さて、2018年も当ブログ最後の更新は、
管理人星屑の「今年のボードゲームBEST3」です。
今年、日本語版が発売されたボードゲームの中で、
来年以降も星屑必携となりそうなタイトルは…?
3位からランキング形式で発表して参ります!
と、その前に、
妻しーぷの2018年ナンバーワンは――
★しーぷNo.1「ドロップイット」
しーぷ「やっぱコレだね!」
星屑「おお、ドロップイットか!」
しーぷ「落とすだけで楽しいゲームって、すごいと思うの!!」


星屑「このゲームはマジで、」
星屑「プレートを落とすだけで進行していくもんな」
しーぷ「それでいて、」
しーぷ「どのプレートをどの位置から落とすかの戦術要素も、」
しーぷ「落としたプレートのイレギュラーな挙動という運要素もあって、」
しーぷ「シンプルなのに飽きさせない設計になってるんだよね」
星屑「ゲームが進むにつれて得点が高くなるけん、」
星屑「最後まで勝ち負けが分からんところも良いよね」
しーぷ「器用さが問われるアクション系のゲームは苦手だけど、」
しーぷ「これは珍しく私でも大丈夫なアクション系だった!」
プレイ人数は2~4人で、プレイ時間は30分前後。
つかみバッチリのカラフルで印象的なビジュアルに、
小学校低学年でも難なくプレイできるシンプルなルールで、
落としたプレートの行方には、みんなで一喜一憂できます♪( ̄▽ ̄*)
唯一のネックは値段の高さで、amazon価格が7千円前後…。
(※2018年末現在)
それでも買って全く後悔のなかった「ドロップイット」が、
妻しーぷの今年のナンバーワン作品となったようです!
→開封&紹介記事
さてさて、ここから改めて星屑のBEST3をば!
★2018年3位「トロール&ドラゴン」
星屑ランキングにあっては、
かなり珍しくランクインした"小箱ゲーム"です。
詳しくは開封記事に書いていますが、
ただのバースト系ダイスゲームと思いきや、
突如はじまるリアルタイムのダイスバトルが、
とにかく、めちゃくちゃアツい…!


ダイヤを拾うときのじっくり感と、
金塊を拾うときのバタバタ感の、
極端なテンポの差がメリハリを生み出して、
序盤から終盤まで集中力が途切れません!
また、箱のサイズが小さめなので、
バッグに入れての持ち運びも容易。
加えて、準備に時間がかからず、
場所もとらず、プレイ時間も短めと、
とにかくフットワークが軽いゲームなんですね。
価格も2千円台の前半(2018年末現在)と、
内容に対しての割安感があって嬉しかったです!

決してゲーム会のメインに据えるような作品ではありませんが、
非常に優秀な"スーパーサブ"ということでの3位。
来年以降も、
卓を温めるために、あるいは卓をつなぐために、
「トロール&ドラゴン」は星屑の必携とさせてもらいます♪( ̄▽ ̄*)
→開封&紹介記事
★2018年2位「ノームの村」
妻しーぷNo.1の「ドロップイット」と同じく、
"とあるアクション"だけで進行していくゲームです。
その"とあるアクション"というのが、
ノームに見立てたコマをカップから振り出すというもの!



振り出したコマの数でアクションが自動決定するため、
そこに選択肢はなく、つまり戦略がなく、
ほとんど頭を使わないでプレイすることになります…!
また、カップを振る技術が高まっても、
狙い通りの数をピタリと振り出すのは難しく、
経験者が圧倒的に優位となりにくいのも特徴です。
要するに、
建前ぬきで誰にでも勝つチャンスがあるゲームなんですね!
それでも達人の域になると、
ピタリと「10人」を連発して、
酒場に入り浸っての荒稼ぎ…とかいう、
マジメに店で働いていられない展開(笑)になりますが、
それはそれ、めったに見られない世界のお話で…( ̄▽ ̄ )

