★箱の外観

▲箱のオモテ面。基本セットとのサイズ比較。
基本セットが赤を基調としているのに対して、
拡張の方は黄色を基調としたステンドグラスになっています。

▲箱のウラ面。
ものすごくタテ長ですね!
説明書きには、
最大6人で遊べるようになって、さらに面白くなったサグラダ!
新しいシステムが加わって、大人数でもスピーディーに遊べるよ!
あとカードとか、いろいろ追加されたよ!(ざっくり訳)
…てなことが書いてあります♪( ̄▽ ̄*)

▲スペック。
プレイ人数は2人増えての1~6人で、
プレイ時間は変更なしの30~45分。
対象年齢は13歳~です。
実際のところは、
5人プレイの軽いインスト込みで1時間ちょいってトコでした。
また、
ルールの難易度的には、小学生でもプレイ可能な内容かと思われます。
★箱をオープン!

▲一発目は安定のルルブ!

▲その下にカード類があって、

▲おなじみの個人ボードと、

▲タイル台紙で以上でした!
★タイル抜き&組み立て!!

▲それでは、2枚の台紙からタイルを抜いていきましょう!
ポスポスポスポス……

▲はい、終わり!!
からの、組み立てなんですが――

▲このダイストレイが曲者で…、

▲底部のツメが引っ掛かって、
▲側面の最後の1枚がはまらない…!

▲結局、力技で押し込んで完成さたんですが、
▲その代償としてツメ部分がボロボロに…。
この拡張の、唯一の不満点でした…( ̄▽ ̄;)
★内容物
まぁ気を取り直して、内容物いってみましょう!

▲ルールブック(英語・全8ページ)
かなりコンパクトなルルブです。
通常ルールでの5~6人プレイ方法と、
新ルールの詳細に、ほとんどのページが割かれています。

▲窓枠プレイヤーボード×2枚
プレイ人数の増加にともなって追加された個人ボードです。
箱のジャケットがそうだったように、
黄色系統のステンドグラスになっていますね。

▲スコアマーカー×2枚
得点計算用のマーカーです。
こちらも、ちゃんと2人ぶん追加されました。

▲個人ダイスプールボード×6枚
今回の目玉ともいえる新ボードです!
(詳細は後述)

▲余談なんですが、ダイス穴を抜く前が美しすぎて、
▲穴を開けるのがもったいないくらいでした…( ̄▽ ̄*)

▲恩寵トークン×12個
▲ダイス×5色・各8個
追加2人ぶんのトークンとダイスです。
基本セットと合わせると、
ダイスの数は130個になりました…!

▲窓パターンカード×6枚
例によって、窓枠プレイヤーボードに挿し込むカードです。
新たな6枚は、いずれも難易度が3と6に統一されています。

▲個人目標カード×6枚
新しい得点方式のカードです。
この6枚だけを使うことも、
基本セットの5枚と混ぜて使うこともできます。

▲道具カード×2枚
新登場の個人ダイスプールを絡めた効果のカードです。
基本セットのカードに混ぜて使います。
★どんな拡張?
今回の拡張では、
☆最大プレイ人数が4→6人に増加
☆個人ダイスプール・ルールの導入
☆新カードの追加
という、3つの要素が加わりました。
中でも、個人ダイスプール・ルールは、
1ラウンド内のターン数を半減させて、
プレイ時間の大幅な削減に貢献してくれます!!
そんな個人ダイスプールを中心に、
拡張の内容をチェックしていきましょう!
☆個人ダイスプールとは?
そもそも「サグラダ」は、

▲20個のダイスで個人ボードを埋めていくゲームですが、
標準ルールでは、

▲20個のダイスを、
▲全てドラフトプールから受け取っていました。
これが、
新たに導入された個人ダイスプール・ルールでは、

▲20個のダイスのうち、
▲半分の10個をドラフトプールから、
▲半分の10個を個人ダイスプールから、
▲それぞれ受け取ることになります。
その個人ダイスプールですが、
ゲーム開始前の準備段階で、

