、

▲ゲームボード、

▲そして、最後がカード類とコマで、
▲内容物は以上でした!
★タイル抜き!

▲それでは、7枚の台紙からタイルを抜いていきましょう!
よーいドン! チッチッチッチッ……(←時計の音)

▲はい、完了…!

▲星屑タイムはご覧の通りです。参考までに。
オリンピックの羽生選手の演技に見とれて、
思ったより時間がかかってしまいました!笑
たいへんさ:苦□■□楽
ぬきやすさ:難□■□易
そして…、

▲注意書きにあった通り、

▲タイルの型紙は箱の底に沈めて…、

▲その上にトレイを乗せておきます。
「スモールワールド」などと同じように、隙間を埋めることで、
コンポーネントが箱の中で暴れないための工夫ですね。
(さらに、箱自体をバンドで固定すれば完璧です♪)
★内容物

▲ルールブック(日本語・全8ページ)
ルール説明は全体のうちの5ページで、
残りはコンセプトや選択ルールの記載となっているルルブです。
読んでいて、少し気になったのが、
太字やアンダーラインが全く使われていないこと。
正直、読みにくいと感じました。
勝利点での移動力の購入や、
資源カードの受取り辞退の際の1勝利点など、
重要なポイントは、もっと強調してもいいのでは…と!
(それはそれで、自作サマリーの作り甲斐があるってもんですが)

▲ゲーム盤×1枚
プレイヤーたちがコロッセウムを建築するために、
各種アクションをプレイするのに使うボードです。
盤上にはさまざまなタイルが置かれて、
それらを獲得することで、自分の領地を広げたり、
コロッセウムの建築を進めたりすることになります。

▲ちなみに、ゲーム盤のウラ面は箱のジャケットと同じでした。

▲執政官コマ×1個
ゲーム盤のマスの上を、時計回りで移動するコマです。
ターンプレイヤーは、
執政官コマが止まったマスのアクションをプレイしますので、
うまくコマの移動をコントロールする必要があります。

▲建築エリアボード×1枚
コロッセウムの建築予定地です。

▲ゲーム中は、箱のトレイの上に載せて、
▲ゲーム盤の隣に置いておきます。

▲壁タイル×20枚
コロッセウムを構成する壁です。
コストとなる資源を支払うことによって…、

▲建築エリアボードのスロットに挿入することができ、
▲その際に、壁タイルに記載された勝利点を得ます。

▲初期領地タイル×4枚
各プレイヤーのゲーム開始時の領地となる、縦長のタイルです。
最上段の厩舎と、2段目のキャンプは共通ですが、
3,4段目の内容はタイルによって異なっています。

▲領地タイル×58枚
プレイヤーの領地を拡大するためのタイルです。
移動力を増やす厩舎、
手札枚数の上限を増やすキャンプ、
そして、各種資源を産出する4種類の地形があります。

▲資源カード×4種類・各18枚
コロッセウムを建築する(=壁タイルを挿入する)にあたって、
消費しなければならない資材です。
自分の領地から産出し、
手札枚数の上限まで所持することができます。

▲移動力コマ×4個
各プレイヤーの移動力の残りを示すコマです。
厩舎タイルの、いちばん左の車輪が最大で、
1移動力を消費するごとに、コマを右の車輪に移動させていきます。
(いちばん右の車輪にコマがあれば、残り移動力はゼロということですね)

▲勝利点チップ×81枚
壁タイルを挿入した際や、
資源カードの受取りを辞退した際に得られる勝利点です。
ゲーム中は非公開で保有しておき、
必要であれば移動力の購入に使えます。
(1勝利点→1移動力)


▲バリアントトークン×3枚(両面)
ゲーム盤の左のマスの内容を変更するトークンです。
本来は、
領地査定(=その領地から産出される資源を全員が受け取る)のマスですが、
止まったプレイヤーだけがカードやタイルを受け取れたり、
はたまた、資源の変換を行えたりと、
マスの有用性を大きく変えてしまうことができます。
★どんなゲーム?
「コロッセウムの建築士」は、

▲自分の領地を広げて、

▲資源を産出し、消費して、

▲壁タイルを得ることで、

▲コロッセウムを建築していくゲームです!

