さてさて、開封記事での宣言どおり、
今回は主に"2人で砦を叩く"件について補足していきます!
なお、この記事は開封記事を前提にして書いていますので、
もし未読であれば、ぜひ先にこちらをご覧ください♪( ̄▽ ̄*)
★ターンの流れ
まずは、おさらいがてら、
ゲーム中の各ターンの流れについて確認しておきましょう!
トロールフィヨルドはターン制ですが、時計回り形式ではなく、
ゲームボード外周のトラックで最後尾のプレイヤーが、
常にターンプレイヤーとなります。

ターンプレイヤーは、
配置マスを進むか、移動マスを進むかを選び、
さらに1~3歩の範囲で何歩進むかを決めなければなりません。

この結果、
配置マスを進んだら、
その歩数ぶんまで、止まったマスのエリアにトロールコマを配置し、
移動マスを進んだら、
その歩数ぶんまで、すでに配置しているトロールコマを移動させます。
そして、その直後、
もし砦を叩くための2つの条件を満たしていれば、
実際にハンマーでタワーを叩くことができるのです…!
(※叩かずにターンを終えてもOK)
★砦を叩くための2つの条件
これもおさらいになりますが、
砦を叩くための条件は、
①Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で
②隣接2エリア以上にトロールコマが配置されている
…という2つでしたね。
①Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で
砦には「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の番号がふってあって、
各プレイヤーはこの順番で砦を叩いていかなければなりません。
すなわち――

▲「Ⅰ」の砦を叩いて財宝を得たら、
▲次は「Ⅱ」の砦を叩かなければならないという具合です。
(※「Ⅱ」の次は「Ⅲ」で、その次は好きな砦でOK)

▲ゲームボードでいうと、叩けるのは、
▲この2つの砦のどちらかということになります。
②隣接2エリア以上にコマが配置されている
加えて、その砦に隣接する3つのエリアのうち、
2エリア以上に自分のトロールコマを配置していなければなりません。

▲上の砦は山と湿地と氷河に囲まれていますが、
▲オレンジプレイヤーは、そのうちの氷河にしかコマがありませんので、
▲彼は、この砦を叩く条件を満たせていないわけです。

▲一方で、右の砦は氷河とツンドラと湿地に囲まれていて、
▲オレンジプレイヤーは、そのうちの氷河とツンドラにコマがあります。

▲彼は、右の砦を叩く条件を満たしていて、
▲(14)か(17)の財宝を狙うことができるのです!
(※右下の湿地にはコマがないので(27)の財宝は狙えない…)
★1人で砦を叩く
それでは今日も今日とて(14)か(17)の財宝を目指して、
ハンマーでタワーを叩いてみることにしましょう♪( ̄▽ ̄*)
え、いつになったら2人で砦を叩く話になるのかって?
それがですね、
ここいらの話は2人で砦を叩く上での前提になりますので、
もう少しだけお付き合いいただけたら嬉しいです…!

▲さてさて、これより狙う砦の隣接エリアには、
▲合わせて「5体」のトロールコマを配置していますので、
▲ヒットリミットもカラーリミットも「5」になります。
つまり、タワーをハンマーで叩ける回数が「5回」で、
赤青黄のキューブは、それぞれ「5個」まで出せるわけですね!
それでは早速――
「ひと~つ!」カツン!
「ふた~つ!」カツン!!
「みっつ~!」カツン!!!
「よっつ~!」カツン!!!!

▲4回目を終えて、出てきたキューブは14個。
ここで叩くのを止めれば、
何事もなく(14)の財宝を獲得できます。
しかしながら、あと1回だけ叩くことができて、
その1回で3個のキューブを落とせば合計17個…!
一段上の(17)の財宝を狙うチャンスでもあるわけですね!
ただし、赤が5個、黄が4個と出ていて、
いずれもカラーリミットのすれすれという状況。
もしカラーリミットを超過すれば山の精霊を怒らせてしまいますが――
「いつつ~!」カツン!!!!!