▲各プレイヤーごとに、
▲5色×2個=合計10個のダイスを振り、

▲出目はそのままに、
▲個人ダイスプールボードに並べて、
▲おのおのゲームを通して手元に置いておきます。
☆個人ダイスプールなしの場合
個人ダイスプールなしの標準ルールでは、
各プレイヤーは1ラウンド中に、
ドラフトプールから2個のダイスを受け取れます。
(ダイス2個×全10ラウンド=合計20個)
例えば4人プレイの場合の1ラウンドは、

▲プレイ人数の2倍に1個を足した、
▲9個のダイス(※これを"ドラフトプール"といいます)を、
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
という流れで回すわけですね。
この方式の最大の難点は、
他のプレイヤーのターン中に、ほぼ何もできないことでした。
なぜなら、

▲ドラフトプールの中に、もし欲しいダイスがあったとして、

▲そのダイスを得られる前提で配置を考えても、

▲お目当てのダイスが他のプレイヤーに取られてしまい、
▲自分のところに回ってこなかったら、
まさに捕らぬタヌキの皮算用…!
ちなみに、わが家の近くにはタヌキが生息しているんですが、
近くで見ると、顔がめちゃくちゃかわいくて癒されます♪( ̄▽ ̄*)
それはさておき、
とにかく自分のところにドラフトプールが回ってこなければ、
配置の考察も、ダイスの選択も始めることができないので、
ターンプレイヤー以外はヒマをもてあましてしまうんですね。
そんな状況が、
4人プレイの全10ラウンドで、実に80回も発生してしまう!
(1回1分なら80分で、1回2分なら……)
そりゃあ、テンポが悪くなって、
プレイ時間も長くなるわけです…!
☆個人ダイスプールありの場合
一方、個人ダイスプール・ルールでは、
各プレイヤーは1ラウンド中に、
ドラフトプールからダイス1個と、
個人ダイスプールからダイス1個の、
合計2個のダイスを受け取れます。
(ドラフトダイス1個×1全0ラウンド=合計10個)
(個人ダイス1個×全10ラウンド=合計10個)
よって、ドラフトプールから受け取るダイスが、
1人につき1個になりますので、
例えば4人プレイの1ラウンドでのドラフトプールの個数は、
標準ルールでは9個でしたが、

▲こちらはプレイ人数に1個を足した5個に減少。
そして、各プレイヤーは、

▲自分のターンにできることが3つになります。
すなわち――

▲ドラフトプールからダイスを1個選んで、
▲自分の個人ボードに配置できる。

▲個人ダイスプールからダイスを1個選んで、
▲自分の個人ボードに配置できる。

▲恩寵トークンを支払って、
▲道具カードを1枚使用できる。
この3つのアクションを、
1つにつき1回までプレイすることができるわけですね。
(※アクションの順番は自由)
流れをまとめると、
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
標準ルールの流れと比べると、
ずいぶんとスリムになったことが分かります!
特に道具を使う予定がないターンなんかは、

▲真っ先にドラフトプールのダイスを受け取り、

▲ドラフトプールを次のプレイヤーに回してしまって、

▲あとは、ゆっくりと個人ダイスプールを吟味する…みたいな、
時短プレイングが可能に…!
箱ウラに書いてあった通り、プレイ人数の増加に伴って、
しっかりとスピーディーさも補強してくれています♪( ̄▽ ̄*)
☆追加カード
最後に、
この拡張で追加されたカードについて。
まず、プレイ人数が6人までになったことにより、
新しく6枚の個人目標カードが追加されました!
(基本セットには5枚しかありませんでしたからね)
基本セットの個人目標カードは、
指定された色のダイスの出目の合計が得点となりましたが、
新たに追加された個人目標カードは、
指定されたスペースのダイスの出目の合計が得点となります。

▲例えば、この個人目標カードだと、
▲中央の6マスの出目の合計が得点になりますので、
▲3+5+6+5+6+2=27点ですね。
さらに、
道具カードも2枚追加されました!
こちらは2枚とも、
個人ダイスプール・ルールでのみ使用できます。

▲No.13「ストリップカッター」
効果:
ドラフトの後、ドラフトしたダイスと、
自分の個人ダイスプールにあるダイスを入れ替える。

▲ドラフトプールに欲しいダイスが2個ある場合に、
▲1個はカードの効果で個人ダイスプールに引き入れて、
▲もう1個は普通にドラフトプールから受け取ることで、
▲両方とも取ることができるわけですね。