▲こうして、コロッセウムが完成したときに、
▲いちばん貢献度(=勝利点)の高いプレイヤーが勝者となります!!
★コメント
私星屑、小学生の頃に3度の海外旅行を経験したんですが、
その行き先の一つがイタリアだったんですね。
サンマルコ広場でハトの群れにもみくちゃにされたり、
真実の口にマジで手を噛まれるんじゃなかろうかと不安になったり、
レストランのシェフのおじさんに思いっきりチューされたりと、
それはもうイタリアを堪能してきたわけですが、
そんな中でも特に印象的だったのは、
やっぱりピサの斜塔と、ヴェネツィアのため息橋と、
それからローマの代表的な観光地・コロッセオでした!
※コロッセオ=コロッセウムのイタリア語

(↑写真は先日、両親が撮ったもの)
当時から野球観戦が好きで、よく福岡ドームに通っていた星屑は、
この巨大な円形の構造物に勝手な親近感を抱きまくっていて、
在りし日の剣闘士試合や模擬海戦を想像しながら、
その内部を柵越しに見渡したのを、よく覚えています…!
そんなコロッセオをテーマとするゲームが、
ついに日本語版で発売と聞いて、
私星屑、大喜びでポチったわけです!
もう正直、
ただ壁タイルを挿し込んでいって、
コロッセオを形作るだけで満足しそうな勢いだったんですが…、
実際にゲームをプレイしてみると、
ゲーム自体の良さが、よく分かりました!!

星屑にとって、このゲームの最大の美点は、
プレイする上でのストレスの軽減度合いです。
すごいワガママな話なんですが、
私星屑、縛られるのが大嫌いで、
気持ちよく、気持ちよ~くゲームを遊びたいんですね。
例えば、手札の枚数制限なんていうのは、
星屑にとってストレスでしかなく、
それ以上はカードを受け取れないとか、
むしろカードを捨てないといけないとか、
あまつさえバーストの恐怖がつきまとうとか、
むぅ……となってしまいます。
ところが、このゲームでは、
キャンプのタイルを取ることで、手軽に手札上限を増やせますし、
カードを受け取らなければ、代わりに勝利点がもらえますし、
縛りはあるけどストレスは可能な限り軽減するよ!という、
非常に(ぼくにとって)ありがたい設計になっているんです。
さらに、執政官コマの移動も同じくで。
自分のターンでは、執政官コマが自動的に1マス進んで、
移動先のマスのアクションをプレイすることになるんですが、
それが気に入らなければ、
自分が持つ移動力を消費することで、
止まるマスをコントロールすることができます。
もし、移動力が尽きてしまい、回復のタイミングを逸してしまっても、
今度は勝利点を消費することで、移動力を購入することができるんです。
つまり、最終手段として勝利点さえ支払えば、
やりたくもないアクションを無理矢理させられてしまう…という、
難儀な状況から解放してもらえるわけですね。
総じて、気持ちよくコロッセウム建築を楽しめる…!
かといって、浅いゲームというわけでは決してなく、
先の展開がある程度見えている中での戦略の組み立てや、
全員の領地が公開されている中での駆け引きなど、
あまり運に頼れない、硬派な面白みがあります。

"なんとでもできる"という安心感と、
勝利点を重ねるために求められる計画性、
そして、コロッセウムが完成したときの達成感!
コロッセオに特別な思い入れがある方にはもちろん、
ない方にもオススメできるボードゲームです♪( ̄▽ ̄*)
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アゴ 買おうか迷っているところに丁度この記事が飛び込んできました!w
ゲームの紹介がいつもながら丁寧でわかりやすく、面白かったです!
おかげで買う事を決めてしまいました…( ̄▽ ̄;)
これでまだ部屋が狭くなるなぁ
>>アゴさん
星屑トランペッター お役に立てて嬉しいです♪( ̄▽ ̄*)
コロッセウムの建築士は、
ボリュームが多すぎず少なすぎず、
プレイ感も見た目も良くって、
色々と"バランスが良い"と感じました!
せっかく入手したからには、お互い、
どんどんプレイして、どんどんコロッセウムを建築しましょう…!
★箱の外観
ジーピーさんから買ったので…、