▲はたして、ちょうど3個のキューブが出てきましたが、
▲残念ながら赤と黄が1個ずつカラーリミットを超過してしまいました。
こうなると、山の精霊が怒ってしまい、
たとえヒットリミットに達していなかったとしても、
砦を叩くのを強制終了させられてしまいます…( ̄▽ ̄;)
☆財宝を得るパターン
開封記事の方でも触れましたが――

▲超過ぶんのキューブ1個につき、
▲贈り物を1つ消費することで、
▲山の精霊の怒りを鎮められちゃうんですね。
今回はキューブ2個ぶん超過でしたので、
贈り物を2つ消費しなければなりません。

▲山の精霊さえ黙らせてしまえば、
▲17個のキューブを出したという結果だけが残り、
▲晴れて(17)の財宝を獲得することができました!

▲獲得した財宝は袋に置いて、
▲次なる砦は「Ⅲ」となります。

▲財宝を得た場合は、その財宝があったエリアの、
▲自分のトロールコマを全て回収しなければなりません。
☆財宝を得ないパターン
逆に、あえて山の精霊に贈り物をせず、
財宝を得ずに終えることもできます。

▲12勝利点ぶんの贈り物を消費して、
▲17勝利点の財宝を得たとしても、
▲差し引き、たったの5勝利点ですからね…。
とはいえ、
砦を叩いたら必ず自分のトロールコマを回収しなければならないのです!

▲財宝を得なかった場合は、
▲叩いた砦に隣接するエリアのうち、
▲自分のトロールコマがあるエリアを1つ選んで、
▲そのエリアの自分のトロールコマを全て回収します。
山の精霊の怒りをかって思いもよらず…だとしても、、
ただ単に目標の数のキューブを出せなかっただけ…だとしても、
砦を叩いておいて、財宝を得られなかった場合は、
トロールコマを置きなおして、再チャレンジしなきゃなんですね…。
★2人で砦を叩く
紆余曲折を経ながらも…、

▲オレンジプレイヤーは「Ⅲ」の砦を叩くところまできました。
おやおや?
この砦の周囲3エリアは、やたらと混雑していますね。
具体的には、
オレンジプレイヤーが合計5個のトロールコマを配置している以外に、
黒プレイヤーが6個、茶プレイヤーが4個のコマを配置しています。
こんなときは、1人だけ"協力者"を募ることができるのです!
☆協力者の条件
ターンプレイヤーが砦を叩こうというときに、
その砦の隣接2エリア以上にコマを配置している他のプレイヤーがいたら、
一緒に砦を叩くことを提案できます。
(※提案せずに単独で叩いてもOK)
ターンプレイヤーが「一緒に砦を叩こうよ!」と提案すると、
狙う砦の隣接2エリア以上にコマを配置しているプレイヤーのうち、
より配置しているトロールコマの数が多いプレイヤーから順に、
提案を受けるか受けないかを回答していく流れなんですが…、

▲まず6個のトロールコマを配置している黒プレイヤーには、
▲「せっかくだけど他をあたって欲しい」と拒否されました。
残念ですが、彼にも何かしら事情があるのでしょう。
こうなると、次は自動的に…、

▲4個のトロールコマを配置している茶プレイヤーへお伺いをたてると、
▲こちらは「ぜひ一緒に砦を叩こう!」と快諾してくれました。
この茶プレイヤーの現状ですが、

▲「Ⅰ」の砦の財宝を獲得し終えて、
▲「Ⅱ」の砦を目指しているところ。
これから叩くのは「Ⅲ」の砦ですが、
しかし問題はありません!
ターンプレイヤーは、
目標の砦の隣接2エリアにコマを配置するのに加えて、
Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で砦を叩かなければなりませんが…、
協力者については、
目標の砦の隣接2エリアにコマを配置することだけが条件で、
砦の順番は一旦、脇においておけるのです♪( ̄▽ ̄*)
☆協力のメリット
それでは、
協力するとどんな良いことがあるかという話ですが――

▲なんと配置しているトロールコマの数を足せます!!
つまり、
オレンジプレイヤーは単独では5個だったところが、
茶プレイヤーと合わせて合計9個ということになるのです!
トロールコマが9個ということは、
ヒットリミットが「9回」になり、
カラーリミットも「9個」となります。
ちなみに、この「9」という数は…、