▲No.14「鉛桟(なまりさん)ニッパー」
(ステンドグラスの技法に"鉛桟技法"というものがあるみたいです)
効果:
個人ダイスプールのダイス最大2個を振り直す。

▲こちらは、単に個人ダイスプールのリロールができるというもの。
▲運次第にはなりますが、うまくいけば活路が開けるかもしれません。
なお、個人ダイスプール・ルールの際、

▲No.7「ガラスハンマー」
▲No.8「ランニングプライヤー」
▲の2枚は使用しないとのことです。
★コメント
あの「サグラダ」が6人でプレイできる!!
と聞いて、まず頭をよぎったのは、
プレイ時間がえらいことになるんじゃね…?
という不安でした。
なにせ、一つの配置ミスが命取りになるゲームですので、
どうしても慎重になりすぎて長考が多くなってしまう。
それに加えて、
自分のターンが回ってこないことには始まらないシステムですので、
ターン外で時間を短縮する手段がない。
それでは、せっかくの多人数プレイも…と思いきや、
そんな不安は新システムが吹き飛ばしてくれました!
さっそく、個人ダイスプールを導入して、
5人で遊んでみましたが、
いやぁ、テンポ良好ですよ!!
標準ルールでプレイしたら2時間はかかりそうなところが、
インストを入れても1時間そこいらで終わってしまいました…!
ただ、そんなスピードスターの個人ダイスプールにも、
一つだけ気になる点があって――
それは、
"見なければならない場所が2ヵ所になった"ということです。
標準ルールの感覚でプレイしていると、
ついついドラフトプールにばかり意識が向いてしまって…、

▲あ、この個人ダイスプールのダイス、
▲1個は絶対に置くことができない…!
と、いうようなことが起こり得ます。
これがボードゲームに慣れているプレイヤーなら、
ついうっかり…で済まされる話なんですが、
問題は初心者です。
私の妻しーぷは常々、
「初心者にオススメするボードゲームの第一条件は、
"見なければならない場所が少ない"こと」
と申しておりますが、
ドラフトプールに加えての個人ダイスプールということで、
まさに見なければならない場所が2倍になっているんですね。
これが初心者には、ややこしく感じてしまうかもしれません。
そういうわけで、初心者と卓を囲む場合は、
そこら辺も踏まえた上で新ルールの採用を考えた方がいいかなと、
私星屑、ふと思いました。
とはいえ、ですよ。
5人とか6人とかで何かできるゲームは…と、
探しまわる姿が散見されるボードゲーム会において、
サグラダが5~6人でプレイできるのは本当にありがたいです!
しかもですね、
こちらは隠し要素的な感じなんですが、
拡張の内容物は、まるまる全部、基本セットの箱に納まります!!

▲窓パターンカードを全て入れて、

▲その上に6枚の個人ダイスプールボードを置いて、

▲さらに6枚の窓枠プレイヤーボードを置いて、

▲はい、オールインです!
基本セットの箱って、
やけにスペースに余裕があるなぁと思っていたら、
拡張が入ること前提で作られていたんですね…!
おかげで拡張の箱を持ち歩かずに済みます!
この親切設計には感動すら覚えてしまいました♪( ̄▽ ̄*)

最後に、購入のオススメ度合いですが、
基本セットを持っているならば、
拡張を購入して損はないと思います!
最初から盤面の半分を予見できる上に、
展開をスピーディーにしてくれる新システムは優秀ですし、
プレイ人数の増加も無理がありません。
ただ、価格だけがネックで…、
いま現在(2018.10)のamazonで4,800円の値がついていますが、
この金額では、ちょっとオススメしづらいですね…( ̄▽ ̄;)
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→基本セット開封記事
→ボードゲーム記事一覧
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★箱の外観

▲箱のオモテ面。基本セットとのサイズ比較。
基本セットが赤を基調としているのに対して、
拡張の方は黄色を基調としたステンドグラスになっています。

▲箱のウラ面。
ものすごくタテ長ですね!
説明書きには、
最大6人で遊べるようになって、さらに面白くなったサグラダ!
新しいシステムが加わって、大人数でもスピーディーに遊べるよ!
あとカードとか、いろいろ追加されたよ!(ざっくり訳)
…てなことが書いてあります♪( ̄▽ ̄*)

▲スペック。
プレイ人数は2人増えての1~6人で、
プレイ時間は変更なしの30~45分。
対象年齢は13歳~です。
実際のところは、
5人プレイの軽いインスト込みで1時間ちょいってトコでした。
また、
ルールの難易度的には、小学生でもプレイ可能な内容かと思われます。
★箱をオープン!