▲緩衝材がポーカーチップの箱。
ちょっと嬉しい…♪( ̄▽ ̄*)

▲そして、日本語説明書がバッチリ付属していました!
なかったら自分で訳さなきゃでしたので、
こちらもありがたいです…!

▲さて、箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
タイトルと2頭の象さんが、キラキラと光っています。
その下には"The Way of the Elephant"の文字。
シンプルながら重みのあるステキな表紙ですね!

▲箱のウラ面。
たくさんのタイルと、その上を闊歩する象さんたち。
いったい、どんなゲームなのでしょうか…?

▲スペック。
プレイ人数は、やや広めの2~5人で、
プレイ時間は、短めの30分。
対象年齢は8歳~となっています。
プレイ人数によって、使用するタイルの総数が変動しますが、
少人数になるほど、1人あたりのアクション回数が増えるようです。
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下のタイル台紙を取ると…、

▲いろいろ出てきました!
▲コマ類にスコアシートに布袋。

▲底に再びタイル台紙があって、

▲内容物は以上でした!
★タイル抜き!

▲それでは、6枚の台紙からタイルを抜いていきましょう!
よーいドン! チッチッチッチッ……(←時計の音)

▲はい、完了…!

▲星屑タイムはご覧の通りです。参考までに。
タイルの枚数こそ多かったですが、
スポスポ抜けたので、あっという間に終わりました♪( ̄▽ ̄*)
たいへんさ:苦□□■楽
ぬきやすさ:難□□■易
★内容物

▲ルールブック(英語・全4ページ)
英語のルールブックです。
画像が多く、ページ数は少なく、
これはルール訳の練習にもってこいかもしれませんね。

▲スコアシート×1冊
1枚につき、5人まで記入できるスコアシートです。
得点計算の項目がいくつかあるゲームですので、
それを確認するのにも役立ちそうですね。

▲象コマ×5色・各2個
各プレイヤーが2個ずつ受け持つ、象さんのコマです。
この象コマに隣接するように、タイルを配置して、
"祭り舞台"を作っていくのが、このゲームのテーマとなっています。

▲布袋×1つ
合計100枚ものゲームタイルを入れるための布袋です。
各ラウンドは、
布袋からプレイヤーの人数ぶんのタイルを引いて並べて、
これを各プレイヤーが1枚ずつ受け取っていくことで、
進行していきます。

▲最後にタイル類。

▲スタートタイル×5色・各1枚
各プレイヤーの1枚目のタイルです。
このスタートタイルを起点に、どんどんタイルをつなげていって、
最終的には大きな祭り舞台を作りあげることになります。

▲象タイル
1~3頭の象のイラストが描かれたタイルです。
ゲーム終了時、
自分の舞台上の象のイラスト1頭につき、1点を得ます。

▲二色タイル
4辺のうち、1辺に2色目が挿し込んであるタイルです。
2色目の辺に、それと同色のタイルを隣接させることができれば、
(黒なら黒のタイル、赤なら赤のタイル)
5点を得ますが、もしできなくてもペナルティはありません。

▲象コマ移動&タイル移動
いずれも、特殊なタイルです。
象コマ移動のタイルは、配置した直後に、
自分の象コマ1個を好きなタイルへ移動させられます。
タイル移動のタイルは、配置した直後に、
好きなタイル1枚を他の空いているスペースへと移動させられます。
(移動方法に制限あり)
どちらも便利なタイルですが、
直接、得点になる要素はありませんので、
使い方は、よく考える必要がありそうですね…!
★どんなゲーム?
「ケーララ」は、
インド・ケーララ州の"象のお祭"をテーマにした、
上手にタイルを配置することで得点を稼いでいくゲームです!

