さて、2019年も当ブログ最後の更新は、
管理人星屑の「今年のボードゲームBEST3」です。
今年、日本語版が発売されたボードゲームの中で、
来年以降も星屑必携となりそうなタイトルは…?
3位からランキング形式で発表してまいります!
と、その前に、
妻しーぷの2019年ナンバーワンは――
★しーぷNo.1「ふたつの城の物語」
しーぷ「っていうかさ!」
星屑「うん」
しーぷ「なんで星屑のベスト3にコレが入ってないの?!」
しーぷ「あのノイシュヴァンシュタイン城と、」
しーぷ「ふたつの街の物語の夢のコラボだよ?!」
しーぷ「ノイシュヴァンは2015年の星屑の3位だったし、」
しーぷ「ふたつの街にいたっては2016年の1位だったよね?!」
しーぷ「その間を取ったって2位にはなるはずでしょ?!」
星屑「その理屈はともかくとして、うん、ぶっちゃけるとね、」
しーぷ「ぶっちゃけると?」
星屑「オレの中で今年の4位だったんだよ…ふたつの城の物語…」
しーぷ「あー、上が厚かったわけかぁ」
しーぷ「なるほどね」
星屑「あくまでベスト3って銘打ってるから、仕方なかったっちゃん」
しーぷ「じゃあ安心して自信を持って強い気持ちで宣言するね」
しーぷ「私の2019年のベストはふたつの城の物語でした!!!」

両隣の席のプレイヤーと、
それぞれ協力して城をつくり上げていくゲーム「ふたつの城の物語」。
ルールについては、
"ふたつの街"からタイルドラフトと正方形タイルのタテヨコ配置を、
"ノイシュヴァン"からは多彩な部屋の接続による得点方法を、
それぞれ持ち込みつつ、うまく融合させている感じです。
"ふたつの街"の良いところは、
なんといっても、他のプレイヤーとの途切れない会話で、
"ノイシュヴァン"の良いところは、
さまざまな部屋によって完成する自分だけの城でしたが、
それらが合わさると、どうなったかというと――

▲これは、ある日のウチのボードゲーム会で、
▲たまたま席が隣になった私星屑と妻しーぷとつくった城なんですが――
星屑「とりあえず地下に《チーズ蔵》をつくっとくわ」
しーぷ「じゃあ、その下に《キノコ部屋》もつくるね」
星屑「なんか《バター製造室》を引いたっちゃけど、」
星屑「採算とか度外視でつくっちゃってもいいかな?」
しーぷ「なんだか美味しそうなお城になりそうだからOK♪」
星屑「(よく考えたら、美味しそうなお城って何だろう…汗)」
しーぷ「あ、こっちには《朝の喫茶室》があるよ」
星屑「おお、これ、あと玉子さえ採れれば、」
星屑「とろ~りチーズとキノコ入りのオムレツを、」
星屑「《朝の喫茶室》で食べられる感じになるね!」
しーぷ「玉子が採れる部屋ってないのかな…?」
星屑「もし、あとで回ってきたら絶対に確保しよう!」
…
……
………
星屑「(よっしゃ、本当に《玉子の部屋》を引けたぞ…!)」
星屑「しーぷ、これ見て!」
星屑「ちゃんと《玉子の部屋》が回ってきたよ!!」
しーぷ「ナイス!」
しーぷ「これで完璧…って、」
しーぷ「よく見たら《玉子の部屋》じゃなくて《王子の部屋》じゃん!!」
星屑「うげ、ほんとだ…」
星屑「そういえばイラストの中に玉子の要素が全くないし…汗」
しーぷ「でも、さっきブタさんの部屋を見かけたし、」
しーぷ「ニワトリさんの部屋もあるかもしれないから、」
しーぷ「気を落とさずに完成を目指そうよ!」
星屑「うん、なんとしても美味しいオムレツを…!」
結局、玉子が手に入らず、オムレツは完成しなかったんですが(笑)、
得点のことだけではなくフレーバーのことでも大いに盛り上がれる、
とても愉快なゲームになっていました!
実際、他のプレイヤーたちも、
「うまくタテに伸ばせて塔での得点を稼げたね!」
「ヨコに広がりすぎて平屋みたいな城になっちゃったね…」
「なんだかヤバい部屋が多すぎでしょ、この城…!」
「こんなイビツなカタチの城になんか絶対に住みたくない!!」
「玄関が地下にあるんだけど、どうやって入ればいいんだろう…」
「こっちの城はこっちの城で、玄関が4階にあるんですが…」
などなど、得点計算が終わったあとも、
おのおの自分たちの城を写真に残しながら感想を述べていることが多く、
どうやら、見事に両作品の"良いとこ取り"に成功したようですね!
そんな「ふたつの城の物語」が、
妻しーぷの今年のナンバーワン作品となったようです!