頭を空っぽにして、えいやっとカップを振って、
出てきたノームの数でワイワイ盛り上がれる、
良質なアクションゲーム「ノームの村」が、
星屑の2位となりました!!
→開封&紹介記事
★2018年1位「スプリングメドウ」
ダークホースです!
まったくノーマークだったタイトルが、まさかの1位。
私星屑、自分でも驚きの結果となりました…!
というのが、この「スプリングメドウ」、
そもそも購入する予定すらなかったんです。
それというのも、ウヴェさんのパズル3部作の、
1作目「コテージガーデン」が"もう一歩"で、
2作目「インディアンサマー」が"ピンとこない"で、
3作目には、もはや期待がもてず…( ̄▽ ̄;)
ぶっちゃけ完全にスルーしていたところで、
ウヴェさん作品をこよなく愛するボドゲ仲間のヤマシタさんに、
よかったら…とプレイさせてもらった結果――
ああ、これだよ!
これこそ俺が欲しかったパズルゲームだ!!
…てな感じで、
パズルゲームとしてもタイルゲームとしても、
一気に私星屑の中で歴代上位に食い込みました!

まずテーマが、
雪の山道を、春の緑に塗り替えてハイキングしようという、
なんともハートウォーミングな話。
そして、その通り、
白いゲームボードを緑のタイルで埋めていくという、
非常に分かりやすいゲーム内容。
ゲームの軸がカッチリとしています。
さらに、終盤の巻き返しが容易なシステムによって、
追いつかなきゃとか急がなきゃとか、焦るが必要なく、
どっしりと自分のプレイングに徹していればよくて、
ストレスを感じずにプレイすることができるんです!
つまりは、
とにかく自分のやりたいことをやって、その上で得点を競える…!
この人の進み具合がどうだから…
あの人の得点がどれくらいだから…
そんなことを、気にしなくていい。
自分がやりたいようにやって、
ただただ、その結果をぶつけてやればいい!
――という意識で、
繰り返し繰り返しプレイしていたんですが、
その結果、同点での距離決着が何度もあり、
あるいは109対108対107みたいな僅差も多々ありで…!

ゲーム中は自分のパズルに集中して、
ゲーム後に俺のパズルはどげんやったとかいな?と。
それが、1点差で勝っていたり、負けていたり。
かなりシビれます!!
そして、また繰り返してプレイしたくなる…!

3部作で尻すぼみしていくことなく、
ちゃんと3作目が集大成という鮮やかな結論。
2位も3位もアクション系という中にあって、
堂々の1位は、やはり星屑らしくタイル系の、
「スプリングメドウ」になりました♪( ̄▽ ̄*)
ちなみに、定価は約6千円ですが、
実勢価格は4千円強くらいになっていて、
(つまりは在庫過多ということで複雑な心境ですが)
金額的にもオススメできる作品になっています…!
→開封&紹介記事
…と、こんなところで今年の、
ブログ「大分県宇佐市でボードゲーム!」
を〆させていただきましょう。
2019年もステキなボードゲームと出会えますように!
それではボードゲーマーの皆さん、よいお年を…!
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★箱の外観

▲箱のオモテ面。ボールペンとのサイズ比較。
小箱ではありませんが、難なく持ち運べるサイズです。
イラストの中では、大きなトロールとドラゴンを背に、
人々(と猫)が財宝を抱えて逃げ出しています…!

▲箱のウラ面。
5ヵ国語によるゲーム内容の紹介です。
冒険者よ!
王様へ財宝を捧げるために、
トロールとドラゴンに挑むのだ!
これは、きみの運が試されるゲームである!
というようなコトが書かれていると思います(意訳)。

▲スペック。
プレイ人数はやや広めの2~5人で、
プレイ時間はお手軽な20分。
対象年齢は7歳~です。
基本的には3人以上でのプレイを前提としていて、
2人プレイの場合は、ちょっとだけルールが変わります。
余談ですが、対象年齢が7歳以上というのは、
同じLOKIの「SOSダイナソー」と一緒ですね。
★箱をオープン!

▲一発目はルルブ!

▲その下に台紙があって、

▲底部には財宝とダイスがありました!

▲内箱も使用するゲームということで、
▲内部にもイラストが描かれています。
★切り取り!