▲最初は、こんなにも窮屈な"祭り舞台"ですが…、

▲タイルをくっつけていくことで、
▲だんだん広く、象たちが闊歩するに足る舞台になっていきます!!
この、ゲームが進むにつれて舞台の見栄えが良くなっていく感じが、
ケーララの大きな魅力の一つといえるでしょうね♪( ̄▽ ̄*)
そんなケーララの、ゲームの進行は実にシンプルで…、
★ゲームの進行

▲毎ラウンドの初めに、布袋から、
▲プレイヤーの人数と同じ数のタイルを引いて並べて、
(2人プレイなら2枚、5人プレイなら5枚のタイル)

▲スタートプレイヤーから時計回りで、
▲各プレイヤーはタイル1枚を選んで受け取っていき、
受け取ったタイルは、
自分の舞台の、象コマにタテ・ヨコで隣接するように配置します。

▲配置にあたっては、
▲2個ある象コマの、どちらに隣接してもよく、
▲すでに配置してあるタイルに重ねてしまってもOKです。

▲象コマの隣に、受け取ったタイルを配置したら、

▲配置したばかりのタイルの上に、
▲象コマを移動させます。
まとめると、
☆人数ぶんのタイルを引いて並べる
↓
①タイルを受け取る
↓
②タイルを配置する
↓
③象コマを動かす
↓
次のラウンド
…これを繰り返して、
布袋の中のタイルが尽きたらゲーム終了。
最後に点数計算となります。
この点数計算が、大きく分けて5項目ありますので、
1項目ずつチェックしていきましょう。
★点数計算

▲今回は、この祭り舞台を例に点数計算を進めてみます!
☆はぐれタイル(-2点)
タテ・ヨコでつながる同色のタイルが、
いくつかのカタマリに分断されている場合、
ひとカタマリだけを残して、
他は除外しなければなりません。

▲例えば、これら黒のタイルは、
▲右上のひとカタマリと、
▲下方のひとカタマリとで、
▲分断されてしまっています。
(ナナメはつながっていることにならない)
残せるのは、ひとカタマリだけですので…、

▲下方のカタマリの黒タイルを除去するはめに…。
このとき、除去するタイルの下にもタイルがあれば、
(つまり、重なっていたら、)
それらも全て除去しなければなりません。
加えて、
除去したタイルは1枚につき-2点となってしまいます…!
ただし、例外として、

▲自分が受け持った象コマと同色のタイルだけは、
▲ふたカタマリまで残すことができますので、
▲うまく利用しましょう!
☆色欠け(-5点)
タイルは全部で5色ありますが、
自分の祭り舞台の中に、もし欠けている色があれば、
1色につき-5点のペナルティを受けます。
各色、最低でも1枚は確保して、
ペナルティを回避したいところですね…( ̄▽ ̄;)

▲5色とも揃っていれば、失点はありません。
☆ノーパス(1点)
ゲーム中、各プレイヤーは2回まで、
タイルの受け取りをパスすることができますが、
もしパスをしなければ、
しなかったパス1回につき1点を得ます。

▲ちなみに、パスをした回数は、
▲自分の象コマを倒すことで記録するとのこと。
☆二色タイル(5点)
二色タイルは、


▲こんな感じで同色のタイルと接続させるだけで、
▲なんと5点になるタイルです!
タイルの配置状況に左右されますが、
狙えるなら、ぜひ取りたい5点ですね…!
☆象イラスト(1点)
タイルに描かれている象のイラストは、
1頭につき1点になります。