▲このゲームでは最大の数字です。
仮にトロールコマの数が10個以上になったとしても、
リミットは「9」で打ち止めとなってしまいます。
さきほど、もし黒プレイヤーが協力を受けていた場合、
黒+オレンジの合計数は11個…。
このあたりに、黒プレイヤーが断った理由があるのかもしれませんね。
☆主導権と空振り
トロールコマの数を足せるというメリットだけ見たら、
どんどん協力した方が良いように思えることでしょう。
ところが、そんなに話は簡単ではないのです…!
2人で協力して砦を叩く場合、
まずはターンプレイヤーが"主導権"を持ちます。
主導権を持っているプレイヤーは、
ハンマーを握ってタワーを叩くことができ、
さらに財宝獲得の優先権もあるのです。
つまり、
自主的に叩くのを止めたにしても、
ヒットリミットに達して叩けなくなったにしても、
山の精霊を怒らせてしまって叩くのを止めさせられたにしても、
その直後の財宝の獲得は2人とも行うことができるのですが、
どの財宝を獲得するかは、主導権を持っているプレイヤーが先に決めます!
その結果、主導権を持たない方のプレイヤーは、
残った財宝の中から、おこぼれにあずかるほかなく、
しかも、もし獲得できる財宝が残っていなかったら、
コマを回収させられるだけで何も得られないかもしれないのです…!
とはいえ、主導権というのは常に相手へ移る可能性があります。
それが"空振り"です!
主導権を持つプレイヤーがタワーを叩いた結果、
キューブが1個も出てこないことを"空振り"といって、
空振りが発生すると、主導権が協力者に移り、
それまでと立場が正反対になります!!
協力とは、あくまで表面的な話であって、
その実、お互いに相手の空振りを切に祈りあう…。
なんとも奇妙な協力関係といえますね…( ̄▽ ̄;)
☆実際に協力してみよう!
文字ばかりではアレですので、
ここからは実際の協力の様子を見てみましょう。
先ほどの流れの続きで、
ターンプレイヤーのオレンジプレイヤーに、
茶プレイヤーが協力者として名乗り出ましたので、
まずはオレンジプレイヤーが主導権とハンマーを握ります。
なお、両者とも狙える財宝は同じで(13)と(25)の2つです。
「ひと~つ!」カツン!

▲1打目は3個。
目標は9打で25個ですので、
このペースでいけばクリアできそうですね。
「ふた~つ!」カツン!!

▲2打目は5個で、合計8個。
これはかなり良いペースといえるのではないでしょうか…!
「みっつ~!」カツン!!!

▲3打目は0個で空振り!
オレンジプレイヤー、やや力んでしまったのでしょうか…?
空振りが発生して、
主導権とハンマーが茶プレイヤーに移ってしまいました。
「げっ!!!」
「よし、ようやっと俺のターンだ!」
「よっつ~!」ガツン!!!!

▲4打目は4個で、合計12個。
これで(13)の財宝にリーチがかかりましたね。
「いつつ~!」ガツン!!!!!

▲5打目は4個で、合計16個。
(※画面外に白1個)
茶プレイヤーは、
確実に(13)の財宝を獲得したいのであれば、
ここで叩くのを止めるという選択肢もあります。
ただし、その場合、
まだヒットリミットに達していませんので、
オレンジプレイヤーが、この状況を単独で引き継ぐことになるのです。
つまり、オレンジプレイヤーは16個の6打目から再開して、
(25)の財宝の獲得を目指せるというわけですが――
「そうは問屋がおろさない!」
「25点をとるのは俺だ!!」
「なんと強欲な協力者かッ!!!」
「いいぞ、もっとやれー!」
「むっつ~!」ガツン!!!!!!

▲6打目は0個で空振り!
「な、なにー!?」
「あはははは!」
「なにごとも腹八分が良いのだよ」
「そっちも25点を狙ってるくせにー!」
「あはははは!」
ターンプレイヤーから協力者へ主導権が移ったかと思えば、
今度は協力者からターンプレイヤーへと主導権が戻りました!!
なんと目まぐるしい展開でしょうか…!
「ななつ~!」カツン!!!!!!!