▲とりあえず、6枚の台紙から、

▲袋のようなものを切り取り取っておきましょう!
★内容物

▲ルールブック(5ヵ国語・全44ページ)
仏・英・独・西・伊の5ヵ国語によるルルブです。
1言語につき8ページで、
最後の2ページは同のブランド製品紹介になっています。

▲冒険袋×5つ
各プレイヤーが、
洞穴から持ち出した財宝を入れておくための袋です。
ウラ面は3刻みのトラックになっていて、
ゲーム終了時、金塊の得点をカウントするのに使います。

▲トロールの手
プレイヤーがトロールに捕まってしまったときに、
集めていたダイヤモンドを差し出す場所です。
プレイヤーが捕まるごとにダイヤモンドは溜まっていって、
誰かがドラゴンを目覚めさせてしまったタイミングで、
目覚めさせたプレイヤー以外全員での山分けとなります。

▲ダイヤモンド×60個

▲金塊×50個
プレイヤーたちが獲得を目指す2種類の財宝です。
ダイヤモンドには1勝利ポイントの価値があり、
金塊には3勝利ポイントの価値があります。

▲ダイヤモンドの洞穴ダイス×4個
▲「財宝の洞穴」ダイス×2個
▲ドラゴンダイス×2個
ゲーム中で使用する3種類のダイスです。
※この記事内ではダイヤダイス・金塊ダイス・ドラゴンダイスと呼称。
同じ種類のダイスでも、出目の内容が異なり、
ダイヤ1「ダイヤ×2/ドア×2/鍵×1/トロール×1」
ダイヤ2「ダイヤ×2/ドア×1/鍵×2/トロール×1」
ダイヤ3「ダイヤ×2/ドア×1/鍵×1/トロール×2」
ダイヤ4「ダイヤ×2/ドア×1/鍵×1/トロール×2」
金塊1「金塊1個×1/金塊2個×1/空白×4」
金塊2「金塊1個×1/金塊2個×1/空白×4」
ドラゴン1「ドラゴン×1/空白×5」
ドラゴン2「ドラゴン×2/空白×4」
…という内訳になっています。
★どんなゲーム?
「トロール&ドラゴン」は、

▲財宝が眠る洞窟に侵入し、

▲手前の部屋にあるダイヤモンドや、

▲奥の部屋にある金塊を拾って、
洞窟から持ち出すゲームです!
ただし――

▲あまり欲をかきすぎて、
▲洞窟内でトロールに捕まってしまったり、
▲ドラゴンを目覚めさせてしまったりすると、
▲集めた財宝を失い、洞窟から持ち出すことができません…!
どれだけ財宝を拾っても、
洞窟から持ち出せなければ絵に描いたモチですので、
上手にタイミングを見極めて、洞窟から脱出しましょう!
(※友情出演:キングドミノの王様コマ)
★ゲームの流れ
「トロール&ドラゴン」は、とにかくセットアップが速いです。

▲内箱の2つのスペースにダイヤモンドと金塊を入れて、

▲全員に冒険袋を配って、

▲3種類のダイスを並べたら準備OK!
さくっとゲームを始めることができます♪( ̄▽ ̄*)
ゲームは時計回りで進行して、
自分のターンが回ってきたら――
①ダイヤダイス4個を振る

▲まずはダイヤダイス4個を振りましょう。
②ダイヤモンドを取る
こうして振ったダイヤダイスの中に、

▲ダイヤの出目があれば、

▲その個数ぶん、内箱からダイヤを拾います。
ここでの注意点なんですが、
拾ったダイヤは、まだ自分のものにはなっていません!
拾ったダイヤは、洞窟の外へ持ち出すことで、
初めて自分の冒険袋に入れることができるのです。
③トロールによるブロック
一方で、

▲トロールの出目のダイスはブロックされてしまいます。
ブロックされたダイスは、もはや、
このターン中に振り直すことができません。
④振り直しor脱出
①ダイヤダイスを振って、
②ダイヤの出目ぶんのダイヤを取って、
③トロールの出目のダイスをブロックしたら…、
ここで④2択の問題となります!
選択肢1:ブロックされていない、
全てのダイヤダイスを振り直す。
選択肢2:「脱出!」と宣言し、
このターンに拾ったダイヤを全て冒険袋に入れて、
(=ダイヤの獲得が確定)
自分のターンを終了する。
一つずつ見ていきましょう。
まずは選択肢1。
こんなもんじゃ満足できねぇとばかりに、
さらなるダイヤを求める場合は、