▲ちりも積もれば…で、結構な点数になりますので、
▲がんばって象さんを集めましょう!!
以上、5つの要素によって合計点を算出しますので、
これらの要素を満たせるよう、
あるいはペナルティを避けられるよう、
うまくタイルを配置していきたいですね!
★コメント
先日のボードゲームフェスタ5で、
「クイーンドミノ」と購入を迷ったのが、
この「ケーララ」でした…!
福大ボド研のムクさんが教えてくれたところによると、
ケーララは"ジーピーのイチオシ"だとかで、
かなり欲しいと思ったんですが…、
確認したら、これが当日の一品モノだったようで、
スタッフ参加の私星屑は購入を見合わせ、
(そしてクイーンドミノを買って、)
しかし、やっぱり欲しかったので、
後日、改めてamazonでポチったというわけです。
尼にジーピーさんからの出品があって本当によかった…♪( ̄▽ ̄*)
さて、
物販の長机に並ぶ、たくさんのボードゲームの中から、
ぼくが吸い寄せられるようにケーララの箱を手に取った理由は、
このゲームの主役を務める、表紙の象さんにあったんです。
星屑がこよなく愛する小箱ゲーム「エレファント」の象さんに、
"雰囲気がちょっと似てるような気がする!"

▲よくよく見比べてみると、さほどでも…?( ̄▽ ̄ )
…と、実はそれだけなんですが、
それだけの理由で吸い寄せられて、
ふと箱を手に取ってみたら、
ぼくの大好きなタイル配置型ゲームだったんですね。
ボードゲームとの出会いは一期一会って、よく云われますが、
象のゲームが、他の象のゲームを引き寄せて、
それが奇遇にも好きなジャンルだったってのは、
何か、こう運命のようなものを感じてしましました…!
(そしてポチりました)

ゲーム内容はというと、
かなり緩めのタイル配置ゲーですね。
「カルカソンヌ」のように、
特定の辺と辺を接続させる必要がなく、
「アルハンブラ」のように、
他の人とタイルの枚数を競う必要もなく、
縛りという縛りが排されていて、
タイルの上にタイルを置いて上書きすることさえできて、
本当に、まったり遊べそうなタイトルという印象を受けました。
逆にいうと、
壮大なマップが完成していく醍醐味とか、
他のプレイヤーとのし烈なタイルの奪い合いとか、
そういうのは望めませんが、
過激な戦いに疲れたとき、
戻ってくるのにちょうどいい港のような、
肩の力を抜いてくれるゲームになってくれそうです!

今後は「エレファント」との双璧で、
卓上への象さんの登場回数がマシマシの予感かも…♪( ̄▽ ̄*)
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★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
前作の「開拓王」と同じテイストのイラストです。
魚を釣って、ビールを飲んで…と、
どこか、お気楽な雰囲気が漂っていますね。( ̄▽ ̄*)

▲箱のウラ面。
見出しは"新天地に自分たちの町を築こう!!"。
どうやら、
みんなで一つの町をつくって、その貢献度を競う!
…といったテーマのようです。

▲スペック。
プレイ人数は標準的な2~4人で、
プレイ時間は短めの30分。
対象年齢は10歳~となっています。
プレイヤーの人数によって、
コマなどの数が調整されていますので、
2人でも3人でも4人でも、違和感の無いプレイが可能です。
(プレイ感は変わります)
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下にサマリーがあって…、

▲ここで色々と出てきましたね。
▲コマ類にチップ類にタイル。

▲さらにコマ類があって、

▲最後がゲームボードでした!
★内容物

▲ルールブック(日本語・全12ページ)
ゲームの内容が、かなり噛み砕いて説明されているルルブです。
丁寧さが、そのままページ数になっている感じですので、
読み進めるのは苦になりませんでした♪( ̄▽ ̄*)

▲タイルリスト×1枚(両面)
ゲームに登場する全てのタイルの解説書です。
タイルの内容自体がシンプルですので、
こちらも、なんら難しくありません。

▲メインボード×1枚(両面)
町づくりの舞台となる、全プレイヤー共有のボードです。
裏表で地形の配置が異なっていて、
初回はボードの右上にタイトルロゴがある面を使った方がよいとのこと。