▲7打目は4個で、合計20個。
「あと2回で5個か、余裕だな!」
「また、そんな露骨なフラグを立てて…」
「やっつ~!」カツン!!!!!!!!

▲8打目は3個で、合計23個。
「まぁ、こっちが25点だとしても、」
「そっちも13点を取れるんだから、」
「ここは仲良く分け合おうよ☆」
「まぁ、13点もらえるなら良しとするか…」
「じゃあラスト――」
「ここのつ~!」カツン!!!!!!!!!

▲9打目は0個で空振り!
「え…?」
「ってことは?」
最終打であろうと、空振りならば主導権は移ります!
もはやハンマーを振るうことはできませんが、最後の最後で、
協力者の茶プレイヤーが財宝獲得の優先権をつかんだのです…!

▲結局、出てきたキューブは23個でしたので(25)の財宝には届かず。
▲とはいえ、茶プレイヤーは(13)の財宝を獲得して、コマを回収します。

▲茶プレイヤーは、ターンプレイヤーではなく協力者ですので、
▲獲得した財宝を財宝袋の継ぎはぎ部分に置かなければなりません。
もちろん、この13点は加算されますが、
ターンプレイヤーの際に狙う砦は、引き続き「Ⅱ」の砦というわけです。

▲一方のオレンジプレイヤーは、(25)の財宝を獲得できない上に、

▲どちらかのエリアのトロールコマを全て回収しなければなりません。

▲まさに骨折り損のくたびれ儲け…!
「なんてことだ…なんてことだ…」
「だからフラグを立てるなとあれほど」
「また一緒に叩くドン☆」
「絶対やだ!!!」
と、こんな感じでルールを補足させてもらいました!
いずれ、このゲームのサマリーを作ることがありましたら、
ここに貼り付けておこうと思います♪( ̄▽ ̄*)
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さてさて、開封記事での宣言どおり、
今回は主に"2人で砦を叩く"件について補足していきます!
なお、この記事は開封記事を前提にして書いていますので、
もし未読であれば、ぜひ先にこちらをご覧ください♪( ̄▽ ̄*)
★ターンの流れ
まずは、おさらいがてら、
ゲーム中の各ターンの流れについて確認しておきましょう!
トロールフィヨルドはターン制ですが、時計回り形式ではなく、
ゲームボード外周のトラックで最後尾のプレイヤーが、
常にターンプレイヤーとなります。

ターンプレイヤーは、
配置マスを進むか、移動マスを進むかを選び、
さらに1~3歩の範囲で何歩進むかを決めなければなりません。

この結果、
配置マスを進んだら、
その歩数ぶんまで、止まったマスのエリアにトロールコマを配置し、
移動マスを進んだら、
その歩数ぶんまで、すでに配置しているトロールコマを移動させます。
そして、その直後、
もし砦を叩くための2つの条件を満たしていれば、
実際にハンマーでタワーを叩くことができるのです…!
(※叩かずにターンを終えてもOK)
★砦を叩くための2つの条件
これもおさらいになりますが、
砦を叩くための条件は、
①Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で
②隣接2エリア以上にトロールコマが配置されている
…という2つでしたね。
①Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で
砦には「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の番号がふってあって、
各プレイヤーはこの順番で砦を叩いていかなければなりません。
すなわち――

▲「Ⅰ」の砦を叩いて財宝を得たら、
▲次は「Ⅱ」の砦を叩かなければならないという具合です。
(※「Ⅱ」の次は「Ⅲ」で、その次は好きな砦でOK)

▲ゲームボードでいうと、叩けるのは、
▲この2つの砦のどちらかということになります。
②隣接2エリア以上にコマが配置されている
加えて、その砦に隣接する3つのエリアのうち、
2エリア以上に自分のトロールコマを配置していなければなりません。

