TCG「カードファイト!!ヴァンガード」




星屑のヴァンガード講座その1(3/4)
初回:ヴァンガード講座その1(1/4)
前回:ヴァンガード講座その1(2/4)
今回:ヴァンガード講座その1(3/4)←いまココ
次回:ヴァンガード講座その1(4/4)
星屑のヴァンガード講座その1(3/4)
初回:ヴァンガード講座その1(1/4)
前回:ヴァンガード講座その1(2/4)
今回:ヴァンガード講座その1(3/4)←いまココ
次回:ヴァンガード講座その1(4/4)
★前回のおさらい
☆超越(ストライド)
お互いのヴァンガードが「グレード3」になったら、
ライドフェイズの中で〈超越〉することができます。
〈超越〉とは、

違う時間軸や次元(=Gデッキ)から、
超強力な助っ人(=Gユニット)を呼んでくることです。

▲手札を、グレードの合計が3以上になるように捨てて、
(用心棒に報酬を払う的な?)
「Gデッキ」から呼んできた「Gユニット」は、

▲現在のヴァンガードの上に重ねて、
▲この2枚のカードのパワーは合計されます。
さらに、
「Gユニット」は「グレード4」ですので、
ドライブチェックが「トリプルドライブ!!!」になります!
この超強力な一撃で、一気にファイトの流れを引き寄せましょう…!
ただし、〈超越〉は一時的なものですので…、

▲エンドフェイズの終わりに、
▲「Gユニット」は「Gゾーン」に戻っていきます。
☆グレードごとの能力
ヴァンガのユニットには、
「グレード0」~「グレード4」までの"グレード"があります。

▲グレードが高いユニットは、
▲パワーが高く、シールドが低いです。

▲グレードが低いユニットは、
▲パワーが低く、シールドが高いです。
カード左側の数値:パワー
カード左下の数値:シールド
また、各グレードには固有の能力があり…、
・「グレード0&1」→「ブースト」
前衛のユニットがアタックするとき、
そのユニットと同じ列の後衛にいる
「グレード0」と「グレード1」のリアガードは、
「支援」を行うことができます。

▲これが「ブースト」です。
ブーストされたユニットは、
ブーストしたリアガードのパワーを加算し、
高いパワーのアタックを繰り出すことができます!
なお、
ブーストするときは、アタックするときと同じく、
ユニットをレスト状態にしなければなりません。
・「グレード2」→「インターセプト」
前衛にいる「グレード2」のリアガードは、
攻めのターンでアタックに参加するだけでなく、
守りのターンでも「ガード」に参加することができます。

▲これが「インターセプト」です。
ガードに参加すると退却してしまいますが、
攻守の要としてバランスの良いグレードとなっています!
・「グレード3」→「ツインドライブ!!」
ヴァンガードの「グレード3」のユニットは、
ドライブチェックで、カードを1枚ではなく2枚めくります。

▲これが「ツインドライブ!!」です。
「ツインドライブ!!」は攻撃の柱となりますので、
できるだけ早く、ヴァンガードを「グレード3」にしましょう!
・「グレード4」→「トリプルドライブ!!!」
ヴァンガードの「グレード4」のユニットは、
ドライブチェックで、カードを1枚ではなく3枚めくります。

▲これが「トリプルドライブ!!!」です。
各グレードのユニットを上手に使い分けて、
ファイトを有利に進めていきましょう…!
★7ターン目(しーぷのターン)
直前のターンに〈超越〉した星屑に対して…、
しーぷ「じゃあ私も、」
しーぷ「ストライド・ジェネレーション!」

▲しーぷは「レイブレス」を〈超越〉しました!
そして、バトルです!

▲パワー26000の「レイブレス」で、
▲星屑のヴァンガードへのアタック。

▲この時点での星屑の手札は、こんな感じ。
合計25000のシールドを全て投入すれば、
星屑のヴァンガードのパワーは36000になり…、
しーぷのヴァンガードはパワー26000ですので、
しーぷがドライブチェックでトリガーを2枚(+10000)以上
めくらなければ、アタックを防ぐことができます。
(これを"2枚突破"や"2突"といったりします)
とはいえ、
しーぷはトリプルドライブ!!!を行いますので、
トリガーを2枚めくられてしまう可能性は多分にあって…、
星屑「(シールドを使い果たしておいて、)」
星屑「(もし、このアタックを防ぎ切れなかったら、)」
星屑「(続くリアガードたちのアタックでやられてしまう…!)」
星屑「(と、なると、ここは…)」
星屑「ノーガード!!」
星屑は、シールドを温存しておいて、
後続のリアガードたちのアタックを防ぎにいくことにしました。
ヴァンガードのアタックには、ドライブチェックがありますので、
最終的なパワーがいくつになるか未確定です。
それよりも、
不確定要素のないリアガードのアタックを、
確実に防ぎにいこうとしたわけですが…、
しーぷ「トリプルドライブ!!!」
しーぷ「ファースト・チェック!」
しーぷ「トリガーなし」
しーぷ「セカンド・チェック!」