▲一発目は安定のルルブ!

▲その下にカード類があって、

▲おなじみの個人ボードと、

▲タイル台紙で以上でした!
★タイル抜き&組み立て!!

▲それでは、2枚の台紙からタイルを抜いていきましょう!
ポスポスポスポス……

▲はい、終わり!!
からの、組み立てなんですが――

▲このダイストレイが曲者で…、

▲底部のツメが引っ掛かって、
▲側面の最後の1枚がはまらない…!

▲結局、力技で押し込んで完成さたんですが、
▲その代償としてツメ部分がボロボロに…。
この拡張の、唯一の不満点でした…( ̄▽ ̄;)
★内容物
まぁ気を取り直して、内容物いってみましょう!

▲ルールブック(英語・全8ページ)
かなりコンパクトなルルブです。
通常ルールでの5~6人プレイ方法と、
新ルールの詳細に、ほとんどのページが割かれています。

▲窓枠プレイヤーボード×2枚
プレイ人数の増加にともなって追加された個人ボードです。
箱のジャケットがそうだったように、
黄色系統のステンドグラスになっていますね。

▲スコアマーカー×2枚
得点計算用のマーカーです。
こちらも、ちゃんと2人ぶん追加されました。

▲個人ダイスプールボード×6枚
今回の目玉ともいえる新ボードです!
(詳細は後述)

▲余談なんですが、ダイス穴を抜く前が美しすぎて、
▲穴を開けるのがもったいないくらいでした…( ̄▽ ̄*)

▲恩寵トークン×12個
▲ダイス×5色・各8個
追加2人ぶんのトークンとダイスです。
基本セットと合わせると、
ダイスの数は130個になりました…!

▲窓パターンカード×6枚
例によって、窓枠プレイヤーボードに挿し込むカードです。
新たな6枚は、いずれも難易度が3と6に統一されています。

▲個人目標カード×6枚
新しい得点方式のカードです。
この6枚だけを使うことも、
基本セットの5枚と混ぜて使うこともできます。

▲道具カード×2枚
新登場の個人ダイスプールを絡めた効果のカードです。
基本セットのカードに混ぜて使います。
★どんな拡張?
今回の拡張では、
☆最大プレイ人数が4→6人に増加
☆個人ダイスプール・ルールの導入
☆新カードの追加
という、3つの要素が加わりました。
中でも、個人ダイスプール・ルールは、
1ラウンド内のターン数を半減させて、
プレイ時間の大幅な削減に貢献してくれます!!
そんな個人ダイスプールを中心に、
拡張の内容をチェックしていきましょう!
☆個人ダイスプールとは?
そもそも「サグラダ」は、

▲20個のダイスで個人ボードを埋めていくゲームですが、
標準ルールでは、

▲20個のダイスを、
▲全てドラフトプールから受け取っていました。
これが、
新たに導入された個人ダイスプール・ルールでは、

▲20個のダイスのうち、
▲半分の10個をドラフトプールから、
▲半分の10個を個人ダイスプールから、
▲それぞれ受け取ることになります。
その個人ダイスプールですが、
ゲーム開始前の準備段階で、

▲各プレイヤーごとに、
▲5色×2個=合計10個のダイスを振り、

▲出目はそのままに、
▲個人ダイスプールボードに並べて、
▲おのおのゲームを通して手元に置いておきます。
☆個人ダイスプールなしの場合
個人ダイスプールなしの標準ルールでは、
各プレイヤーは1ラウンド中に、
ドラフトプールから2個のダイスを受け取れます。
(ダイス2個×全10ラウンド=合計20個)
例えば4人プレイの場合の1ラウンドは、

▲プレイ人数の2倍に1個を足した、
▲9個のダイス(※これを"ドラフトプール"といいます)を、
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
という流れで回すわけですね。
この方式の最大の難点は、
他のプレイヤーのターン中に、ほぼ何もできないことでした。
なぜなら、

