「メディナ」での得点方法は、大きく分けて2つです。
1つが、自分の"宮殿"からの得点。
自分の色の屋根が置かれている宮殿の建物コマ、小屋コマと、
それらに隣接する商人コマ、城壁コマから、
それぞれ1勝利点を得られます。
そして、もう1つがタイルからの得点です。
この"タイル"という要素によって、
プレイヤーたちは、どの宮殿を、あるいはどの塔を狙っていくか、
戦略を練る必要が出てきます…!
★宮殿タイル

▲4枚の宮殿タイル。
宮殿タイルは1色につき1枚あって、
灰色の宮殿タイルは1勝利点で、
オレンジの宮殿タイルは4勝利点で…と、
それぞれ勝利点が違います。
そして、その獲得条件は、
いちばんサイズの大きな宮殿を最後までキープしていることです。
つまり、
いちばん大きな灰色の宮殿を最後までキープしていれば1勝利点で、
いちばん大きなオレンジの宮殿を最後までキープしていれば4勝利点、
ということになります。
以下、具体的な例を見ていきましょう!
☆宮殿タイルの所有権
宮殿タイルは、
まず最初に、その色の宮殿に屋根を置いたプレイヤーが獲得します。

▲今回、紫宮殿に最初に屋根を置いたのは赤プレイヤーでした。
▲赤プレイヤーは、紫の宮殿タイルを獲得します。
その後、この紫宮殿よりサイズの大きな紫宮殿を
他のプレイヤーが確保したら、紫の宮殿タイルは、
より大きな紫宮殿を確保しているプレイヤーのものとなります。
赤プレイヤーの紫宮殿のサイズは4コマですので、
5コマ以上の紫宮殿を確保したプレイヤーがいたら、
紫の宮殿タイルは所有権が移るわけですね。

▲赤プレイヤーが4コマの紫宮殿に屋根を置いた後、
▲2番目に紫宮殿に屋根を置いたのは緑プレイヤーでした。
しかし、緑プレイヤーの紫宮殿のサイズは4コマ。
赤プレイヤーの4コマを超えることができませんでしたので、
紫の宮殿タイルの所有権は、赤プレイヤーのままです。

▲続いて、3番目に紫宮殿に屋根を置いたのは青プレイヤーでした。
青プレイヤーの紫宮殿のサイズは5コマで、
赤プレイヤーの4コマを超えましたので、
紫の宮殿タイルの所有権が、赤プレイヤーから青プレイヤーに移ります!
☆小屋コマも宮殿に含まれる
しつこいようですが、
"宮殿"には建物コマだけでなく、小屋コマも含まれます。
そして、小屋コマは屋根がある建物へ接続できますので、
これを利用すれば…、

▲宮殿のサイズを超えられてしまった後でも、
▲ふたたび抜き返して、宮殿タイルを奪還することが可能です!
赤プレイヤーは、2つの小屋コマを接続することにより、
紫宮殿のサイズを4マス→6マスに拡大し、
青プレイヤーから紫の宮殿タイルを取り返しました…!
こうして、宮殿タイルの奪い合いをくり返していき、
ゲーム終了時に、各色の宮殿タイルを所有しているプレイヤーが、
その勝利点を得ることができるわけです!
★塔タイル

▲4枚の塔タイル。
塔タイルは4枚あって、
それぞれ得られる勝利点が異なります。
そして、その獲得条件は、
それぞれの塔から伸びる城壁コマに、
最後に自分の宮殿を隣接させることです。
このとき、宮殿の色やサイズは関係なく、
とにかく最後に隣接させたもの勝ちとなります。
以下、具体例を見ていきましょう!
☆塔タイルの所有権
塔タイルも、
まず最初に、その塔から伸びる城壁に自分の宮殿を隣接させたプレイヤーが獲得します。

▲今回、4の塔から伸びる城壁に、
▲最初に自分の宮殿を隣接させたのは赤プレイヤーでした。
▲赤プレイヤーは、4の塔タイルを獲得します。

▲続いて、同じく4の塔から伸びる城壁に、
▲青プレイヤーが自分の宮殿を隣接させました。
塔タイルは、より後に隣接させたプレイヤーに所有権が移りますので、
青プレイヤーは赤プレイヤーから4の塔タイルを受け取ります。
☆小屋コマも宮殿に(以下略)
例によって、小屋コマも宮殿に含まれます。
ここで申し上げたいことは、
城壁に隣接するのは小屋コマでもOKということです。

▲青プレイヤーに4の塔タイルを取られてしまった赤プレイヤーは、
▲★のマスに小屋コマを配置することによって…、

▲4の塔から伸びる城壁に自分の宮殿を隣接させて、
▲4の塔タイルを取り返すことができます…!
☆商人コマの獲得
城壁への隣接は、後になればなるほど有利です。
なんてったって、塔タイルは、
最後に隣接させたプレイヤーのものになるのですからね…!
それでは、最初に塔タイルを獲得するメリットは、
一体どこにあるかというと…、
1の塔、2の塔、3の塔の塔タイルを、
最初に獲得したプレイヤーは、ボーナスの商人コマも獲得できるんです!