▲2枚目はクリティカルトリガー!
しーぷ「クリティカルトリガーゲット!」
星屑「またクリティカルか…!」
しーぷ「ヴァンガードのクリティカルを+1して、」
しーぷ「パワー+5000はディヴィニティランサーに!」

▲前のしーぷのターンと同じパターンですね。
これで星屑への2ダメージが確定!
さらに、後続のリアガードもパワー+5000されて、
追撃の準備も万端です…!
しーぷ「サード・チェック!」

▲3枚目はヒールトリガー!!
しーぷ「……!」
しーぷ「ヒールトリガーゲット!!」
星屑「(うへぇ、ほんとにトリガー2枚…!)」
星屑「(やっぱりガードしなくてよかった…)」
とはいえ、
このタイミングでヒールトリガーはマズイ…!
「ヒールトリガー」は、
・ユニット1体のパワーを+5000することに加えて、
・トリガーした時点で、トリガーしたファイターのダメージが相手以上なら、ダメージを1点回復します。

▲トリガーした時点で、
▲しーぷは4ダメージ、星屑は3ダメージで、
▲しーぷのダメージが星屑以上ですので…、

▲しーぷはダメージゾーンから1枚を、ドロップゾーンに置いて、
▲ダメージを1点回復しました…!
▲そして、リアガードのエリオにパワー+5000!

▲一方の星屑は2ダメージを受けて、
▲2回のダメージチェック!

▲これで星屑は5ダメージになり、
▲敗北にリーチがかかってしまいました…!
さっきまで、
しーぷのダメージ4対星屑のダメージ3でしたが、
このヴァンガードの一撃で、
しーぷのダメージ3対星屑のダメージ5となり、
あっという間に形勢逆転です!
さらにさらに、
しーぷはリアガードによる2回のアタックを残していて、
しかも、それぞれパワーが+5000されています!!
これがヴァンガードのアタックの恐ろしさ!
ツインドライブ!!やトリプルドライブ!!!の恐ろしさです…!
ダメージ5まで追い詰められ、
もう1ダメージも受けることができない星屑に、
容赦のないしーぷの追撃が迫ります!!
しーぷ「ディヴィニティランサーでヴァンガードにアタック!」

▲「ディヴィニティランサー」のパワーは、
▲+5000されて16000!
星屑「乱ちゃん(乱藤四郎)でガード!」

▲ここはシールド10000を張ってガードです!
しーぷ「じゃあ、キマルクスのブーストをつけて、」
しーぷ「エリオでヴァンガードにアタック!!」
星屑「これも通すわけにはいかないっ!」
星屑「今剣を2枚と、堀川国広でガード!!」

▲ただでさえ「キマルクス」の支援がある「エリオ」に、
▲トリガーによるパワー+5000が乗っていましたが…、
星屑は手札のシールドを使い果たすことにより、
なんとか、あと1ダメージを守り通すことができました…!
しーぷ「うーん、あと一歩だったんだけど…」

▲もしも、前のターンで「今剣」と「堀川国広」を〈コール〉していたら、
▲シールド要員が足りず、このターンを守り切れていなかったでしょう。
攻めと守りのバランス…!
これがヴァンガの醍醐味の一つです!
★8ターン目(星屑のターン)
①スタンドフェイズ
②ドローフェイズ
星屑「俺のスタンド・アンド・ドロー!」

▲まずスタンドしてから、

▲引いたカードは「五虎退」。
星屑「(ぐっ…、)」
星屑「(五虎退はトリガーチェックで引いてきたかった…!)」
「五虎退」はヒールトリガーですので、
トリガーチェックでめくれば、ダメージを1点回復できて…。
③ライドフェイズ
星屑のヴァンガードは、すでに「グレード3」ですので、
これ以上はグレードを上げる必要がありません。
(「グレード3」から「グレード3」にというのも場合によってはありますが)
手札の「グレード3」のカードは、
〈超越〉のコストとして使っていくことにします。
・ストライドステップ
星屑「ストライド・ジェネレーション!」