▲ドラフトプールの中に、もし欲しいダイスがあったとして、

▲そのダイスを得られる前提で配置を考えても、

▲お目当てのダイスが他のプレイヤーに取られてしまい、
▲自分のところに回ってこなかったら、
まさに捕らぬタヌキの皮算用…!
ちなみに、わが家の近くにはタヌキが生息しているんですが、
近くで見ると、顔がめちゃくちゃかわいくて癒されます♪( ̄▽ ̄*)
それはさておき、
とにかく自分のところにドラフトプールが回ってこなければ、
配置の考察も、ダイスの選択も始めることができないので、
ターンプレイヤー以外はヒマをもてあましてしまうんですね。
そんな状況が、
4人プレイの全10ラウンドで、実に80回も発生してしまう!
(1回1分なら80分で、1回2分なら……)
そりゃあ、テンポが悪くなって、
プレイ時間も長くなるわけです…!
☆個人ダイスプールありの場合
一方、個人ダイスプール・ルールでは、
各プレイヤーは1ラウンド中に、
ドラフトプールからダイス1個と、
個人ダイスプールからダイス1個の、
合計2個のダイスを受け取れます。
(ドラフトダイス1個×1全0ラウンド=合計10個)
(個人ダイス1個×全10ラウンド=合計10個)
よって、ドラフトプールから受け取るダイスが、
1人につき1個になりますので、
例えば4人プレイの1ラウンドでのドラフトプールの個数は、
標準ルールでは9個でしたが、

▲こちらはプレイ人数に1個を足した5個に減少。
そして、各プレイヤーは、

▲自分のターンにできることが3つになります。
すなわち――

▲ドラフトプールからダイスを1個選んで、
▲自分の個人ボードに配置できる。

▲個人ダイスプールからダイスを1個選んで、
▲自分の個人ボードに配置できる。

▲恩寵トークンを支払って、
▲道具カードを1枚使用できる。
この3つのアクションを、
1つにつき1回までプレイすることができるわけですね。
(※アクションの順番は自由)
流れをまとめると、
Aさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Bさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Cさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
↓
Dさん
・ドラフトプールからダイス1個を受け取れる。
・個人ダイスプールからダイス1個を受け取れる。
・恩寵トークンを支払って道具1つを使える。
標準ルールの流れと比べると、
ずいぶんとスリムになったことが分かります!
特に道具を使う予定がないターンなんかは、

▲真っ先にドラフトプールのダイスを受け取り、

▲ドラフトプールを次のプレイヤーに回してしまって、

▲あとは、ゆっくりと個人ダイスプールを吟味する…みたいな、
時短プレイングが可能に…!
箱ウラに書いてあった通り、プレイ人数の増加に伴って、
しっかりとスピーディーさも補強してくれています♪( ̄▽ ̄*)
☆追加カード
最後に、
この拡張で追加されたカードについて。
まず、プレイ人数が6人までになったことにより、
新しく6枚の個人目標カードが追加されました!
(基本セットには5枚しかありませんでしたからね)
基本セットの個人目標カードは、
指定された色のダイスの出目の合計が得点となりましたが、
新たに追加された個人目標カードは、
指定されたスペースのダイスの出目の合計が得点となります。

▲例えば、この個人目標カードだと、
▲中央の6マスの出目の合計が得点になりますので、
▲3+5+6+5+6+2=27点ですね。
さらに、
道具カードも2枚追加されました!
こちらは2枚とも、
個人ダイスプール・ルールでのみ使用できます。

▲No.13「ストリップカッター」
効果:
ドラフトの後、ドラフトしたダイスと、
自分の個人ダイスプールにあるダイスを入れ替える。

▲ドラフトプールに欲しいダイスが2個ある場合に、
▲1個はカードの効果で個人ダイスプールに引き入れて、
▲もう1個は普通にドラフトプールから受け取ることで、
▲両方とも取ることができるわけですね。

▲No.14「鉛桟(なまりさん)ニッパー」
(ステンドグラスの技法に"鉛桟技法"というものがあるみたいです)
効果:
個人ダイスプールのダイス最大2個を振り直す。

