★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
看板にイツワリなし、といわんばかり、
とてもポップなジャケットになっています。

▲箱のウラ面。
6ヵ国語による概要と、
下部に並ぶのはルールブックに入っている言語ですね。
残念なことに、日本語は無いようで…( ̄▽ ̄;)

▲スペック。
プレイ人数は1~5人と広めで、
プレイ時間は10~20分と短め。
対象年齢は8歳~となっています。
全ての項目において受け皿が広いゲームですね!
こういう良スペックのゲームは、
ボードゲーム会で活躍することが多い印象です。
★箱をオープン!

▲一発目はプラスチック製のゲーム盤!

▲その下にコマ類と、

▲ルルブと脚部があって、内容物は以上でした!
★内容物

▲ルールブック(27ヵ国語・約60ページ)
1ヵ国につき2ページながら、
積もり積もって、このブ厚さになっているルルブです。
同じメーカーの「マラケシュ」のルルブには日本語もありましたが、
こちらにはありませんでした。

▲傾斜のあるゲームボード×1セット
本体と脚部と、10本のスライドからなるゲーム盤です。
脚部もスライドも、取り外すことができます。

▲カウンター×6色・全100個
スライドに挿入するカウンターです。
白のみ5個で、
他の5色は19個ずつあります。

▲シークレットカウンター×5色

▲ウラ面
ゲームの開始時に、
各プレイヤーが1つずつ秘密裏に受け取るカウンターです。
自分だけがオモテの色を見ることができ、
その色が自分の担当色になります。
★弾込め!
ゲームをプレイするにあたっては、
スライドに100個のカウンターを挿入しなければなりません。

▲まず、ゲームボードからスライドを外して、

▲ランダムにマーカーを挿入していきます。
このとき、適当な布袋を用意しておくと、
ややランダム性が高まるかもしれません♪( ̄▽ ̄*)
(なくても全く問題ないですが)

▲1本のスライドに10個のカウンターを挿入したら、
▲ゲームボードに戻し…、
これを繰り返して、

▲全てのカウンターが挿入されれば、準備OKとなります!
★どんなゲーム?
「カラーポップ」は、
落ちもの系のシンプルなパズルゲームです。

▲まず、ゲーム開始時に、
▲シークレットカウンターを受け取って、
▲自分の担当色を確認します。
勝利条件は、
自分の担当色のカウンターを、ゲームボードから全て消すこと!
or
消せるカウンターがなくなったとき、
自分の担当色のカウンターが最少数になっていること!
自分のターンにすべきことは、
タテ・ヨコでつながる、同色で2個以上のカウンターを、
1グループまるまる消すこと(色の選択は任意)です。

▲例えば、このピンクのカウンターは、
▲ヨコ・タテ・ヨコでつながる1グループですね。
自分がピンク担当の場合、このグループを消せば、
自分の担当色19個中、4個を一気に減らすことができます!
消し方は簡単で、

▲ポチッと指で押すだけ!

▲残る3個も、指で押し込んでいけば…、

▲押されたカウンターは、勝手に盤外へと排出されていきます…!

▲ゲームボードの底部に穴があって、
▲ここから滑り出てくるという寸法なんですね。
そして、落ちもの系ということで、
カウンターを消すごとに、
その上のカウンターが落ちてきます。

▲現状、ピンクは散らばっている状況ですが、
▲この緑のグループを消すことによって…、

▲ピンクが1グループにまとまりました!
無事に次の自分のターンが回ってくれば、
一気に5個ものカウンターを消すことができそうですね…!
気をつけるべき点として、
・白はワイルドカード。
・グループを消す際、必ずグループ内の全カウンターを消さなければならない。
・2個以上のグループでないと、消すことはできない。
・2個以上のグループが残る限り、必ず消さなければならない。
うまく計算して立ち回ることで、
終盤は相手に自分の色を消させることもできます。
…というか、
どういう風に終盤を迎えて、相手をカタに嵌めていくか、
あるいは、そうさせないために、
どういう立ち回りで、自分の担当色をにごしていくか――
見た目に反して、
ずいぶんえげつないゲームなのかもしれません…( ̄▽ ̄;)
★コメント
前述の通り、この「カラーポップ」は、
かわいい顔してエグいヤツです。
最初、ウチのボドゲ会で紹介してもらったときは、
わ、やばい、きれい、おもしろそう!!
…なんて、ふわふわした第一印象でしたが、
プレイしてみて評価が変わりました。
こ、これはヤバいヤツや…!
どうヤバいかというと、
頭の使わせ方がハンパないんです。
あの隅っこの1つは他とつなげられるのか…?
隣のプレイヤーさんは緑と見せかけて青っぽいなァ。
こっちのグループは、すんなり消しちゃっていいのかな?
そろそろ自分の色がバレてる頃か…。
次は白を使って…あ、先に消された…!
などなど。
タネも仕掛けもありゃしない、明朗なルールにもかかわらず、
こんなにも頭の回転を要求してくるのか、と。
プレイする前は、
わーい、4個も消せたー!
とか、のんきに遊んでいる想像をしていたのに、
実際は仁義無き戦いだった、みたいな…。
なんて、すき放題に書きなぐってしまいましたが、
とどのつまりはやりごたえのあるゲームということです!
脳みそをフル活用させられるぶん、
死力を尽くして全消し勝利したときの気分といったら……