▲星屑は、手札から「グレード3」のカードを捨てて、
▲「髭切」に〈超越〉しました!
やはりパワー26000とトリプルドライブ!!!は強力ですので、
〈超越〉でガンガン攻めていきましょう!!
④メインフェイズ
直前のしーぷのターン、
全力で守りにいきましたので、
星屑の手札は、ほとんど残っていません。
というか、
シールド要員の「五虎退」が1枚あるだけです。
星屑、ここは攻めたくも、
〈コール〉できるカードがないという苦しい状況…。
これ、しーぷサイドからすれば、
まさに"攻撃は最大の防御"となっているわけですね…!
⑤バトルフェイズ
・1回目のアタック
星屑「(さて、どっちからアタックを仕掛けるか…)」
ヴァンガードからアタックを仕掛ければ、
もしヴァンガードのアタックを防がれてしまっても、
トリガーの効果をリアガードに乗っけることで、
"二の太刀"を振るうことができます。
一方、リアガードからアタックを仕掛ければ、
続くヴァンガードのドライブチェックで
スタンドトリガーが出たとき、
3回目のアタックを行うことができます。
スタンドトリガーさえ出れば、
アタック回数が1回増える…のは大きいですが、
しかし、そんなに都合よく出るかどうか…。
星屑「(いや、なんか出る気がするんだ…!)」
星屑「(形勢逆転するには、ここに賭けるしかない!!)」
星屑「後藤藤四郎のブーストをつけて、」
星屑「長曽祢虎徹でヴァンガードにアタック!」

▲合計パワー17000でのアタック!
しーぷ「ノーガード!」
星屑「(あれっ、やけにあっさり受けた…?)」
星屑「(ってことは……)」

▲しーぷはダメージチェックをして、
▲4ダメージ目を受けました。
・2回目のアタック
星屑「よし、頼むぞ髭切!」
星屑「髭切でヴァンガードにアタック!」
しーぷ「……星屑、悪いけど、」
しーぷ「そのアタックは通らないよ!」
星屑「……!」
星屑「やっぱり持ってたのか!!」
しーぷ「キャンディスで完全ガード!!!」

▲しーぷは「キャンディス」でガード!
この「キャンディス」というユニットは、
"完全ガード"という能力を持っています。
"完全ガード"とは、ざっくり説明しますと、
手札から1枚捨てることを条件に、
"無限大"のシールドを張れるような感じです。
相手のパワーが11000だろうが、26000だろうが、
仮に100000を超えていようが完全にガードしてしまいます…!

▲しーぷは、"完全ガード"のコストとして、
▲手札からカードを1枚を捨て…、
これで、
星屑のパワー26000のアタックは、
ヒットしないことが確定してしまいました…!
ただし、
これはあくまでヒットしなくなるだけであって、
アタックそのものを取り消されるわけではありません。
つまり、
トリプルドライブ!!!は通常通り行われます!
星屑「スタンドトリガーさえ出れば!」
星屑「スタンドトリガーさえ出れば…!」
しーぷ「……」
星屑「トリプルドライブ!!!」
星屑「チェック・ファースト!」

▲1枚目はクリティカルトリガー!
星屑「ゲット!」
星屑「クリティカルトリガー!」
星屑「効果は全て、」
星屑「リアガードの長曽祢虎徹に!!」

▲「長曽祢虎徹」のパワーが+5000されて、
▲クリティカルも+1です!!
星屑「まだまだ行くよ!」
星屑「チェック・セカンド!!」

▲2枚目はドロートリガー!!
星屑「ゲット!」
星屑「ドロートリガー!」

▲1枚引いてから、
星屑「パワーアップは、もちろん虎徹に!」

▲さらにパワー+5000が乗っかり、
▲「長曽祢虎徹」のパワーは合計で+10000!!
しーぷ「ダブル・トリガー!?」
星屑「いや、まだだ…!」
星屑「絶対、最後にスタンドトリガーを引くっ!」
パワーとクリティカルがアップしている
リアガードの「長曽祢虎徹」ですが…、
せっかくのパワーアップも、スタンドできなければ、
ただの絵に描いた餅となってしまいます…。
星屑「チェック!」
星屑「サード!!!」
星屑「……!」