▲上の砦は山と湿地と氷河に囲まれていますが、
▲オレンジプレイヤーは、そのうちの氷河にしかコマがありませんので、
▲彼は、この砦を叩く条件を満たせていないわけです。

▲一方で、右の砦は氷河とツンドラと湿地に囲まれていて、
▲オレンジプレイヤーは、そのうちの氷河とツンドラにコマがあります。

▲彼は、右の砦を叩く条件を満たしていて、
▲(14)か(17)の財宝を狙うことができるのです!
(※右下の湿地にはコマがないので(27)の財宝は狙えない…)
★1人で砦を叩く
それでは今日も今日とて(14)か(17)の財宝を目指して、
ハンマーでタワーを叩いてみることにしましょう♪( ̄▽ ̄*)
え、いつになったら2人で砦を叩く話になるのかって?
それがですね、
ここいらの話は2人で砦を叩く上での前提になりますので、
もう少しだけお付き合いいただけたら嬉しいです…!

▲さてさて、これより狙う砦の隣接エリアには、
▲合わせて「5体」のトロールコマを配置していますので、
▲ヒットリミットもカラーリミットも「5」になります。
つまり、タワーをハンマーで叩ける回数が「5回」で、
赤青黄のキューブは、それぞれ「5個」まで出せるわけですね!
それでは早速――
「ひと~つ!」カツン!
「ふた~つ!」カツン!!
「みっつ~!」カツン!!!
「よっつ~!」カツン!!!!

▲4回目を終えて、出てきたキューブは14個。
ここで叩くのを止めれば、
何事もなく(14)の財宝を獲得できます。
しかしながら、あと1回だけ叩くことができて、
その1回で3個のキューブを落とせば合計17個…!
一段上の(17)の財宝を狙うチャンスでもあるわけですね!
ただし、赤が5個、黄が4個と出ていて、
いずれもカラーリミットのすれすれという状況。
もしカラーリミットを超過すれば山の精霊を怒らせてしまいますが――
「いつつ~!」カツン!!!!!

▲はたして、ちょうど3個のキューブが出てきましたが、
▲残念ながら赤と黄が1個ずつカラーリミットを超過してしまいました。
こうなると、山の精霊が怒ってしまい、
たとえヒットリミットに達していなかったとしても、
砦を叩くのを強制終了させられてしまいます…( ̄▽ ̄;)
☆財宝を得るパターン
開封記事の方でも触れましたが――

▲超過ぶんのキューブ1個につき、
▲贈り物を1つ消費することで、
▲山の精霊の怒りを鎮められちゃうんですね。
今回はキューブ2個ぶん超過でしたので、
贈り物を2つ消費しなければなりません。

▲山の精霊さえ黙らせてしまえば、
▲17個のキューブを出したという結果だけが残り、
▲晴れて(17)の財宝を獲得することができました!

▲獲得した財宝は袋に置いて、
▲次なる砦は「Ⅲ」となります。

▲財宝を得た場合は、その財宝があったエリアの、
▲自分のトロールコマを全て回収しなければなりません。
☆財宝を得ないパターン
逆に、あえて山の精霊に贈り物をせず、
財宝を得ずに終えることもできます。

▲12勝利点ぶんの贈り物を消費して、
▲17勝利点の財宝を得たとしても、
▲差し引き、たったの5勝利点ですからね…。
とはいえ、
砦を叩いたら必ず自分のトロールコマを回収しなければならないのです!

▲財宝を得なかった場合は、
▲叩いた砦に隣接するエリアのうち、
▲自分のトロールコマがあるエリアを1つ選んで、
▲そのエリアの自分のトロールコマを全て回収します。
山の精霊の怒りをかって思いもよらず…だとしても、、
ただ単に目標の数のキューブを出せなかっただけ…だとしても、
砦を叩いておいて、財宝を得られなかった場合は、
トロールコマを置きなおして、再チャレンジしなきゃなんですね…。
★2人で砦を叩く
紆余曲折を経ながらも…、