▲資源コマ×4種・各15個
4種類の資源(木・石・魚・麦)を表すキューブです。
主にメインボード上の草原にワーカーを配置することで獲得し、
建物を建てたり、建物を稼動させたりするのに使います。

▲ワーカーコマ×4色
各プレイヤーの部下(=ワーカー)となるコマです。
メインボード上の草原に配置することで資源を得たり、
建設現場に配置することで建物を建築したりと、
プレイヤーの手足となって働いてくれます。

▲家コマ×4色
自分が建てた建物を示すためのコマです。
自分が建てた建物を稼動させるのはタダですが、
他人が建てた建物を稼動させるには1金を支払わなければなりません。

▲お金チップ(1金/3金)
▲プレイヤーマーカー×4色
▲勝利点チップ(両面)
▲ラウンドマーカー
各種チップおよびマーカーです。
プレイヤーマーカーは、ボード外周の得点トラックに使い、
勝利点チップは、得点が40点を超えたときに使います。

▲スタPマーカー×1枚
ラウンドごとに時計回りで交代する、
スタートプレイヤーが持つマーカーです。
てか、ルルブに"スタP"って表記は初めて見たかも…!

▲建物タイル×29枚(うち「畑」×5枚)
町を彩る、さまざまな建物のタイルです。
ゲームごとに、5枚の畑タイルに加えて、
ランダムに(あるいは任意で)12枚の建物タイルをピックアップし、
合計17枚の中から、各プレイヤーは建築を行うことになります。

▲目標タイル×15枚
ゲーム開始時に、各プレイヤーに配られるタイルです。
(配る枚数はプレイヤーの人数によって変動)
各プレイヤーは、おのおの秘密裏に自分の目標の達成を目指して、
達成したタイミングで、その目標タイルを公開し、
これがゲーム終了時に追加点となります。
★どんなゲーム?
「リトルタウンビルダーズ」は、
かなりシンプルな部類のワーカープレイスメントゲームです!
このゲームでのワーカーは、

▲2人プレイなら、1人につき5コマ、
3人プレイなら、1人につき4コマ、
4人プレイなら、1人につき3コマ、
…と定まっていて、
ゲームは全4ラウンドで行われます。
つまり、
2人プレイでは1プレイヤーにつき20アクション、
3人プレイでは1プレイヤーにつき16アクション、
4人プレイでは1プレイヤーにつき12アクション、
…と、なるわけですね。
プレイ時間が30分となっていることからも分かる通り、
かなり展開の速いゲームになっているんです!
各プレイヤーは、自分の番が回ってきたら、
自分のワーカー1コマを使ってアクションを行います。
できるアクションは、
①ワーカーを草原に配置し、周囲のマスの効果を得る
②ワーカーを建築現場に配置し、建物を建築する
…の、2択です。
①ワーカーを草原に配置し、周囲のマスの効果を得る場合は、

▲まず、メインボード上の空きマス(=草原)に、
▲自分のワーカー1コマを配置して、
▲その周囲8マスの地形や建物から効果を得ます。
上の画像の場合、ワーカーの周囲8マスの中には、
木を獲得できる森が1マスと、
魚を獲得できる湖が2マスありますので…、

▲単純に木を1つと、魚を2つ、獲得できるわけです。
一方、
②ワーカーを建築現場に配置し、建物を建築する場合は、

▲まず、メインボード左隅の建築現場に、
▲自分のワーカー1コマを配置します。

▲続いて、ずらりと並ぶ建物タイルの中から、
▲自分が建てたい建物を選び、

▲その建物のコストを支払って、

▲メインボード上の空きマス(=草原)に配置し、
▲自分の家コマを乗せます。
こうして建築した建物は、
自分に勝利点(タイル右上の数字)をもたらす他、
稼動させることで、資源の獲得や変換を行うこともできるんです!
例えば、この後のターンで…、