▲なお、存在した模様…。
最後に、余談なんですが――

▲このゲームのタイルのウラ面が、
▲六花亭の「マルセイバターサンド」に見えるのは、
▲しーぷと星屑だけでしょうか…?( ̄▽ ̄;)
さてさて、ここから改めて星屑のBEST3をば!
★2019年3位「タワー・オブ・マッドネス」

2019年の、といいながら、
この「タワー・オブ・マッドネス」の発売は2018年12月27日。
あまりにも年の瀬すぎたため、
昨年のボードゲーム会に登場することができず、
今年に入ってから始動できたタイトルということで、
こちらのランキングに入ることになりました…!( ̄▽ ̄;)
とはいえ、
ランキング入りしたということは、私星屑のハートをつかんだわけで、
その最たる理由はビー玉のジャラジャラ感!!
ジャラジャラ感 pic.twitter.com/sLwwrg1GVm
— 星屑@大分県宇佐市でボードゲーム! (@HoshikuzuTp) December 24, 2019
…は、もちろんなんですが、それだけではなく、
ダイスゲームとして良いものだと感じたのが非常に大きかったのです。
5つの6面ダイスを繰り返し振って、
1と2と3の目を確定させつつ、残り2つの目の合計値で競う。

すごくシンプルで、初心者にも説明しやすいルールながら、
そこはダイスロールということで運に左右されることも多々あり、
経験者が安全策に走っても、ダメなときはてんでダメという、
わかりやすさと、ある意味の公平感を兼ね備えた、
バランスのとれたダイスゲームだと思います。
そして、ダイスゲームというのは、
おおよそ、その時点で終わりというのが大多数ですが、
そこで終わらないのが、この「タワー・オブ・マッドネス」!
ダイスロールの結果が、タワーからの触手の引き抜きにつながり、
そうして転がり出てきたビー玉の色によって何かが起こる…!

ダイスゲームから、ナチュラルにギミックゲームへと接続されていて、
まさに一粒で二度おいしい的な作品に仕上がっているのです!!
一方で、重要な要素とはいえ呪文カードの存在によるテンポの悪さや、
あまりにもムラのあるゲーム展開などといった気になる点もあります…。
けれど、
ルックスの異様さで多くのプレイヤーたちの目を引き、
最後のダイスを振るときのドキドキ感や、
触手を引き抜くときのハラハラ感といった、
ゲーム体験の質の良さで大きな満足感を与えてくれる。

よくあるタイプの"一度プレイして封印する系ゲーム"かと思いきや、
今年、何度も何度もプレイすることになった「タワー・オブ・マッドネス」が、星屑の3位になりました!
→開封&紹介記事
なお、元々は1万円近くするゲームでしたが、
2019年末現在、駿河屋さんで6千円台なかばになっていますね。
→駿河屋さん商品リンク
★2019年2位「カスタムヒーローズ」
トランプゲームといえばの一つ「大富豪(大貧民)」。
あのゲームには"革命"という、
同じカードを4枚出すことで数字の強弱が逆転するルールがありますが…、
そうではなく「大富豪」自体の革命といえるのが、
この「カスタムヒーローズ」です!

なにが"革命"かって、
手札のカードの数字を書き換えられちゃうんですよ…!