▲こちらは、単に個人ダイスプールのリロールができるというもの。
▲運次第にはなりますが、うまくいけば活路が開けるかもしれません。
なお、個人ダイスプール・ルールの際、

▲No.7「ガラスハンマー」
▲No.8「ランニングプライヤー」
▲の2枚は使用しないとのことです。
★コメント
あの「サグラダ」が6人でプレイできる!!
と聞いて、まず頭をよぎったのは、
プレイ時間がえらいことになるんじゃね…?
という不安でした。
なにせ、一つの配置ミスが命取りになるゲームですので、
どうしても慎重になりすぎて長考が多くなってしまう。
それに加えて、
自分のターンが回ってこないことには始まらないシステムですので、
ターン外で時間を短縮する手段がない。
それでは、せっかくの多人数プレイも…と思いきや、
そんな不安は新システムが吹き飛ばしてくれました!
さっそく、個人ダイスプールを導入して、
5人で遊んでみましたが、
いやぁ、テンポ良好ですよ!!
標準ルールでプレイしたら2時間はかかりそうなところが、
インストを入れても1時間そこいらで終わってしまいました…!
ただ、そんなスピードスターの個人ダイスプールにも、
一つだけ気になる点があって――
それは、
"見なければならない場所が2ヵ所になった"ということです。
標準ルールの感覚でプレイしていると、
ついついドラフトプールにばかり意識が向いてしまって…、

▲あ、この個人ダイスプールのダイス、
▲1個は絶対に置くことができない…!
と、いうようなことが起こり得ます。
これがボードゲームに慣れているプレイヤーなら、
ついうっかり…で済まされる話なんですが、
問題は初心者です。
私の妻しーぷは常々、
「初心者にオススメするボードゲームの第一条件は、
"見なければならない場所が少ない"こと」
と申しておりますが、
ドラフトプールに加えての個人ダイスプールということで、
まさに見なければならない場所が2倍になっているんですね。
これが初心者には、ややこしく感じてしまうかもしれません。
そういうわけで、初心者と卓を囲む場合は、
そこら辺も踏まえた上で新ルールの採用を考えた方がいいかなと、
私星屑、ふと思いました。
とはいえ、ですよ。
5人とか6人とかで何かできるゲームは…と、
探しまわる姿が散見されるボードゲーム会において、
サグラダが5~6人でプレイできるのは本当にありがたいです!
しかもですね、
こちらは隠し要素的な感じなんですが、
拡張の内容物は、まるまる全部、基本セットの箱に納まります!!

▲窓パターンカードを全て入れて、

▲その上に6枚の個人ダイスプールボードを置いて、

▲さらに6枚の窓枠プレイヤーボードを置いて、

▲はい、オールインです!
基本セットの箱って、
やけにスペースに余裕があるなぁと思っていたら、
拡張が入ること前提で作られていたんですね…!
おかげで拡張の箱を持ち歩かずに済みます!
この親切設計には感動すら覚えてしまいました♪( ̄▽ ̄*)

最後に、購入のオススメ度合いですが、
基本セットを持っているならば、
拡張を購入して損はないと思います!
最初から盤面の半分を予見できる上に、
展開をスピーディーにしてくれる新システムは優秀ですし、
プレイ人数の増加も無理がありません。
ただ、価格だけがネックで…、
いま現在(2018.10)のamazonで4,800円の値がついていますが、
この金額では、ちょっとオススメしづらいですね…( ̄▽ ̄;)
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- サグラダの拡張を購入するか悩んでいたため、参考になりました。
良ければ、拡張パッションのレビューもお願いしたいです。
>>名無しさん
星屑トランペッター コメントありがとうございます!
お役に立てたようで嬉しいです♪( ̄▽ ̄*)
パッションの拡張についてですが、
こちらは申し訳ないことに未所持ですので、
まわりのボードゲーム仲間の評判を聞いてみたのち、
もし入手することになりましたら、
そのときはレビューさせてもらいます…!
良ければ、拡張パッションのレビューもお願いしたいです。
お役に立てたようで嬉しいです♪( ̄▽ ̄*)
パッションの拡張についてですが、
こちらは申し訳ないことに未所持ですので、
まわりのボードゲーム仲間の評判を聞いてみたのち、
もし入手することになりましたら、
そのときはレビューさせてもらいます…!