▲オレンジプレイヤーは「Ⅲ」の砦を叩くところまできました。
おやおや?
この砦の周囲3エリアは、やたらと混雑していますね。
具体的には、
オレンジプレイヤーが合計5個のトロールコマを配置している以外に、
黒プレイヤーが6個、茶プレイヤーが4個のコマを配置しています。
こんなときは、1人だけ"協力者"を募ることができるのです!
☆協力者の条件
ターンプレイヤーが砦を叩こうというときに、
その砦の隣接2エリア以上にコマを配置している他のプレイヤーがいたら、
一緒に砦を叩くことを提案できます。
(※提案せずに単独で叩いてもOK)
ターンプレイヤーが「一緒に砦を叩こうよ!」と提案すると、
狙う砦の隣接2エリア以上にコマを配置しているプレイヤーのうち、
より配置しているトロールコマの数が多いプレイヤーから順に、
提案を受けるか受けないかを回答していく流れなんですが…、

▲まず6個のトロールコマを配置している黒プレイヤーには、
▲「せっかくだけど他をあたって欲しい」と拒否されました。
残念ですが、彼にも何かしら事情があるのでしょう。
こうなると、次は自動的に…、

▲4個のトロールコマを配置している茶プレイヤーへお伺いをたてると、
▲こちらは「ぜひ一緒に砦を叩こう!」と快諾してくれました。
この茶プレイヤーの現状ですが、

▲「Ⅰ」の砦の財宝を獲得し終えて、
▲「Ⅱ」の砦を目指しているところ。
これから叩くのは「Ⅲ」の砦ですが、
しかし問題はありません!
ターンプレイヤーは、
目標の砦の隣接2エリアにコマを配置するのに加えて、
Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順番で砦を叩かなければなりませんが…、
協力者については、
目標の砦の隣接2エリアにコマを配置することだけが条件で、
砦の順番は一旦、脇においておけるのです♪( ̄▽ ̄*)
☆協力のメリット
それでは、
協力するとどんな良いことがあるかという話ですが――

▲なんと配置しているトロールコマの数を足せます!!
つまり、
オレンジプレイヤーは単独では5個だったところが、
茶プレイヤーと合わせて合計9個ということになるのです!
トロールコマが9個ということは、
ヒットリミットが「9回」になり、
カラーリミットも「9個」となります。
ちなみに、この「9」という数は…、

▲このゲームでは最大の数字です。
仮にトロールコマの数が10個以上になったとしても、
リミットは「9」で打ち止めとなってしまいます。
さきほど、もし黒プレイヤーが協力を受けていた場合、
黒+オレンジの合計数は11個…。
このあたりに、黒プレイヤーが断った理由があるのかもしれませんね。
☆主導権と空振り
トロールコマの数を足せるというメリットだけ見たら、
どんどん協力した方が良いように思えることでしょう。
ところが、そんなに話は簡単ではないのです…!
2人で協力して砦を叩く場合、
まずはターンプレイヤーが"主導権"を持ちます。
主導権を持っているプレイヤーは、
ハンマーを握ってタワーを叩くことができ、
さらに財宝獲得の優先権もあるのです。
つまり、
自主的に叩くのを止めたにしても、
ヒットリミットに達して叩けなくなったにしても、
山の精霊を怒らせてしまって叩くのを止めさせられたにしても、
その直後の財宝の獲得は2人とも行うことができるのですが、
どの財宝を獲得するかは、主導権を持っているプレイヤーが先に決めます!
その結果、主導権を持たない方のプレイヤーは、
残った財宝の中から、おこぼれにあずかるほかなく、
しかも、もし獲得できる財宝が残っていなかったら、
コマを回収させられるだけで何も得られないかもしれないのです…!
とはいえ、主導権というのは常に相手へ移る可能性があります。
それが"空振り"です!
主導権を持つプレイヤーがタワーを叩いた結果、
キューブが1個も出てこないことを"空振り"といって、
空振りが発生すると、主導権が協力者に移り、
それまでと立場が正反対になります!!
協力とは、あくまで表面的な話であって、
その実、お互いに相手の空振りを切に祈りあう…。
なんとも奇妙な協力関係といえますね…( ̄▽ ̄;)
☆実際に協力してみよう!
文字ばかりではアレですので、
ここからは実際の協力の様子を見てみましょう。
先ほどの流れの続きで、
ターンプレイヤーのオレンジプレイヤーに、
茶プレイヤーが協力者として名乗り出ましたので、
まずはオレンジプレイヤーが主導権とハンマーを握ります。
なお、両者とも狙える財宝は同じで(13)と(25)の2つです。
「ひと~つ!」カツン!