もう脳汁ドバッドバですよ!!
ぜひですね、この、
苦労して練った計画が全て報われる、
なんとも言い表せないような爽快感を、
まだプレイしていない方にも味わってもらいたい…!

大分県宇佐市でお待ちしています。
ぼくと「カラーポップ」をやりましょう!!
購入予定の方、
ぼくは新品4,200円+送料514円で購入しました。
よろしければ参考になさってください!
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★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
カラフルなステンドグラスが美しいジャケットですね!
円の中心には、サグラダ・ファミリアのイラストが鎮座しています。

▲箱のウラ面。
"ダイスをドラフトして、窓を作るゲーム"と書いてあるとおり、
ダイスをガラスに見立てて、
サグラダ・ファミリアのステンドグラスを作るゲームです。

▲スペック。
プレイ人数は1~4人で、
プレイ時間は30~45分。
対象年齢は13歳~となっています。
難易度的には、
小学校中学年からでもプレイ可能ですが、
わりとダイスのサイズが小さめですので、
誤飲などにはくれぐれもご注意ください。
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下に、得点ボードとチップ、
▲それからおはじきがあって、

▲個人ボードと布袋とダイスがあり、

▲最後がカード類で、内容物は以上でした!
★内容物

▲ルールブック(英語・全4ページ)
ルールがシンプルなので、
たったの4ページに収まっているルルブです。
amazonのマーケットプレイスの、
Duelist'sGuildさんで購入したものには、
和訳に加えて、カードのサマリーシートまで付属していました。

▲ラウンドトラック(オモテ面)

▲スコアトラック(ウラ面)
両面印刷の、細長いボードです。
スコアトラックはゲーム終了時にのみ使い、
ゲーム中はラウンドトラックの面を使用します。

▲スコアマーカー×4つ
ゲーム終了時の得点計算で使うマーカーです。
得点が50点を超えた場合、
裏返して「50」の面を上に向けます。

▲窓枠プレイヤーボード×4枚
サグラダ・ファミリアのステンドグラスを模したボードです。
…といっても、その下部には窓枠しかありませんので、
ここにプレイヤーたちがガラスを張っていくことになります!

▲窓パターンカード×12枚
プレイヤーボードの窓枠部分に挿し込むカードです。
各カードの右下には難易度が表示されていて、
挿し込むカードの難易度の数ぶん、
恩寵トークンを受け取ることができます。
▲ボード底部の切り込みに挿し込むことで、
▲空白の窓枠に、
▲様々な表示が現れるという寸法ですね。
この表示によって、
張ることのできるガラスに制限がかけられ、
ゲームの"ままならなさ"が上昇します…!

▲ダイス×5色・各18個
サグラダの"ガラス"を模したダイスです。
5色のカラーバリエーションに加えて、
出目が濃淡を表現しています。
(数字が大きければ色が濃く、小さければ薄い)

▲恩寵トークン×24個
窓パターンカードと一緒に受取り、
道具カードの使用時に消費するトークン。
消費数は、
各道具ごとに先着1名の1回目のみ1個で、
2回目以降は一律2個となっています。

▲布袋×大小1つずつ
大きい方がダイスを入れる袋で、
小さい方が恩寵トークンを入れる袋です。
"SAGRADA"のロゴが最高にイケてますね♪( ̄▽ ̄*)

▲最後にカード類。

▲個人目標カード×5枚
各プレイヤーが狙うダイスの色を決めるカードです。
自分の色のダイスの出目の合計が、
そのまま自分の得点になります。

▲共通目標カード×10枚
全プレイヤー共通の目標を決めるカードです。
ゲーム開始時、10枚の中からランダムに引いた3枚が、
そのゲーム中の得点要素となります。

▲道具カード×12枚
ゲーム中のお助けアイテムです。
こちらも、ランダムに3枚を引いて全員共用とします。

▲勝利カード×1枚
ゲームに勝ったプレイヤーが、
ドヤ顔で受け取ったり、頭の上に掲げたりできるカードです。
カードには、
①あなたが完成させたステンドグラスを写メって、
②ツイッターかフェイスブックにアップしてね!
③ハッシュタグは #SagradaGame だよ!!
…と書いてあります。
しれっとカードの両肩に飾ってある、
両SNSのステンドグラス風アイコンが素敵ですね♪( ̄▽ ̄*)
★どんなゲーム?
「サグラダ」は、
ドラフト方式でダイスを受け取って、
自分のステンドグラスを作り上げ、
その出来栄えを競うゲームです!
ゲームは、全10ラウンドの構成。
まず、各ラウンドの最初に、
布袋から人数×2+1個のダイスを取り出し、
一気に振ります。