▲このカードは本来は《4》ですが、

▲透明カードを挿入することによって、

▲なんと《10》に書き換えられてしまいました!!

▲それどころか、足し算で《15》にしてみたり…、
他の例では、

▲数字を足し引きすることで、
▲うまく同じ数字のカードを揃えたりと、
手札が変幻自在という、まさにオキテ破りな「大富豪」…!
しかも、数字が書き換えられたカードは、
そのまま次のラウンドに持ち越されて、
シャッフルされた上で再配布されるので、
自分が書き換えたカードが他人に渡ったり、
他人が書き換えたカードを自分が握ったり、
さらには、書き換えられたカードに書き足しをしたり…。
ゲームは最大で6ラウンド+αですが、
終盤に向かうほどカードのインフレが激しくなり、
最後の方なんかは――

「《3》を6枚やー!」
「さすがに同じ数字を6枚は誰も持ってないっしょ!!」
「…ふん、あまいなっ」
「透明カードをちょちょいのちょいで…《10》を6枚!!!」
「なん…だと…!?」
…なんて、小学生のマウント取りみたいな面白い展開になります!
ちょっとルールブックが読みづらいという欠点こそありますが、
そこは当ブログの開封&紹介記事なんかを見てもらうとして…、
最大6人で、お手軽にワイワイ盛り上がれる「カスタムヒーローズ」が、
カードゲームでは珍しく星屑のランキングにインしました…!
→開封&紹介記事
★2019年1位「ERA 剣と信仰の時代」
こういうのをプレイしたかった大賞です!
私星屑がボードゲームに惹かれる要素として、
盤上の立体感というものが一つ大きく存在します。
それは――

▲例えば「メディナ」だったり、

▲あるいは「ビッグシティ」だったり、

▲はたまた「エクスパンシティ」だったり…。
ぼくはコンピューターゲームの「シムシティ」が大好きですが、
同じ街づくりであっても、あのデジタルの立体感とはまた違った、
確かに目の前にあるリアルなカタチとしての立体感といいますか、
それが触れることも手に取ることもできるという事実は、
アナログゲームならではの美点だと思うのです!

▲こちらはこちらで好きですけどネ♪( ̄▽ ̄*)

この「ERA」は、
そんな立体感のある建物コマを配置していくことで、
自分の好きなように箱庭をつくり上げていくことができます。
唯一、強制されるのは、
盤面のド真ん中に主塔を1つ建てさせられることだけで、
あとは本当に自由自在に箱庭づくりに没頭することができる。
とはいえ、
各建物の数には限りがあって、
それらは他のプレイヤーとの取り合いになりますし、
ダイス運によっては思うようにコトが運ばないこともありますが…、
何度も何度もプレイすることで腕を磨いていけば、
確実に、自分にとっての理想の街づくりに近づくことができ、
また、ダイスという不確定要素もあいまってリプレイ性が高く、
繰り返してプレイしたくなる作品に仕上がっています。

▲例えば、星屑の初プレイでは、
▲市壁を完成させられず、いまいち得点が伸びませんでしたが…、
(*画像の左下の部分を完全に閉じられなかった)

▲2度目のプレイでは、
▲しっかりと市壁を閉じることで高得点を叩きだすことができ…、
(*市壁の中の建物は得点が2倍になる!!)

▲3度目のプレイでは、
▲相手からの焦土コマに苦しめられながらも柔軟に対応して、

▲辛くも勝利することができました♪( ̄▽ ̄*)
実は、この日は3連チャンでプレイしたんですが、
ぼくが同じゲームを続けても集中力を切らさないのは珍しいので、
それだけの面白みとテンポの良さを兼ね備えているということでしょう!
温かみのある木製ボードの手触りに感激しつつ、
とにかくダイスの出目に一喜一憂していた前作から――

いま現在の需要に即した、いわゆる映えるゲームへの華麗なる転身…!