▲まだブロックされていないダイヤダイスを、
▲全て振り直します。

▲振り直した後は、これまでと同じく、
▲ダイヤの出目ぶんのダイヤを追加で拾い、
▲トロールの出目のダイスを追加でブロックして…、
またまた同じ2択の問題に行き着くわけです。
すなわち、さらに残りを振り直すか、脱出するか。
この振り直しは、望む限り続けられますが、
しかしながら――

▲ダイス運が尽き果てて、
▲4個のダイヤダイスが全てブロックされてしまうと…、

▲このターン中に拾ったダイヤは、
▲全てトロールに没収されてしまい、
▲自分のターンが強制終了してしまいます!
当たり前ですが、ブロックされているダイヤダイスが、
増えれば増えるほど没収される確率は高くなりますので…、
そこで選択肢2。
「脱出!」と宣言することで、
没収される前にダイヤを洞窟の外へ持ち出し、

▲自分の冒険袋に入れて、
▲ダイヤの獲得を確定させましょう!
一度、冒険袋に入った財宝(=ダイヤと金塊)は、
絶対に失うことはありません。ひと安心ですね。
ただし、これで自分のターンは終了です。
今度は、時計回りで次のプレイヤーが洞窟へ。
☆金塊を入手するには
ところで、
ダイヤダイスの出目には、
ダイヤの出目とトロールの出目以外に、
あと2種類の出目があります。
それが、ドアの出目と鍵の出目です。

▲ダイヤダイスが4つともブロックされる前に、
▲ドアと鍵の出目を同時に出すことができれば、
▲奥にある金塊の部屋へ進むことができます。
※進まずにダイヤダイスを振り直すこともできます。
金塊の部屋へ進んだ場合、
なんと、いきなりゲームが直接対決方式に変化…!
ターンプレイヤー以外の全員がドラゴン役となり、
金塊を拾うターンプレイヤーを妨害することになるのです!
その流れですが、

▲まず、
▲ターンプレイヤーが金塊ダイスを、
▲他の1人がドラゴンダイスを持ち、

▲同時に振り始めます。

▲ターンプレイヤーは、ひたすら金塊ダイスを振り続けて、
▲他のプレイヤーたちは、時計回りのローテーションで、
▲振ってはダイスを渡し、振ってはダイスを渡しの繰り返し。
ターンプレイヤーは、
とにかく回転数が全てとばかりに金塊ダイスを振って、

▲金塊2個の出目が出れば、

▲蝶のように金塊を2個拾い、

▲金塊1個の出目が出れば、

▲蜂のように金塊を1個拾いましょう!
一方で、他のプレイヤーたちは、
ドラゴンを目覚めさせることによって、
ターンプレイヤーを止めなければなりません…!
こちらも、やはり回転数が全てとばかりに、
ドラゴンダイスを振っては左隣に渡し、
振っては左隣に渡して…、

▲1つ目のドラゴンの出目が出たら、
▲「ドラゴン!」と叫んで警告を発し、
▲そのダイスを脇によけます。
次のドラゴン役(=左隣)のプレイヤーには、
もう片方のドラゴンダイスだけを渡しましょう。

▲残り1個のドラゴンダイスで、
▲2つ目のドラゴンの出目を出すことができたら、
▲「ドラゴンが目を覚ました!」と叫んで、
▲ターンプレイヤーに非情な現実を突きつけます。