▲例えば、2の塔タイルを最初に獲得したプレイヤーは、
▲商人コマ2つも一緒に獲得できます。

▲1の塔を最初に獲得すれば商人コマ3つ獲得で、
▲4の塔は商人コマのボーナスこそありませんが、
▲塔タイル自体の勝利点が4点…!
序盤と終盤で、
プレイヤーたちが狙う塔は変わっていくわけです!( ̄▽ ̄*)

▲こちらが今回の内容のまとめです。
次回がルール確認の最終回で、追加要素のチェックになります!
「メディナ」 関連記事
→次回:追加要素
→ボードゲーム記事一覧
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「メディナ」での得点方法は、大きく分けて2つです。
1つが、自分の"宮殿"からの得点。
自分の色の屋根が置かれている宮殿の建物コマ、小屋コマと、
それらに隣接する商人コマ、城壁コマから、
それぞれ1勝利点を得られます。
そして、もう1つがタイルからの得点です。
この"タイル"という要素によって、
プレイヤーたちは、どの宮殿を、あるいはどの塔を狙っていくか、
戦略を練る必要が出てきます…!
★宮殿タイル

▲4枚の宮殿タイル。
宮殿タイルは1色につき1枚あって、
灰色の宮殿タイルは1勝利点で、
オレンジの宮殿タイルは4勝利点で…と、
それぞれ勝利点が違います。
そして、その獲得条件は、
いちばんサイズの大きな宮殿を最後までキープしていることです。
つまり、
いちばん大きな灰色の宮殿を最後までキープしていれば1勝利点で、
いちばん大きなオレンジの宮殿を最後までキープしていれば4勝利点、
ということになります。
以下、具体的な例を見ていきましょう!
☆宮殿タイルの所有権
宮殿タイルは、
まず最初に、その色の宮殿に屋根を置いたプレイヤーが獲得します。

▲今回、紫宮殿に最初に屋根を置いたのは赤プレイヤーでした。
▲赤プレイヤーは、紫の宮殿タイルを獲得します。
その後、この紫宮殿よりサイズの大きな紫宮殿を
他のプレイヤーが確保したら、紫の宮殿タイルは、
より大きな紫宮殿を確保しているプレイヤーのものとなります。
赤プレイヤーの紫宮殿のサイズは4コマですので、
5コマ以上の紫宮殿を確保したプレイヤーがいたら、
紫の宮殿タイルは所有権が移るわけですね。

▲赤プレイヤーが4コマの紫宮殿に屋根を置いた後、
▲2番目に紫宮殿に屋根を置いたのは緑プレイヤーでした。
しかし、緑プレイヤーの紫宮殿のサイズは4コマ。
赤プレイヤーの4コマを超えることができませんでしたので、
紫の宮殿タイルの所有権は、赤プレイヤーのままです。

▲続いて、3番目に紫宮殿に屋根を置いたのは青プレイヤーでした。
青プレイヤーの紫宮殿のサイズは5コマで、
赤プレイヤーの4コマを超えましたので、
紫の宮殿タイルの所有権が、赤プレイヤーから青プレイヤーに移ります!
☆小屋コマも宮殿に含まれる
しつこいようですが、
"宮殿"には建物コマだけでなく、小屋コマも含まれます。
そして、小屋コマは屋根がある建物へ接続できますので、
これを利用すれば…、

▲宮殿のサイズを超えられてしまった後でも、
▲ふたたび抜き返して、宮殿タイルを奪還することが可能です!
赤プレイヤーは、2つの小屋コマを接続することにより、
紫宮殿のサイズを4マス→6マスに拡大し、
青プレイヤーから紫の宮殿タイルを取り返しました…!
こうして、宮殿タイルの奪い合いをくり返していき、
ゲーム終了時に、各色の宮殿タイルを所有しているプレイヤーが、
その勝利点を得ることができるわけです!
★塔タイル

▲4枚の塔タイル。
塔タイルは4枚あって、
それぞれ得られる勝利点が異なります。
そして、その獲得条件は、
それぞれの塔から伸びる城壁コマに、
最後に自分の宮殿を隣接させることです。
このとき、宮殿の色やサイズは関係なく、
とにかく最後に隣接させたもの勝ちとなります。
以下、具体例を見ていきましょう!
☆塔タイルの所有権
塔タイルも、
まず最初に、その塔から伸びる城壁に自分の宮殿を隣接させたプレイヤーが獲得します。

▲今回、4の塔から伸びる城壁に、
▲最初に自分の宮殿を隣接させたのは赤プレイヤーでした。
▲赤プレイヤーは、4の塔タイルを獲得します。

▲続いて、同じく4の塔から伸びる城壁に、
▲青プレイヤーが自分の宮殿を隣接させました。
塔タイルは、より後に隣接させたプレイヤーに所有権が移りますので、
青プレイヤーは赤プレイヤーから4の塔タイルを受け取ります。
☆小屋コマも宮殿に(以下略)
例によって、小屋コマも宮殿に含まれます。
ここで申し上げたいことは、
城壁に隣接するのは小屋コマでもOKということです。

▲青プレイヤーに4の塔タイルを取られてしまった赤プレイヤーは、
▲★のマスに小屋コマを配置することによって…、

▲4の塔から伸びる城壁に自分の宮殿を隣接させて、
▲4の塔タイルを取り返すことができます…!
☆商人コマの獲得
城壁への隣接は、後になればなるほど有利です。
なんてったって、塔タイルは、
最後に隣接させたプレイヤーのものになるのですからね…!
それでは、最初に塔タイルを獲得するメリットは、
一体どこにあるかというと…、
1の塔、2の塔、3の塔の塔タイルを、
最初に獲得したプレイヤーは、ボーナスの商人コマも獲得できるんです!

▲例えば、2の塔タイルを最初に獲得したプレイヤーは、
▲商人コマ2つも一緒に獲得できます。

▲1の塔を最初に獲得すれば商人コマ3つ獲得で、
▲4の塔は商人コマのボーナスこそありませんが、
▲塔タイル自体の勝利点が4点…!
序盤と終盤で、
プレイヤーたちが狙う塔は変わっていくわけです!( ̄▽ ̄*)

▲こちらが今回の内容のまとめです。
次回がルール確認の最終回で、追加要素のチェックになります!
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