▲3枚目はヒールトリガー…!
星屑「そ、そっち…!?」

▲ダメージは5対4で、星屑がしーぷ以上ですので、

▲星屑はダメージを1点回復します。
しーぷ「本当に3枚ともトリガーを当てるとは…!」
星屑「う、うーん…」
トリプル・トリガーを達成しておきながらアレですが、
皮肉すぎる…!
全部で4種類あるトリガーのうち、
よりによって、スタンドトリガーだけ…、
星屑がノドから手が出るほど欲しかった、
スタンドトリガーだけが出ないなんて!!!
もしも、もしも最後の1枚がスタンドトリガーだったらら、

▲「長曽祢虎徹」の合計パワーは実に24000!
▲しかもクリティカル+1!
勝ちが見えていただけに、
星屑、落胆の色を隠せません…。
とはいえ、
ヒールトリガーでダメージが4に回復し、
さらに手札のシールドは合計で35000。
次のターンを守り切れる可能性が出てきましたので、
気持ちを切り替えていくとしましょう…!
⑥エンドフェイズ
このターンも駆けつけてくれた「髭切」をGゾーンに置いて、
しーぷにターンを渡します。
★9ターン目(しーぷのターン)
しーぷ「このターンは、ストライドなしで」
星屑「了解」
星屑「(これは、コストが足りなかったかな?)」
強力な〈超越〉ではありますが、
そのためには、グレードが合計3以上になるように、
手札を捨てなければなりません。
いちばん手っ取り早いのは、
「グレード3」のカードを1枚捨てることですが…、
問題は「グレード3」が手札に無い場合です。
特に、「グレード1」のカード3枚で支払うとしたら、
それはシールド15000を失うことになりますので…、
状況によっては、
〈超越〉したくてもできないということが、ままあるわけです。

▲しーぷは、リアガードを1体だけコールしました。
そしてバトルに突入します。
しーぷ「ヴァンガードでヴァンガードにアタック!」

▲しーぷは、「グルグウィント」でアタックしてきました。
さて、このバトルの順番ですが…、
本来、前列にユニットが3体いる場合は、
リアガード→ヴァンガード→リアガードの順がオススメです。
なぜかといいますと、
そう、スタンドトリガーとの兼ね合いがあるからです。
まず、片方のリアガードでアタックして、
次にヴァンガードでアタックします。
このドライブチェックで、
もしスタンドトリガー以外のトリガーが出れば、
それは、まだアタックしていない方のリアガードに与えて、
スタンドトリガーが出れば、
アタック済みのリアガードの方に与える…。
こうすることで、
スタンドトリガーが出ても、それ以外が出ても、
ムダなく対応していくことができるわけです。
しかし、しーぷはそうしませんでした。
なぜでしょうか?
実は、
しーぷのデッキにはスタンドトリガーが入っていないんです。
(代わりに、クリティカルトリガーが入っています)
※デッキの内容はこちらを参照
ですので、ヴァンガードからアタックして、
トリガーは前衛3ユニットに柔軟に振り分けられるようにした…と、
いうことなんですね。
さて、一番槍のヴァンガードに対して星屑は…、
星屑「薬研藤四郎でガード!」

▲シールド10000を張って、
▲パワーは11000対21000に。
その差は10000ですので、
トリガーが2枚乗ればアタックがヒットする状態です。
(いわゆる"2枚突破")
星屑はダメージ4ですので、
クリティカルトリガーが1枚でも出れば負けてしまいます。
かといって、
ここで2枚ともトリガーが出るとは思えませんでしたので…、
トリガー1枚まで耐えられる10000シールドを張ったわけです。
星屑「(ここでダブル・トリガーとか、)」
星屑「(さ、さすがにないよね…?)」
しーぷ「ツインドライブ!!」
しーぷ「ファースト・チェック!」
しーぷ「…トリガーなし」
星屑「(よしっ)」
しーぷ「セカンド・チェック!!」

▲2枚目はヒールトリガー!!
しーぷ「やった!」
しーぷ「ヒールトリガーゲット!」
星屑「またヒールか…!」

▲トリガーした時点で、ダメージは同点ですので、
▲しーぷのダメージは1点回復します!
(しーぷのダメージが星屑"以上"なら回復)
しーぷ「ダメージを1回復して、」
しーぷ「ディヴィニティランサーに+5000!」

▲しーぷのダメージは3点になり、
▲右列のリアガードの合計パワーは24000になってしまいました。
星屑「(ダメージ4から、またダメージ3に…)」
星屑「(いや、とりあえず、」
星屑「(残り2回のアタックをしのがなきゃ…!)」

▲左列の合計パワー17000に対しては、
▲シールド10000でガード!