なにぶん箱が大きいですので、持ち運びこそ大変ですが、
来年以降もプレイを重ねて腕を磨いていきたい「ERA」が、
2019年の星屑にとっての堂々の1位となりました!
…と、こんなところで今年の、
ブログ「大分県宇佐市でボードゲーム!」
を〆させていただきましょう。
2020年もステキなボードゲームと出会えますように!
それではボードゲーマーの皆さん、よいお年を…!
記事を閉じる▲
★近況報告
ボードゲーマーの皆さん、ご無沙汰しております!
「大分県宇佐市でボードゲーム!」の管理人・星屑です★
当ブログは、今年の6月に、
当面、勉強に集中するため、ブログの更新頻度を落とします。
— 星屑@大分県宇佐市でボードゲーム! (@HoshikuzuTp) June 10, 2019
…というツイートをして以来、
更新頻度を落とすどころか、全く更新できない状況になっておりました。
その理由というのが、いくつかの個人的な「チャレンジ」です。
中でも大きなものが「転職活動」で、
一般企業や自衛隊を受験するために、
勉強や企業研究や面接対策などに明け暮れていて、
ブログに手をつけることができませんでした…!




*その一環としての自衛隊のヘリコプターへの体験搭乗(UH-60JA)
そうして臨んだ採用試験ですが、いずれも結果は"不合格"…( ̄▽ ̄;)
家業のコンビニという狭い世界で、長らく生きてきた星屑にとっては、
厳しい社会の洗礼を浴び、自身の無力さを思い知らされたわけです。
"お祈り"という結果が出揃った後、星屑は少しヤケ気味になり、
ビジネスバッグの中の、勉強に使っていた数冊の大学ノートを、
無造作にゴミ箱へポイしようとして…ふと、思いとどまりました。
このときの星屑は、それはもうクサクサしていて、
鏡をのぞくと、そこに死んだ魚のような目をした自分がいる感じでしたが、
とある一枚の《マジック・ザ・ギャザリングのカード》を思い出したことで、
心境に変化が生じたのです。
そのカードというのは――

▲《死の芽吹き》
"死体から植物が芽吹いている"という、
ぞわぞわするようなアートワークのカードですが、
これこそが、いまの自分に必要なものだと考えました。
"自分は一度、死んだものと考えて、
そこから、また何かを芽吹かせればいいんだ"と。
好きなアニソンの一節に、
何度でも蘇る 花を咲かせよう♪ (サクラサク/林原めぐみ)
…というナイスなフレーズもありますし!
星屑は、捨てようとした大学ノートのうち、
まだ白紙のページが残っているものをデスクに持ち込み、
その大学ノートこそを"チャレンジの残骸"だと見立てて、
あえて、そこから何かを生み出そうとしたのです。
数式が並ぶページの、となりの白紙のページに、
星屑は自作ボードゲームの設計図を描き始めました。

そこは普通、
次の採用試験や、資格取得へ向けて勉強を再開するところ――
というのは理解していましたが、
これまで知識のインプットばかりで、
パンパンに膨れ上がっていた星屑の頭の中を、
逆にアウトプットすることで、さながらジェット風船を飛ばすかのように、
いったんプシュ~ッと吐き出して昇華してやらないことには、
どうにも先へ進める気がしなかったのです。

*福岡ドームのジェット風船
そんなアウトプットの手段として、
「ボードゲームの制作」というのは、とても良いものでした。
長らく拘束されていた"時間"と"頭のメモリ"から鎖が解かれた星屑は、
思う存分、湧き上がる創作意欲をノートに叩きつけて、
自作のボードゲームをカタチにしていったのです。
そうして1つ、2つと考案し、調整し、製作したボードゲームは、
うちのボードゲーム会にて「テストプレイ」をさせてもらいました。

*プレイ後の感想タイム
しかも、他のプレイヤーさんも自作のボードゲームを持ち込んでくれて、
どんどんテストプレイの輪は広がっていきます…!


勉強の残骸となっていたボロボロの大学ノートから、
今度は自作ボードゲームという花が芽吹いたのを、
確かに感じた瞬間でした!