▲この位置にワーカーを配置したら、
▲山から石、森から木、湖から魚を1つずつ得るのに加えて、
▲「魚市場」で魚1つを3金に変換することができます。
(必要なければ、しなくてもOKです)
なお、このとき、
自分が建てた建物であれば、無料で稼動させることができますが、
他人が建てた建物を稼動するには、1金を渡さなければなりません。
逆にいえば、
自分が建てた建物を、他人が稼動してくれるたびに、
1金の収入を得られるというわけですね!
――こうして、資源を得て、建物を建てて、変換して、
また資源を得て、建物を建てて…を繰り返していって、
4ラウンドを終えたときに、

▲建物タイルの勝利点+
▲目標タイルの勝利点+
▲3金につき1勝利点の合計点が、
▲最も高いプレイヤーが勝者となります!!
そういえば、一つ書き忘れていたんですが…、
各ラウンドの終了時には、
ワーカーたちに食料を供給しなければなりません!
食料というのは、魚or麦のことで、
これらをワーカーの数ぶん揃えておかないといけないわけです。
例えば、ワーカーが5コマあれば、
魚と麦を足して5つ、4ラウンドに渡って供給することになります。
もしも供給できない場合は、
1ワーカーにつき-3勝利点のペナルティが発生しますので、
木や石ばかりではなく、魚と麦もしっかり収集しておきましょう…!
★コメント

「開拓王」をポチったのが、
もう3年も前になるのか…と驚きを隠せない、
私こと星屑トランペッターです…!( ̄▽ ̄;)

開拓王は、決して難しいゲームではないハズなのに、
なぜか頭に入ってこないというか、
ピンとこないというか、そんな感じで、
拡張まで購入したわりには、
プレイした記憶が2,3回しかないんですよね…。
で、その開拓王のStudio GGさんの新作は、
ゆるめのワーカープレイスメントらしいと耳にして、
お、マジか!と、
この「リトルタウンビルダーズ」をポチってみたわけです。
と、いうのも、
初心者さんにも気軽にプレイしてもらえそうな、
軽めのワーカープレイスメントがないかなって、
探していたところでして。
ここ数ヵ月、
初心者さんとボドゲをする機会が度々あって、
その折に「ワープレってのをやってみたい」なんて言われて、
何を出したらいいんだろう、と。
とりあえず「ふたりコラ」を出して、インストしてみたものの、
どうやらハードルが高いらしく、
(ぼくのインストがイマイチなのかもだけど)
"他の何か"を求めていたんです。
そこに、このリトルタウンビルダーズ。

プレイしてみると、
選択肢の少なさが初心者さんに優しいと、まず思いました。
自分のターンにできることが、
基本、資源を取るか建物を建てるかの2択。
建物は13種類の中から選ぶことになりますが、
テキストがほとんどなくて、どれもこれも効果が分かりやすい。
あの建物を建ててみたいから→この資源とこの資源が欲しい!
…という、
ごくごく自然な流れでゲームを進めることができます。
しかも、その資源の獲得が難しくありません。
ついでに、
自分が目当ての建物を建て損ねてしまっても、
1金で気軽に他のプレイヤーの建物を使えるので、
堅っ苦しさのようなものも薄いです。
(使われる方も1金もらえるメリットが発生しますしね♪)
ワーカープレイスメントでは定番の、
ワーカーへの食料の確保についても、
ちょっと工夫しなきゃだけど、なんとでもなる…程度で、
うまくバランスが取られているように思います。
総じて、
軽快にワーカープレイスメントを楽しめる!
…そんなゲームですね♪( ̄▽ ̄*)
逆に難点は…コスパでしょうか。
4,980円という価格は、どうしても内容に対して割高感がありました。
とはいえ、
「ナショナルエコノミー」や「ワイナリーの四季」、
最近では「フルーツジュース」など、
数々のワーカープレイスメントの中にあって、
"町づくり系でライトなワーカープレイスメントは貴重ですので、
初心者さんとはもちろん、
ボードゲーム会でも積極的に卓を立てていきたいと思います!
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