▲右列の合計パワー24000に対しては、
▲シールド15000でガード!!
しーぷ「うーん、またもや一歩届かず…」
星屑「ふぅ…」
星屑、辛くも耐え切ることができましたが、
手札に残っているカードは「今剣」が1枚だけ…。
攻め手に欠く中、
次の攻撃はどうなるでしょうか…?
次回、最終回です!
次回:その1(4/4)
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★前回のおさらい
☆超越(ストライド)
お互いのヴァンガードが「グレード3」になったら、
ライドフェイズの中で〈超越〉することができます。
〈超越〉とは、

違う時間軸や次元(=Gデッキ)から、
超強力な助っ人(=Gユニット)を呼んでくることです。

▲手札を、グレードの合計が3以上になるように捨てて、
(用心棒に報酬を払う的な?)
「Gデッキ」から呼んできた「Gユニット」は、

▲現在のヴァンガードの上に重ねて、
▲この2枚のカードのパワーは合計されます。
さらに、
「Gユニット」は「グレード4」ですので、
ドライブチェックが「トリプルドライブ!!!」になります!
この超強力な一撃で、一気にファイトの流れを引き寄せましょう…!
ただし、〈超越〉は一時的なものですので…、

▲エンドフェイズの終わりに、
▲「Gユニット」は「Gゾーン」に戻っていきます。
☆グレードごとの能力
ヴァンガのユニットには、
「グレード0」~「グレード4」までの"グレード"があります。

▲グレードが高いユニットは、
▲パワーが高く、シールドが低いです。

▲グレードが低いユニットは、
▲パワーが低く、シールドが高いです。
カード左側の数値:パワー
カード左下の数値:シールド
また、各グレードには固有の能力があり…、
・「グレード0&1」→「ブースト」
前衛のユニットがアタックするとき、
そのユニットと同じ列の後衛にいる
「グレード0」と「グレード1」のリアガードは、
「支援」を行うことができます。

▲これが「ブースト」です。
ブーストされたユニットは、
ブーストしたリアガードのパワーを加算し、
高いパワーのアタックを繰り出すことができます!
なお、
ブーストするときは、アタックするときと同じく、
ユニットをレスト状態にしなければなりません。
・「グレード2」→「インターセプト」
前衛にいる「グレード2」のリアガードは、
攻めのターンでアタックに参加するだけでなく、
守りのターンでも「ガード」に参加することができます。

▲これが「インターセプト」です。
ガードに参加すると退却してしまいますが、
攻守の要としてバランスの良いグレードとなっています!
・「グレード3」→「ツインドライブ!!」
ヴァンガードの「グレード3」のユニットは、
ドライブチェックで、カードを1枚ではなく2枚めくります。

▲これが「ツインドライブ!!」です。
「ツインドライブ!!」は攻撃の柱となりますので、
できるだけ早く、ヴァンガードを「グレード3」にしましょう!
・「グレード4」→「トリプルドライブ!!!」
ヴァンガードの「グレード4」のユニットは、
ドライブチェックで、カードを1枚ではなく3枚めくります。

▲これが「トリプルドライブ!!!」です。
各グレードのユニットを上手に使い分けて、
ファイトを有利に進めていきましょう…!
★7ターン目(しーぷのターン)
直前のターンに〈超越〉した星屑に対して…、
しーぷ「じゃあ私も、」
しーぷ「ストライド・ジェネレーション!」

▲しーぷは「レイブレス」を〈超越〉しました!
そして、バトルです!

▲パワー26000の「レイブレス」で、
▲星屑のヴァンガードへのアタック。

▲この時点での星屑の手札は、こんな感じ。
合計25000のシールドを全て投入すれば、
星屑のヴァンガードのパワーは36000になり…、
しーぷのヴァンガードはパワー26000ですので、
しーぷがドライブチェックでトリガーを2枚(+10000)以上
めくらなければ、アタックを防ぐことができます。
(これを"2枚突破"や"2突"といったりします)
とはいえ、
しーぷはトリプルドライブ!!!を行いますので、
トリガーを2枚めくられてしまう可能性は多分にあって…、
星屑「(シールドを使い果たしておいて、)」
星屑「(もし、このアタックを防ぎ切れなかったら、)」
星屑「(続くリアガードたちのアタックでやられてしまう…!)」
星屑「(と、なると、ここは…)」
星屑「ノーガード!!」
星屑は、シールドを温存しておいて、
後続のリアガードたちのアタックを防ぎにいくことにしました。
ヴァンガードのアタックには、ドライブチェックがありますので、
最終的なパワーがいくつになるか未確定です。
それよりも、
不確定要素のないリアガードのアタックを、
確実に防ぎにいこうとしたわけですが…、
しーぷ「トリプルドライブ!!!」
しーぷ「ファースト・チェック!」
しーぷ「トリガーなし」
しーぷ「セカンド・チェック!」