こうして、星屑は目にハイライトを取り戻し、
やっとブログにも復帰できそうだ…と思いきや――
いわゆる一つの、一難さってまた一難。
10年以上に渡る夜勤生活によって、ついにガタがきたのか、
唐突に「パニック障害」を患ってしまったのです。
不幸中の幸いだったのは、
星屑のパニック障害は、人が大勢いる場所でではなく、
むしろ、自分ひとりの時にこそ発作が起こりがちなものでしたので、
ボードゲーム会の主催を継続することは可能だったことですね。
とはいえ、
大きな発作を起こして救急車のお世話になること3回、
中くらいの発作も度々で、軽微な発作はしょっちゅう…となると、
星屑の生活はガタガタになってしまいました。

▲パニック発作の際の発信履歴。
▲いかに混乱しているか分かりますね…汗
それでも現在は、
福岡市の、星屑が絶対的な信頼を寄せるお医者さまにかかって、
少しずつ少しずつ、パニック発作のコントロールに励んでいます。
しかしながら、ブログへの復帰は全く見通すことができません。
と、いうのも、
ボードゲームひと作品の記事を作成するにあたっては、
実際にプレイして→写真撮影をして→写真の加工をして→
記事の構成を考えて→文章を書いて→文字色やフォントを調整して→
推敲して→妻の最終チェックを受けて――と、とにかく工程が多く、
いまの星屑には、それだけのパワーが足りないのです…。
年末恒例の「星屑が選ぶ今年のボードゲームBEST3」は、
ちゃんと書き上げることができましたので、明日、更新しますが、
その先については…温かく見守っていただけたらと思いますm(_ _)m
かなり個人的な内容の記事になってしまいましたが、
ここまで読んでいただいて本当に恐縮です。
こんな感じではありますが、
どうか、これからも当ブログをよろしくお願いします!
★星屑の自作ボードゲーム2019
せっかくですので、
星屑が目にハイライトを取り戻すきっかけになった、
3作の自作ボードゲームを、さらっと紹介させていただきましょう…!
いずれも、いまだテストプレイを重ねている最中ですので、
きちっとした紹介は、また改めてさせてもらいたいですね♪( ̄▽ ̄*)
☆ワンポイント

タイトル&サブタイトルの通り、
ワンポイント・リリーフの投手が打者を打ち取るゲームです。

*コンポーネント
4人プレイの場合、全プレイヤーのうち、
1人が「監督」になり、残り3人が「投手」になります。
このゲームは、全員が同じチームに所属していて、
みんなでリーグ優勝を目指しつつも、
いちばん活躍したのが誰かを競うという形式です。
まず、投手たちがブルペンで投球練習をすることによって、
その日の"キている球"が何であるかが判明して…、

*ブルペン/監督ボード
監督は、それを参考にして、
試合終盤の7・8・9イニングス目に1度ずつ迎える大ピンチに、
それぞれ、3人のうち誰をマウンドに送るかを決めなければなりません。

*プレイヤーたちの対戦相手となるバッターカード(約20種)
*強打者を打ち取れば活躍ポイントが上乗せされる!
監督の采配は絶対で、指名された投手はマウンドに上がり、
絶体絶命のピンチを切り抜けることを目指します。

*ピンチカード
無事に無得点、あるいは1失点で抑えることができれば、
その内容に応じて登板した投手と監督に"活躍ポイント"が入り、
逆に2失点以上してしまうと両者ともポイントを失ってしまうわけです。
指名した監督と指名された投手は、まさに運命共同体…!
なお、攻撃については監督に一任されていて、
7、8、9回の3イニングスに1回ずつ、
出目が「0,0,1,1,2,2」のダイスを振り、
その数字が、そのまま自軍の得点となります。

*得点ダイス
さらに、とある条件で入手できる監督カードを使えば、
より試合展開を有利に運ぶことができるかもしれません♪

*発動条件とタイミングと効果が記された監督カード
全4ラウンド、つまり4試合を戦い、
必ず4人全員が1度ずつ監督を担当することになります。
※本来の監督がギックリ腰により床に伏せってしまい、
チームの精神的支柱であるプレイヤーたちが、
持ち回りで監督を代行するという設定。