▲1打目は3個。
目標は9打で25個ですので、
このペースでいけばクリアできそうですね。
「ふた~つ!」カツン!!

▲2打目は5個で、合計8個。
これはかなり良いペースといえるのではないでしょうか…!
「みっつ~!」カツン!!!

▲3打目は0個で空振り!
オレンジプレイヤー、やや力んでしまったのでしょうか…?
空振りが発生して、
主導権とハンマーが茶プレイヤーに移ってしまいました。
「げっ!!!」
「よし、ようやっと俺のターンだ!」
「よっつ~!」ガツン!!!!

▲4打目は4個で、合計12個。
これで(13)の財宝にリーチがかかりましたね。
「いつつ~!」ガツン!!!!!

▲5打目は4個で、合計16個。
(※画面外に白1個)
茶プレイヤーは、
確実に(13)の財宝を獲得したいのであれば、
ここで叩くのを止めるという選択肢もあります。
ただし、その場合、
まだヒットリミットに達していませんので、
オレンジプレイヤーが、この状況を単独で引き継ぐことになるのです。
つまり、オレンジプレイヤーは16個の6打目から再開して、
(25)の財宝の獲得を目指せるというわけですが――
「そうは問屋がおろさない!」
「25点をとるのは俺だ!!」
「なんと強欲な協力者かッ!!!」
「いいぞ、もっとやれー!」
「むっつ~!」ガツン!!!!!!

▲6打目は0個で空振り!
「な、なにー!?」
「あはははは!」
「なにごとも腹八分が良いのだよ」
「そっちも25点を狙ってるくせにー!」
「あはははは!」
ターンプレイヤーから協力者へ主導権が移ったかと思えば、
今度は協力者からターンプレイヤーへと主導権が戻りました!!
なんと目まぐるしい展開でしょうか…!
「ななつ~!」カツン!!!!!!!

▲7打目は4個で、合計20個。
「あと2回で5個か、余裕だな!」
「また、そんな露骨なフラグを立てて…」
「やっつ~!」カツン!!!!!!!!

▲8打目は3個で、合計23個。
「まぁ、こっちが25点だとしても、」
「そっちも13点を取れるんだから、」
「ここは仲良く分け合おうよ☆」
「まぁ、13点もらえるなら良しとするか…」
「じゃあラスト――」
「ここのつ~!」カツン!!!!!!!!!

▲9打目は0個で空振り!
「え…?」
「ってことは?」
最終打であろうと、空振りならば主導権は移ります!
もはやハンマーを振るうことはできませんが、最後の最後で、
協力者の茶プレイヤーが財宝獲得の優先権をつかんだのです…!

▲結局、出てきたキューブは23個でしたので(25)の財宝には届かず。
▲とはいえ、茶プレイヤーは(13)の財宝を獲得して、コマを回収します。

▲茶プレイヤーは、ターンプレイヤーではなく協力者ですので、
▲獲得した財宝を財宝袋の継ぎはぎ部分に置かなければなりません。
もちろん、この13点は加算されますが、
ターンプレイヤーの際に狙う砦は、引き続き「Ⅱ」の砦というわけです。

▲一方のオレンジプレイヤーは、(25)の財宝を獲得できない上に、

▲どちらかのエリアのトロールコマを全て回収しなければなりません。

▲まさに骨折り損のくたびれ儲け…!
「なんてことだ…なんてことだ…」
「だからフラグを立てるなとあれほど」
「また一緒に叩くドン☆」
「絶対やだ!!!」
と、こんな感じでルールを補足させてもらいました!
いずれ、このゲームのサマリーを作ることがありましたら、
ここに貼り付けておこうと思います♪( ̄▽ ̄*)
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