▲2枚目はクリティカルトリガー!
しーぷ「クリティカルトリガーゲット!」
星屑「またクリティカルか…!」
しーぷ「ヴァンガードのクリティカルを+1して、」
しーぷ「パワー+5000はディヴィニティランサーに!」

▲前のしーぷのターンと同じパターンですね。
これで星屑への2ダメージが確定!
さらに、後続のリアガードもパワー+5000されて、
追撃の準備も万端です…!
しーぷ「サード・チェック!」

▲3枚目はヒールトリガー!!
しーぷ「……!」
しーぷ「ヒールトリガーゲット!!」
星屑「(うへぇ、ほんとにトリガー2枚…!)」
星屑「(やっぱりガードしなくてよかった…)」
とはいえ、
このタイミングでヒールトリガーはマズイ…!
「ヒールトリガー」は、
・ユニット1体のパワーを+5000することに加えて、
・トリガーした時点で、トリガーしたファイターのダメージが相手以上なら、ダメージを1点回復します。

▲トリガーした時点で、
▲しーぷは4ダメージ、星屑は3ダメージで、
▲しーぷのダメージが星屑以上ですので…、

▲しーぷはダメージゾーンから1枚を、ドロップゾーンに置いて、
▲ダメージを1点回復しました…!
▲そして、リアガードのエリオにパワー+5000!

▲一方の星屑は2ダメージを受けて、
▲2回のダメージチェック!

▲これで星屑は5ダメージになり、
▲敗北にリーチがかかってしまいました…!
さっきまで、
しーぷのダメージ4対星屑のダメージ3でしたが、
このヴァンガードの一撃で、
しーぷのダメージ3対星屑のダメージ5となり、
あっという間に形勢逆転です!
さらにさらに、
しーぷはリアガードによる2回のアタックを残していて、
しかも、それぞれパワーが+5000されています!!
これがヴァンガードのアタックの恐ろしさ!
ツインドライブ!!やトリプルドライブ!!!の恐ろしさです…!
ダメージ5まで追い詰められ、
もう1ダメージも受けることができない星屑に、
容赦のないしーぷの追撃が迫ります!!
しーぷ「ディヴィニティランサーでヴァンガードにアタック!」

▲「ディヴィニティランサー」のパワーは、
▲+5000されて16000!
星屑「乱ちゃん(乱藤四郎)でガード!」

▲ここはシールド10000を張ってガードです!
しーぷ「じゃあ、キマルクスのブーストをつけて、」
しーぷ「エリオでヴァンガードにアタック!!」
星屑「これも通すわけにはいかないっ!」
星屑「今剣を2枚と、堀川国広でガード!!」

▲ただでさえ「キマルクス」の支援がある「エリオ」に、
▲トリガーによるパワー+5000が乗っていましたが…、
星屑は手札のシールドを使い果たすことにより、
なんとか、あと1ダメージを守り通すことができました…!
しーぷ「うーん、あと一歩だったんだけど…」

▲もしも、前のターンで「今剣」と「堀川国広」を〈コール〉していたら、
▲シールド要員が足りず、このターンを守り切れていなかったでしょう。
攻めと守りのバランス…!
これがヴァンガの醍醐味の一つです!
★8ターン目(星屑のターン)
①スタンドフェイズ
②ドローフェイズ
星屑「俺のスタンド・アンド・ドロー!」

▲まずスタンドしてから、

▲引いたカードは「五虎退」。
星屑「(ぐっ…、)」
星屑「(五虎退はトリガーチェックで引いてきたかった…!)」
「五虎退」はヒールトリガーですので、
トリガーチェックでめくれば、ダメージを1点回復できて…。
③ライドフェイズ
星屑のヴァンガードは、すでに「グレード3」ですので、
これ以上はグレードを上げる必要がありません。
(「グレード3」から「グレード3」にというのも場合によってはありますが)
手札の「グレード3」のカードは、
〈超越〉のコストとして使っていくことにします。
・ストライドステップ
星屑「ストライド・ジェネレーション!」