▲ターンプレイヤーが、このターンに拾った財宝は、
▲それまでトロールが没収していたダイヤと合わせて――

▲ドラゴン役のプレイヤーたちの冒険袋に分配されるのです。
※ドラゴンの目を覚ましたプレイヤーから、
時計回りで1個ずつ受け取っていく流れ。
こうならないために、ターンプレイヤーは、
2つ目のドラゴンの出目が出る前に、
すなわち「ドラゴンが目を覚ました!」と言われる前に、
「脱出!」と宣言しなければなりません。
状況によっては、
金塊を1個も拾うことができないまま、
1つ目のドラゴンの出目が出てしまい、
脱出を余儀なくされることもあるでしょう。
金塊の部屋ではリアルタイムでコトが進むので、
どちらの側も気を抜けないわけですね…!
これは余談ですが、
「ドラゴンが目を覚ました!」が長ければ、
「起きた!」とかに短縮してもいいかもしれません。
☆ゲームの終了
ゲームは、洞窟内のダイヤか金塊がゼロになったら、
そのターンで終了となります。
自分の冒険袋の中の財宝を、
ダイヤは1勝利ポイントで、
金塊は3勝利ポイントで、
それぞれカウントして、
最高ポイントのプレイヤーが勝者です!
★訂正!
上記の☆金塊を入手するにはにて、
金塊ダイスを1個しか振っていない描写がありますが、
正しくは2個振ります。


▲ルールブックを見る限りでは、
▲ドラゴンダイスは明確に2つとの表記があるのに対して、
▲金塊ダイス(正確には財宝の洞窟ダイス)については、
▲1つとも2つとも書いてありませんが、
amazonの商品説明では"2つ振ろう"となっていました。
これも余談なんですが、
プレイ人数が5人の場合は、
あえて金塊ダイスを1個にしてしまうのもアリかもです。
このゲームは、プレイ人数が多いほど、
ドラゴンダイスを振るのに手間取ってしまい、
金塊ダイスを振るプレイヤーが有利になりますので、
金塊ダイスの個数を減らすことで、バランスを取り、
大味な展開になるのを防ぐことができます。
まぁでも、基本的には、
ジャラジャラと景気よく金塊を稼ぎたいですので、
金塊ダイスは2個使うのがよいでしょう♪( ̄▽ ̄*)
★コメント
久しぶりに良質なウォームアップ要員を入手しました。
サクッと始めて、サクッと終われる!
そして、
忙しくダイスを振るし、盛り上がるしで、
文字通りに場を温めてくれる!!
ボードゲーム会の立ち上がりに、中継ぎにと、
とにかく扱いやすい「トロール&ドラゴン」です!
その最大の特徴は、
ダイスゲーム→からの→アクションゲーム
…という急激な流れの変化!!
最初こそ、じっくりとダイスを吟味しますが、
ドアと鍵が出て、金塊の部屋へ進むやいなや、
リアルタイムの非対称戦が勃発します…!
ターンプレイヤー以外は、
ドラゴンダイスを振っては隣に回し、
振っては隣に回して、
エンドレス・バケツリレーみたいな様相。
片や、ターンプレイヤーは、
いつドラゴンが起きるかとビクビクしながらも、
1個でも多くの金塊を拾ってやろうと、
金塊ダイスを振っては金塊を拾い、
振っては金塊を拾って、
脱出のタイミングを計るわけです。
ずっとアクションゲームでは疲れるし、
ずっとダイスゲームでは淡白だし、
…という間を上手くとって、
すごくメリハリのあるゲームに仕上がっていると思います!
また、ゲームで使用するダイスの出目も、
絶妙な調整がなされていて――

▲油断していると、一気に全ブロックとか、

▲あるいは一気にドラゴンが起きるとか、
適度な緊迫感があり、
しかし、すべての出目が単純明快で、
シンプルに度胸試しをすることができるわけです!
ジャラジャラな財宝といえば「インカの黄金」だったり、
4個のダイスを振るといえば「大漁だ!」だったり、
なにかと似ているゲームがある中にあって、
この「トロール&ドラゴン」は、その良いトコ取りというか、
非常に完成度が高いように感じました…!

最後に、購入のオススメ度合いですが、
腰をすえて時間をかけて遊ぶ系のゲームではないですので、
そういうのを求めている方にはオススメできません。
そういう方には、同じダイスゲームというジャンルでは、
「ブループリント」とか「サグラダ」とかを推したいですね。
逆に、
肩の力を抜いて、お気軽に盛り上がりたいのであれば、
「トロール&ドラゴン」はオススメできるゲームです!
これからの寒いシーズンには、まさに、
もってこいのホットなタイトルだと思います♪( ̄▽ ̄*)
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