▲4人プレイであれば、振るダイスは4×2+1=9個。
このダイスを、出目が変わらないように気をつけながら、
スタートプレイヤーから、いわゆる"カタン方式"で受け取っていきます。
つまり、
Aさん→Bさん→Cさん→Dさんの順で1個目を受け取った後、
Dさん→Cさん→Bさん→Aさんの順で2個目を受け取るわけですね。
(※余った1個はラウンドボード上へ)

▲受け取ったダイスは、自分のボードに配置します。
最初の1個は、
外周14マス内のどこか、
2個目以降は、
すでに置いたダイスのタテ・ヨコ・ナナメに隣接するように、
…というのが基本の配置ルールですが、
このとき、
タテ・ヨコで隣接する他のダイスとは、
色も出目も同じにならないようにしなければなりません。
つまり、
同じ色は隣同士で並べられないですし、
同じ出目も隣同士で並べられないというわけです。
また、窓枠によっては、
置けるダイスの色や出目が決められていますので、
そちらにも矛盾しないようにしなければなりません。

▲1ラウンドにつき2個のダイスを置いていきますので、
▲10ラウンドを終えた時点でステンドグラスは完成します。
(全ての窓枠が埋まらないことも多々あります)
こうして、完成したステンドグラスで得点計算を行い、
最高点を叩き出したプレイヤーが勝者です!
得点計算には4つの要件があり――
①個人目標
自分が引いた個人目標カードの色の、出目の合計です。

▲ステンドグラス内の、自分の色のダイスの出目を合計します。
▲この場合は19点ですね。
②共通目標
ゲームごとに3つ設定される目標です。

▲例えば、この"列の色のバラエティ"は、
▲4つとも異なる出目のダイスを置いた1列につき4点を得ます。

▲この場合、該当列は3列あるので12点ということですね。
(最左列は4が、中央列は5がダブっているので無効)
③恩寵トークン
未使用の恩寵トークン1つにつき1点です。

▲5つ残せば5点。
1点差で決着することもありますので、
ご利用は計画的に…( ̄▽ ̄;)
④窓の空きスペース
埋められなかった窓枠は、
1ヵ所につき-1点になります。
とはいえ、
窓枠を埋め切れなかったプレイヤーが勝利する例も多いですので、
ときには割り切ったプレイングも必要かもしれません…!
★コメント
雑多と並ぶボードゲームの中で、
ひときわ目を引く美麗な箱――
初めて「サグラダ」を目の当たりにしたとき、
私星屑、ぐっと興味をひかれました。
この箱の中から、
いったい、どんなゲームが飛び出してくるんだろう…?
果たして、
出てきたのは、たくさんのカラフルな透明ダイスで、
これをガラスに見立てて、ステンドグラスを完成させていくとのこと。
オシャレです!!
箱もコンセプトも、なにもかもがオシャレなゲームです…!

さてさて、そんなオシャレなサグラダですが、
実際にプレイしてみると、
ゆるすぎずキツすぎずなダイスの配置制限が、
ほどよく頭を抱えさせてくれます。
ダイスの獲得がドラフト形式ですので、
各ラウンド、1個目のダイスは望むものを得られても、
2個目は意図しないものを掴まされがちになり、
それをどう捌くか…が、腕の見せドコロです!
とはいえ、どうしてもダイスの置き場に困ったときは、
道具カードに頼ることもできます。

恩寵トークンと引き換えになりますが、
ダイスの再配置を行ったり、
受け取ったダイスを振り直して出目を変えたりと、
お節介すぎない程度の手助けをしてくれるのが道具カードです。
道具カードのおかげで、
完全に行き詰ってしまうということが起きにくくなっていて、
うまくゲームのストレスが除去されている印象を受けました。
悩みはしますが、苦しみはしない、
絶妙なゲームバランスが保たれていると思います…!

見た目だけではなく、
ゲーム自体も洗練されていて、
リプレイ性が高い「サグラダ」!
ステンドグラス作りの腕を磨いて、
どんどん勝利ツイートを発信できるようになりたいですね♪( ̄▽ ̄*)
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