▲星屑は、手札から「グレード3」のカードを捨てて、
▲「髭切」に〈超越〉しました!
やはりパワー26000とトリプルドライブ!!!は強力ですので、
〈超越〉でガンガン攻めていきましょう!!
④メインフェイズ
直前のしーぷのターン、
全力で守りにいきましたので、
星屑の手札は、ほとんど残っていません。
というか、
シールド要員の「五虎退」が1枚あるだけです。
星屑、ここは攻めたくも、
〈コール〉できるカードがないという苦しい状況…。
これ、しーぷサイドからすれば、
まさに"攻撃は最大の防御"となっているわけですね…!
⑤バトルフェイズ
・1回目のアタック
星屑「(さて、どっちからアタックを仕掛けるか…)」
ヴァンガードからアタックを仕掛ければ、
もしヴァンガードのアタックを防がれてしまっても、
トリガーの効果をリアガードに乗っけることで、
"二の太刀"を振るうことができます。
一方、リアガードからアタックを仕掛ければ、
続くヴァンガードのドライブチェックで
スタンドトリガーが出たとき、
3回目のアタックを行うことができます。
スタンドトリガーさえ出れば、
アタック回数が1回増える…のは大きいですが、
しかし、そんなに都合よく出るかどうか…。
星屑「(いや、なんか出る気がするんだ…!)」
星屑「(形勢逆転するには、ここに賭けるしかない!!)」
星屑「後藤藤四郎のブーストをつけて、」
星屑「長曽祢虎徹でヴァンガードにアタック!」

▲合計パワー17000でのアタック!
しーぷ「ノーガード!」
星屑「(あれっ、やけにあっさり受けた…?)」
星屑「(ってことは……)」

▲しーぷはダメージチェックをして、
▲4ダメージ目を受けました。
・2回目のアタック
星屑「よし、頼むぞ髭切!」
星屑「髭切でヴァンガードにアタック!」
しーぷ「……星屑、悪いけど、」
しーぷ「そのアタックは通らないよ!」
星屑「……!」
星屑「やっぱり持ってたのか!!」
しーぷ「キャンディスで完全ガード!!!」

▲しーぷは「キャンディス」でガード!
この「キャンディス」というユニットは、
"完全ガード"という能力を持っています。
"完全ガード"とは、ざっくり説明しますと、
手札から1枚捨てることを条件に、
"無限大"のシールドを張れるような感じです。
相手のパワーが11000だろうが、26000だろうが、
仮に100000を超えていようが完全にガードしてしまいます…!

▲しーぷは、"完全ガード"のコストとして、
▲手札からカードを1枚を捨て…、
これで、
星屑のパワー26000のアタックは、
ヒットしないことが確定してしまいました…!
ただし、
これはあくまでヒットしなくなるだけであって、
アタックそのものを取り消されるわけではありません。
つまり、
トリプルドライブ!!!は通常通り行われます!
星屑「スタンドトリガーさえ出れば!」
星屑「スタンドトリガーさえ出れば…!」
しーぷ「……」
星屑「トリプルドライブ!!!」
星屑「チェック・ファースト!」

▲1枚目はクリティカルトリガー!
星屑「ゲット!」
星屑「クリティカルトリガー!」
星屑「効果は全て、」
星屑「リアガードの長曽祢虎徹に!!」

▲「長曽祢虎徹」のパワーが+5000されて、
▲クリティカルも+1です!!
星屑「まだまだ行くよ!」
星屑「チェック・セカンド!!」

▲2枚目はドロートリガー!!
星屑「ゲット!」
星屑「ドロートリガー!」

▲1枚引いてから、
星屑「パワーアップは、もちろん虎徹に!」

▲さらにパワー+5000が乗っかり、
▲「長曽祢虎徹」のパワーは合計で+10000!!
しーぷ「ダブル・トリガー!?」
星屑「いや、まだだ…!」
星屑「絶対、最後にスタンドトリガーを引くっ!」
パワーとクリティカルがアップしている
リアガードの「長曽祢虎徹」ですが…、
せっかくのパワーアップも、スタンドできなければ、
ただの絵に描いた餅となってしまいます…。
星屑「チェック!」
星屑「サード!!!」
星屑「……!」

▲3枚目はヒールトリガー…!
星屑「そ、そっち…!?」

▲ダメージは5対4で、星屑がしーぷ以上ですので、

▲星屑はダメージを1点回復します。
しーぷ「本当に3枚ともトリガーを当てるとは…!」
星屑「う、うーん…」
トリプル・トリガーを達成しておきながらアレですが、
皮肉すぎる…!
全部で4種類あるトリガーのうち、
よりによって、スタンドトリガーだけ…、
星屑がノドから手が出るほど欲しかった、
スタンドトリガーだけが出ないなんて!!!
もしも、もしも最後の1枚がスタンドトリガーだったらら、