*サマリー
全ての試合を終えた時点で、
チームが優勝していれば全員の勝利で、
その中でも活躍ポイントが最多のプレイヤーが"MVP"です。
一方、優勝できなければ全員の敗北となってしまいます。
みんなで協力してチームを優勝させつつも、
しれっと他のプレイヤーを出し抜いて、MVPを目指しましょう♪
☆おまえとおれの物語(仮)

いまだタイトルに(仮)が付いていますが、
TRPGを手軽にボードゲームで!といったニュアンスのゲームです。

*コンポーネント
制作のキッカケは、星屑の弟分のなつくんの、
「TRPGに興味があるけど、星屑さんと2人だけでやりたい」
「あと、自分は盾で星屑さんを"守る役"がいい」
…などという供述でした!( ̄▽ ̄;)
それを、そのまんまカタチにしてみたら――

▲こうなって…、

▲こうなったわけです。
この段階でのゲームの内容としては、
2人パーティーでダンジョンに乗り込んでいって、
ばったばったと敵をなぎ倒し――
"スミストーン"という装備の素材的なものと、

▲"スキルスター"という経験値的なものを得て、
新たなスキルの習得や、装備の強化を行い、
制限日数内にスキルと装備を整えて目標をクリアする!というもの。
スミストーンもスキルスターも、布袋から引くスタイルなので、
いわゆる"ドロップ"の運によって左右されるというところに、
星屑の好みを盛り込んでみました。
ちなみに、プレイヤーキャラクターが1人でも倒れてしまうと、
そのダンジョン内で拾ったドロップをロストしてしまいますので、
引き際が肝心というバースト系の要素も入っています。
ただ、このゲームについては、
ちょっと違う視点から作り直せないかと思案中で、
もしかすると全くの別ゲーに化けるかもしれません…!
☆ダイスフォート

建材に見立てたダイスで砦をつくり、
自身の黒歴史を守りつつ、他人の黒歴史を暴くゲームです。

*コンポーネント
ビデオゲームの「マインちゃんクラフト」や「ドラ君ビルダーズ」を、
こよなく愛するプレイヤーたちが、たまたま同時に眠りにつき、
みんな一緒にブロックの世界に迷い込むというストーリー。
しかも、唯一の持ち込み品が"自身の黒歴史の書"で、
これが防水加工に防火加工までされている上に、
地中深くに埋めても気が付いたら手元に戻ってきているという、
まさに呪いのアイテムだったのです…!
困ったプレイヤーたちは、
そんな黒歴史を安置する唯一の方法"封印"の建築を考案して、
とりあえず一件落着かと思われました。

ところが、
"誰かが自分の封印を破壊して黒歴史を暴くのではないか"と、
疑心暗鬼になった一人のプレイヤーが、
自身の陣地を敷き、防壁で囲み、封印のダミーまで用意し、
さらには巨大な砲塔まで築き上げてしまいます!!!

*青ダイスが「防壁」、赤ダイスが「砲塔」、黄ダイスが「封印(ダミーあり)」
自分の黒歴史が暴かれるくらいなら、先に他人の黒歴史を暴いて、
ずっと"ベッドの上で足をバタバタ状態"にしてやる――
そうすれば、こちらの黒歴史を暴く気力も消え失せよう――
これに黙っているわけにはいかない他のプレイヤーたちも、
おのおの自身の砦の建築を進めていき…、

*他のゲームのコンポーネントをお借りしてのテストプレイ中
最終局面では、実際に自陣の砲塔から「砲弾」を撃ち出して、
自分以外の全ての封印の破壊を目指すのです…!

*小さな20面ダイスを「砲弾」に見立てて指で弾く!
以上、今年の自作ボードゲーム3作品でした♪( ̄▽ ̄*)
来年の今日までには、
完成版の記事を書けるように、制作を進めていきたいと思います!
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