▲「長曽祢虎徹」の合計パワーは実に24000!
▲しかもクリティカル+1!
勝ちが見えていただけに、
星屑、落胆の色を隠せません…。
とはいえ、
ヒールトリガーでダメージが4に回復し、
さらに手札のシールドは合計で35000。
次のターンを守り切れる可能性が出てきましたので、
気持ちを切り替えていくとしましょう…!
⑥エンドフェイズ
このターンも駆けつけてくれた「髭切」をGゾーンに置いて、
しーぷにターンを渡します。
★9ターン目(しーぷのターン)
しーぷ「このターンは、ストライドなしで」
星屑「了解」
星屑「(これは、コストが足りなかったかな?)」
強力な〈超越〉ではありますが、
そのためには、グレードが合計3以上になるように、
手札を捨てなければなりません。
いちばん手っ取り早いのは、
「グレード3」のカードを1枚捨てることですが…、
問題は「グレード3」が手札に無い場合です。
特に、「グレード1」のカード3枚で支払うとしたら、
それはシールド15000を失うことになりますので…、
状況によっては、
〈超越〉したくてもできないということが、ままあるわけです。

▲しーぷは、リアガードを1体だけコールしました。
そしてバトルに突入します。
しーぷ「ヴァンガードでヴァンガードにアタック!」

▲しーぷは、「グルグウィント」でアタックしてきました。
さて、このバトルの順番ですが…、
本来、前列にユニットが3体いる場合は、
リアガード→ヴァンガード→リアガードの順がオススメです。
なぜかといいますと、
そう、スタンドトリガーとの兼ね合いがあるからです。
まず、片方のリアガードでアタックして、
次にヴァンガードでアタックします。
このドライブチェックで、
もしスタンドトリガー以外のトリガーが出れば、
それは、まだアタックしていない方のリアガードに与えて、
スタンドトリガーが出れば、
アタック済みのリアガードの方に与える…。
こうすることで、
スタンドトリガーが出ても、それ以外が出ても、
ムダなく対応していくことができるわけです。
しかし、しーぷはそうしませんでした。
なぜでしょうか?
実は、
しーぷのデッキにはスタンドトリガーが入っていないんです。
(代わりに、クリティカルトリガーが入っています)
※デッキの内容はこちらを参照
ですので、ヴァンガードからアタックして、
トリガーは前衛3ユニットに柔軟に振り分けられるようにした…と、
いうことなんですね。
さて、一番槍のヴァンガードに対して星屑は…、
星屑「薬研藤四郎でガード!」

▲シールド10000を張って、
▲パワーは11000対21000に。
その差は10000ですので、
トリガーが2枚乗ればアタックがヒットする状態です。
(いわゆる"2枚突破")
星屑はダメージ4ですので、
クリティカルトリガーが1枚でも出れば負けてしまいます。
かといって、
ここで2枚ともトリガーが出るとは思えませんでしたので…、
トリガー1枚まで耐えられる10000シールドを張ったわけです。
星屑「(ここでダブル・トリガーとか、)」
星屑「(さ、さすがにないよね…?)」
しーぷ「ツインドライブ!!」
しーぷ「ファースト・チェック!」
しーぷ「…トリガーなし」
星屑「(よしっ)」
しーぷ「セカンド・チェック!!」

▲2枚目はヒールトリガー!!
しーぷ「やった!」
しーぷ「ヒールトリガーゲット!」
星屑「またヒールか…!」

▲トリガーした時点で、ダメージは同点ですので、
▲しーぷのダメージは1点回復します!
(しーぷのダメージが星屑"以上"なら回復)
しーぷ「ダメージを1回復して、」
しーぷ「ディヴィニティランサーに+5000!」

▲しーぷのダメージは3点になり、
▲右列のリアガードの合計パワーは24000になってしまいました。
星屑「(ダメージ4から、またダメージ3に…)」
星屑「(いや、とりあえず、」
星屑「(残り2回のアタックをしのがなきゃ…!)」

▲左列の合計パワー17000に対しては、
▲シールド10000でガード!

▲右列の合計パワー24000に対しては、
▲シールド15000でガード!!
しーぷ「うーん、またもや一歩届かず…」
星屑「ふぅ…」
星屑、辛くも耐え切ることができましたが、
手札に残っているカードは「今剣」が1枚だけ…。
攻め手に欠く中、
次の攻撃はどうなるでしょうか…?
次回、最終回です!
次回:その1(4/4)
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